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SNSの投稿は信じられる?本当に信じて大丈夫?疑ったほうがいいよ。

SNSの投稿は信じられる?本当に信じて大丈夫?疑ったほうがいいよ。

こんにちは。遠藤(@webmaster_note)です。

Google検索は操作されているから、信じられない。SNSはみんなの投稿があるからいい。」こういう声を耳にすることってありますよね。

私はそういう意見に対しては「本当にSNSは信じられると思っているのなら、純粋だなー」と思っています。

ただ、Google検索を信じろ!というつもりも全くありません。「Google検索だろうが、SNSだろうがインターネット上の情報は、まず疑うべき」です。

Google検索も、SNSも信用してはダメです。

ネットのステマとは?過去の事例やステマしないための注意点 ネットのステマとは?過去の事例やステマしないための注意点

いつになっても「サクラ」や「やらせ」はなくならない

「SNSに投稿されているものは信用できる」という意見に対して、私は、信用できる根拠がわかりません。

顔を出して、名前も出して、どこの誰かわかっていたとしても、その人が投稿したものが、サクラややらせではない根拠にはなりません。

いまでいうインフルエンサーの人が「SNSは信用できる!」というのは、私からすれば当たり前です。なぜならSNSで影響力を強めたい人(それを収益源にしている人)が「SNSは信用できない!」とはいわないでしょう。

2012年にはアメブロで芸能人などがステマを行なって大きな問題となりました。

アメリカのトランプ大統領が疑われていた「ロシア疑惑」でも、選挙戦のときにSNS上で大量に投稿がされたのでは?という疑いがかけられました。

この偽情報キャンペーンでは、大統領選挙の何カ月も前から政治的不和の種を米国人の間に植え付けるため、FacebookやTwitter、YouTubeなどの主要ソーシャルメディアプラットフォームが利用されたと報告書には書かれているという。

SNSに大量投稿しトランプ氏を支援–ロシアによる選挙干渉の実態が報告書に – CNET Japan

PRであることを見せないようにしている人は多い

instagramYouTubeFacebook、それぞれに企業などから依頼を受けて投稿する場合には、それを明示するための機能があります。

ですが、instagramを見ていても、YouTubeを見ていても、PR(プロモーション)を明示する機能を使って、適切に投稿をしている人は少ないように思います。

ハッシュタグの最後に#PRをつけている人はいますが、私にはそれが「明示」に当たるとは思えません。

投稿内にPRであることを伝えていれば、まだ許容範囲かもしれませんが、記載はしているけど、投稿を見ている人に明確に伝わる形ではないのなら、真摯に対応しているとはいえないでしょう。

口コミ(高評価)をつくる代行屋も存在する

世の中には、口コミやレビューで、あたかもその商品やサービスを利用した利用者を装って高評価の投稿をすることを請け負っている人もいます。

そういった代行業をしている人は、実際に商品を使うことなく、その商品を褒める書き込みをしています。

こういったニュースで表に出てくるのは、口コミサイトや比較サイトの話が多いですが、SNSでは同じようなことが行われていないといい切れるでしょうか?

instagramやTwitter、YouTubeでも、同じように「口コミ」が作られていると考える方が自然なように思います。

対象を落としめるための「やらせ」もある

こういった「口コミ」や「レビュー」のサクラややらせ投稿のなかには、商品に対する良い評判を作るのではなく、逆に評判を下げることを目的としたものもあります。

競合他社の商品に対して、悪評を増やして、落としめる投稿をしている人たちもいます。

良い評判を増やす、悪い評判を増やす、どちらにしても、純粋にその商品やサービスを利用せず、報酬を得て、嘘の書き込みや投稿をする人たちがいることは、認識しておくべきでしょう。

Google検索も100%正しいわけではない

Google検索で表示される検索結果は、あくまでも「答え」の候補を表示しているだけです。

Google検索でSEOによって順位が操作されているという人は、10年以上むかしの認識でいるのかもしれません。

検索をして表示されたページが、どこの誰が公開しているものなのかがわからなかったり、あきらかに信ぴょう性に欠けることもあります。

もちろん、Google検索によって、わからないことが解消されたり、役に立つことも多いです。

疑うことは良いことであり、関心を持つことである

冒頭でも書いた通り、Google検索にしても、SNSに投稿されているものにしても、インターネット上で公開されている情報は、根拠なく、信用するのは危険です。

まずは疑いましょう!疑うことはよくないことだと思っている人もいますが、わたしは疑うことは良いことだと思っています。

というのも、疑うことは、その対象に対して関心を持つということです。逆にいえば、疑わずに思考を止めて信じるのは、その対象に対して無関心であるということです。

「本当にそうなの?」「なんで?」と疑い、疑問を持つ。そして、自分自身で信じられる情報なのかを判断することが必要だと思います。