Facebook広告を使って広告出稿をしている皆様。ビジネスマネージャ機能への移行はお済みですか?え?なんのことを言っているのかわからない?それはちょとヤバイかも。
実は2015年の2月16日からFacebook広告の出稿にはビジネスマネージャの使用が必須となっています。ビジネスマネージャはFacebook広告出稿以外にも複数人で企業アカウントを管理したり、外部の人間(代理店)もFacebookページの運営に関わる際に便利なんですよ。
Facebookのビジネスマネージャとは何か
今まではFacebookの個人アカウントを使ってFacebookページの管理や運用をしていましたよね。ですが、ビジネスマネージャを使うことで「ビジネス(企業)アカウント」を作り、Facebookページを管理&運用することが可能になります。
例えば「株式会社AA」というビジネスアカウントをビジネスマネージャで作成します。この株式会社AAという会社(ビジネスアカウント)において、誰(ユーザー)が、どのFacebookページをどの程度の権限を持って管理するのかが一元管理することができます。
広告アカウントの権限を誰が持つのかなども管理しやすいですし、社外の人間(代理店)のFacebookページの管理や運営への参加も管理しやすく(わかりやすく)なります。
ビジネスマネージャ(business.facebook.com)は、すべての広告アカウント、ページ、アプリ、および権限を、1か所でまとめて管理できるように開発されたツールです。/引用元:ビジネスマネージャでページ、アプリ、広告アカウントを集中管理/Facebook for Business
参考記事:Facebook広告出稿にはビジネスマネージャが必須に!導入手順詳細まとめ【保存版】- SMMLab(ソーシャルメディアマーケティングラボ)
ビジネスマネージャへの移行方法
まずはhttps://business.facebook.com/createへ行き「利用の開始」画面を開きます。
画面が開いたら指示に従って「基本データ」「名前(ビジネスアカウント)」「プロフィール(ビジネスアカウントを管理する人)」を登録しましょう。
ビジネスマネージャの各機能について
Facebookページの運用状況に応じて使う機能は異なると思いますので、主要な機能に絞って解説したいと思います。
ユーザーの管理
ビジネスマネージャにユーザーを追加することで、特定のFacebookページや広告アカウントで作業する権限を付与することができます。ビジネスマネージャに誰が関わるのかの管理です。
Facebookページと広告アカウントで作業する必要のあるすべてのユーザーをここに追加します。
- Facebookページと広告アカウントでのユーザーの役割を割り当てます
- 左側の名前をクリックして、各Facebookページや広告アカウントに割り当てられているユーザーを確認したり、役割を変更したりします
Facebookページの管理
ビジネスマネージャが管理するFacebookページで誰が管理&運用するのかを管理します。
アクセス権の申請と所有権の申請の違い
Facebookページを追加する際に「アクセス権を申請」するのか「所有権を申請」するのかで混乱するかもしれません。
自社でFacebookページを所有している(作成して運営している)場合には「所有権を申請」となり、代理店など自分のような社外の人間がクライアントのFacebookページを運営する場合には「アクセス権を申請」となります。
所有していないページで、権限が必要なページへのアクセス権をリクエストしてください(あなたが代理店に所属していて、Facebookページは広告主が所有している場合など)。
広告アカウントの管理
Facebook広告の出稿に必要な「広告アカウント」を管理します。ビジネスマネージャで管理する広告アカウントを誰が管理するのかを管理します。
広告アカウントのアクセス権と所有権
Facebookページと同じく「広告アカウントの追加」では「アクセス権」と「所有権」のどちらを選択するのかで迷われるかもしれませんが、Facebookページの時と考え方は同じです。
自社ですでに広告アカウントを持っている場合には「所有権を申請する」で広告アカウントIDを入力しましょう。広告アカウントIDはFacebookにログインして、広告マネージャ→設定と進むと確認できます。
代理店などで、クライアントのFacebook広告を管理&運用しているという場合には「アクセス権をリクエスト」を選択し、表示されるステップに従って設定をしましょう。
ビジネスマネージャでは「支払い方法」を追加することもできます。追加すると広告アカウントで支払い方法を選択できるようになります。企業Facebookページなどで「支払い方法」を会社のクレジットカードなどに設定することができますので、これまでよりも管理がしやすく(わかりやすく)なると思います。(今までも広告アカウントでユーザー追加は出来ましたが)
Facebookページの運用に必要なものは揃っている
主要なものをザッと載せましたが、ビジネスマネージャでは「アプリ」「製品カタログ」「プロジェクト」「共有ログイン」などの管理も可能です。
代理店向けの機能のように思われるかもしれませんが、社内で商品ごとのFacebookページを運営しているなど複数のFacebookページを管理&運用している場合に一元管理できのは便利です。
ビジネスマネージャにしてもFacebookページにしても広告アカウントにしても複数人が関わる場合は必ず「権限」をしっかり決めておきましょう。誰でも「管理者」などはリスクが高すぎるので止めましょう。
広告の支払い方法でも透明性が増すと思います。