文章術を勉強しているし、文章も書いている。だけどなかなか思っているような結果が出ない。そんな方の気づきになってくれたら嬉しいです。
先日、紙媒体でもWEBでも活躍されているプロのライターさんのお話を伺う機会がありました。その方から文章術と共にアドバイスをもらったのが「文章を書く上での土台となるもの」です。
文章術よりも大事な引き出しの数
引き出しの数。
これが文章を書く上での重要キーワードです。どんなに文章の書き方や伝え方を勉強したところで、引き出しが少なくてはどうしようもありません。
自分の専門的な内容や趣味など好きなことについて書いているから引き出しの数はあると思った方もいらっしゃるでしょう。それは井の中の蛙です。
文章でも動画でも写真でもなんでもそうですが「表現」をするためには、幅広い引き出しが必要です。医学書しか置いていない本屋ではダメなのです。紀伊国屋であることが必要なんです。
ライターさんからのアドバイスは、文章を書きたいのなら「術を追いかけるな」ということ。そして「小説を読みまくる」「映画を観まくる」「ドラマを観まくる」という事をしなさいということでした。
同じ文章術を教えても成果に歴然の差が生まれる。その差を生むのは「どれだけ【表現】の引き出しが多いか」だそうです。
「表現するための引き出し」を満たす
ケーキ職人といえばパテシエさんですね。パテシエさんはケーキの作り方ばかりを勉強しているでしょうか?
美術館に行ったり、写真展に行ったり、小説を読んだり、音楽を聴いたり、映画を観たりして「表現するための引き出し」を満たしている。
書いて書いて書きまくる日々
僕は文章術やビジネス、WEBマーケティングについて成果を出すのに十分すぎるインプットをしたと思っています。というよりも、セミナーに参加し、関連書籍を読みあさっているにも関わらず、まだ出来ていないとしたらそれは別に問題があると考えています。
「伝わる文章の書き方」や「WEBライティング法」など文章術を得ようと学ぼうとする人は多いです。その姿勢は素晴らしいことだと思います。
ですが、情報は得ただけでは意味がありません。「知っている=できる」ではないからです。子供の頃に自転車に乗る練習を思い出してみてください。自転車の乗り方を教えてもらっても、すぐに自由自在に乗れましたか?何度も何度も転びながら、補助輪を付けながら、思うように乗れるまで練習し続けませんでしたか?
剣を教えろっつったって・・・
そもそも・・・
来る日も来る日も数え切れないくらい・・・剣を振ることなしには話は始まらん
/引用元:バガボンド37巻
選り好みせずに読む&観る
小説を読み始めた
まずは「小説を読め」というアドバイスを実践すべく、話題の「火花」を読みました。自分には評価を適切に表現することができないのでレビューしませんが、「読んでよかった。これからも小説を読み続けよう」と思えました。そして、次の小説を読み始めています。
ちなみに過去に数冊読んだ小説の中で好きなのは「ワイルド・ソウル」と「告白」です。
映画も観始めた
映画を観始めたといっても、学生の頃は週に4本は映画を観るほど映画オタクでした。映画館に通うのは大変になったのでネットレンタルで借りまくっていました。古い映画大好きです。
映画が好きすぎて、映画館で観るのは必ず初回、飲食なんてありえない。簡単に言えば「デートで映画を観に行く?なにを言っているの?」っていうバカでした。
ここ数年は、映画を観る頻度も激減して、たまに映画館に行くぐらいだったのですが、復帰したいと思っています。さすがに映画館通いは大変なのでネットレンタルを使って観まくる予定です。
小説も映画も「気になったら読む&観る」という姿勢で進めていきます。
文章を書くのが好き
文系だったので高校の時に「国語表現」という授業がありました。一言で言うと作文を書く授業です。毎回、文章の書き方を習っては作文を書く。
ある時に作文を提出すると「遠藤は文章表現力がある。文章を書く仕事、向いているんじゃないか?」と言われました。文化祭を抜け出してT大のグラウンドでサッカーしちゃうような高校生が先生からのアドバイスを素直に受け入れるわけもなく、チャンスを逃して今を迎えます。
「あの時に・・・」なんて振り返っても仕方がないので、今できることをやっていこうと思います!
そんなわけで小説のレビューはまだ無理ですが、映画レビューはしていこうと思います。どこで書くか、それが問題だ。