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安いWEBサイトでSEOできるわけがない!サテライトサイトに潜む落とし穴。

サテライトサイトという言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。SEOにアンテナの立っている方ならなおさら聞き覚えがあるでしょう。

SEOでサテライトサイトを作る目的というのは「同業WEBサイトからの被リンクは有効だ」や「主要キーワード以外のキーワード対策」などいろいろ挙げられていますね。今回はこの「サテライトサイト」についてです。

中身がないサテライトサイトはスパムサイト

サテライトサイトとは簡単に言うと「メインのWEBサイトを強化(被リンクや流入UP)を目的にした自作自演のWEBサイト」です。サテライトサイトについて僕は基本的に取組むべきではないと思っています。というのも取組むことのリスクとコストが高すぎるからです。

「自作自演」というところに引っかかる方もいらっしゃるかもしれません。同じようなコンテンツのWEBサイトを乱立させればそれはスパム行為になります。ですが「サテライトサイト=完全悪」ということでもありません。

サテライトとは?

「サテライト」とは簡単に言えば「支店」や「衛星」です。メインではなくサブです。
参考:サテライト【satellite】の意味 – 国語辞書 – goo辞書

サテライトサイトの特徴として安価にWEBサイトを作ります。安価なので当然WEBサイトの中身もたかが知れています。iBoundを愛読してくださっている方なら今のGoogle検索を取り巻く状況やSEOについても理解が高いと思いますので、「そんな簡単に安く作ったサイトで成果が出せるの?」と思われていると思います。

僕も全く同感です。そんなWEBサイトが評価されることはないでしょうし、主要キーワード以外のキーワードでの上位表示が出来るとも思えません。そんなことでメインサイトへの流入が増えるとも思えない。あるとしたら被リンクぐらいですが、それもリスクが高い。というかブラックSEOですよね。

オウンドメディアと混同しないで

オウンドメディアとどう違うんだ?と思われるかもしれませんが、目的が全く違います。オウンドメディア(自社WEBメディア)とはWEBメディアです。企業がお客様やファンの方、これからお客様になってくれるかもしれない方(見込み客)に対して情報を発信し、関係性を積み上げることで売上に貢献していくというものです。

オウンドメディアの役割に流入元を増やすや関連キーワード対策などもありますが、それがメインではありません。サテライトサイトも突き詰めれば売上に貢献することが目的になるかもしれませんが、根本的な意識がズレています。

出発地点の違いです。お客様に有益だから別WEBサイトを立ち上げるのか、ただ単に自分たちのためにWEBサイトを立ち上げるのか。この違いが大きな差を生みます。

大事なことは「コンテンツの質」

サテライトサイトの問題点は「薄っぺらい」ということです。もしサテライトサイトのコンテンツの質を高いものにして、訪問者の人にとって有益なWEBサイトを作るのなら話は違うと思います。僕だったらメインWEBサイトにそのコンテンツを組込んむことをまず考えるでしょうし、オウンドメディア(自社WEBメディア)を構築することを考えると思います。

メインサイトに組込んでしまうと全体のまとまりがなくなってしまったり、遠い見込み客の人との接点として別WEBサイトを立ち上げることもあると思います。なんにしても大事なのはそのWEBサイト単体で評価されるような有益なWEBサイトであるかであり、お客様やファンの方のために必要かどうかですね。

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