企業ブログでブログ記事を投稿するのって、なぜ必要なのでしょうか。ブログなんだから投稿をするのは当たり前なのですが、ちょっとだけ立ち止まって考えてみたいと思います。
きっと今回挙げる事以外にも沢山の恩恵がブログ記事を投稿する事にはあると思います。
スモールキーワードを拾える
ビジネスブログとして狙えるキーワードは数が限られています。
ビジネスブログ全体(TOPページ)でキーワードを多く入れれば入れるほどサイト全体の専門性の割合が分散してしまうので、多くても3つですね。
SEOを考える上でビックキーワード(検索ボリュームが多く、上位表示の競合性が高いキーワード)で上位表示するよりも、複合キーワードやスモールキーワード(検索ボリュームが少なく、上位表示の競合性が低いキーワード)で上位表示するほうが効果的な場合が多々あります。
とはいえスモールキーワードでの上位表示を狙うために、いちいちビジネスブログを量産するのは労力がもったいない。だからこそ1WEBページとなるブログ記事が役に立つ訳です。
ブログ記事でビックキーワードの周辺に存在する「関連キーワード」「スモールキーワード」での上位表示を狙うことが出来ます。
ロングテールキーワードとも呼びますが1つ1つのキーワードの検索ボリュームは少なくとも「塵も積もれば山となる」です。
ビジネスブログの厚みが増す
英単語辞書を想像してみてください。10ページしかない辞書と1000ページある辞書、どちらが価値が高いでしょうか。
もちろんページ数が多ければ良いという訳ではありません。中身が伴っていなければ話になりませんが、ビジネスブログでも同じです。
特にGoogleではインデックス(Googleに保存されたページ情報)されている数が多い方が評価も上がりやすくなります。
ちなみに自分のサイトのページがどれだけインデックスされているかはウェブマスターツールまたは「site:URL」で検索すると確認することが出来ます。
あなたの専門知識への信頼の獲得
ビジネスブログで「おはようございます! 今日はいい天気ですね」や「今日はこんな服にしました」などの有名人のマネはNGです。残念ながら有名人でも著名人でもない人の私生活なんて誰も興味ありません。(1.5〜2割ぐらいは個人を出しても良いと思います)
そうではなく、あなたの専門分野について記事を書きましょう。専門分野についてあなた自身の視点、見解を含めた記事を書くことで、あなたの専門性への信頼は高まります。
ビジネスブログで専門分野でのあなたの知識や経験を共有することで、信頼を得ることができれば、それはコンバージョンの向上にもつながります。
参考動画:【キュレーション】情報が溢れる今だからこそ、価値がある個性の出し方 – YouTube
被リンクの獲得
まさかもう被リンクを買うなんて自虐的なことをしている人はいないと思いますが、今でも被リンクは重要です。問題なのは集め方です。
被リンクが自然発生(こちらからの依頼、自作自演ではない)した場合は悪ではありません。
単純明快です。人の役に立つ記事はこちらが被リンクを集めようとせずとも自ずと集まります。被リンクを集めるための行為をリンクベイトと呼びますが、当然やり方によってはスパムとなります。
被リンクを集めたいのなら「人の役に立つ記事」を書きましょう。士業、コンサルタント、セミナー講師、カウンセラー、コーチなど「お客様の問題を知的財産で解決するお手伝い」をしているひとなら難しいことではないはずです。
「人に教えたくなる記事」「シェアしたくなる記事」などもありですね。
知識が整理されて深みが増す
他人に説明している時に、その事柄の理解が深まったり、認識が整理されたりすることはよくありますよね。
専門知識とは当人からすると「ごくごく当たり前のこと」なので、普段は考えずとも出来ることです。それを文章かして、分かりやすく伝えようとすると突然難しくなります。
日本語教師の勉強をしている時の話ですが、日本人なので日本語を日々の生活では当たり前に使っています。会話するときも文章を書くときも「動詞、形容詞、副詞」などといちいち意識していないため「日本語」を説明しようとすると突然、難しく感じました。
ですが文法を説明するために意識すると「これはなぜこうなのか?」「どういう意味なのか?」と疑問を持つとフワッと認識しているところも明確になり日本語への理解が深まりました。
これと同じようにブログ記事を書く(具現化する)ことで、あなたのなかの無意識の知識が意識され、あなたの知識や経験自体が深みをますはずです。