こんにちは。遠藤(@Satoshi_Endo_jp)です。コンテンツマーケティングやオウンドメディアに注目が集まって、ブログ記事を書く機会が増えたという方もいらっしゃると思います。
それ以外にも、メールマガジンやSNSの投稿など、文章を書く回数が増えているWeb担当者もいらっしゃるでしょう。
私も、WEBマスターの手帳(@webmaster_note)以外にも、クライアントのオウンドメディアの記事を編集したり、メールマガジンの作成など、文章を書く機会が多いです。2018年の秋頃から、その回数がかなり増えたこともあって、文章チェック(校正・校閲、推敲)の工数が増えました。
そこで、前々から気になっていた「文賢」を使い始めてみました。
文賢は文章を書く機会が多い人にオススメ!
日本語教師の有資格者として「日本語表記ルールブック」などを参考にして、日本語表現には気をつけているつもりですが、どうしても見落とすこともあります。
文賢は、そういった見落としや、細かなミスを機会がチェックして、指摘してくれるので、とても助かっています。
私が、文賢を使い始めて「これは便利だ!」と思う点は、次の3つです。
- 客観的に文章をチェックしてくれる
- 自分だけのルールが設定できる
- チェック方法が充実している
一つひとつ書く前に、まずは「文賢」について、紹介しておきましょう。
文賢
文賢は株式会社ウェブライダーが提供しているWebサービスです。ソフトをPCにインストールするのではなく、Webブラウザ上で利用します。
文章を入力画面にコピペするだけで、文章をチェック(校正・校閲、推敲)してくれます。
「文賢(ブンケン)」はライターやブロガー、編集者、マーケター、広報、経営者など、あらゆる人のライティングを助けるために生まれた「校閲(こうえつ)・推敲(すいこう)支援ツール」です。
あなたが書いた文章を入力すれば、100を超える独自のチェックをおこない、文章の改善点をリアルタイムで指摘します。
出典元:文賢
文賢のWebサイト→【文賢】は100を超える独自の判定ロジックを用い、あなたの書いた文章の改善点を指摘します。
株式会社ウェブライダーといえば、SEOで有名な松尾さんの会社ですね。
客観的に機会が文章をチェックしてくれる
文賢は、校閲支援と推敲支援を機械が自動でチェックしてくれる校正・校閲、推敲ツールです。
文賢の校閲支援
校閲支援でチェックできるもの
- 誤字脱字
- 誤った言葉
- 誤った敬語
- 気をつけるべき商標と固有名詞
- 誤用しやすい言葉
- 話し言葉・砕けた表現
- 重複表現
- 半角カタカナ
- 機種依存文字
- 差別語・不快語
- ポリティカル・コレクトネス
文賢の推敲支援
推敲支援では、接続詞や閉じて書くか、ひらいて書くかなど「読みやすさ」のチェックをしてくれます。
推敲支援でチェックできるもの
- 接続詞のハイライト
- 同じ助詞の連続使用
- 同じ文末表現の連続使用
- 二重否定表現
- 一文に読点が4つ以上存在していないか
- 50文字以上の文に読点がないか
- 漢字で書くほうがよい言葉
- ひらがなで書くほうがよい言葉
- カタカナで書くほうがよい言葉
- 句点や記号のあとに改行がないか
- 句点や記号以外で改行しているか
- 記号が全角に統一されていないか
- 英数字が半角に統一されていないか
- 自分ルール
最後の「自分ルール」というのは、文賢では「閉じる」「ひらく」など、自分たちのオリジナルのルールを設定することができます。
「自分のルール」以外は、文賢に設定されている「辞書」をもとに推敲のチェックがされます。
推敲については、会社ごとに「こうしよう」という決めごとがあると思います。その決めごとを取り入れて、文章のチェックができるのは、とても便利ですね。
自分たちの「価値観」をリセットされずに済むのは、ありがたいかぎりです。
忘れがちなポイントをアドバイスしてくれる
文賢には、上記以外にも、文章表現の参考を見ることができる「文章表現」や、文章に関するアドバイスをチェックできる「アドバイス」といった支援機能があります。
とくに「アドバイス」機能は、ついつい忘れがちな「文章を書くときに大事な注意点」を確認することができるので、とても助かっています。
文章の確認方法が充実している
文賢には、機械によるチェック以外にも、文章の確認ができる機能が用意されています。
たとえば、文字数や漢字の使用率をチェックしたり、表示幅を変更して、文章の表示を確認することもできるのです。
さらに、文章を「明朝体」や「音声読み上げ」をしたり、「印刷」をすることもできます。
音声読み上げをすると、目で読んでいるだけでは気がづけないところに気づくことができます。紙に印刷をすると、PCの画面で見ているだけでは気がつけないところに気づくこともできますよね。
Chromeの拡張機能もある
文賢には、Chromeの拡張機能もあります。Web上の文章を選択して、右クリックをするだけで「文賢に送る」ことがきます。
Webブラウザで読んでいる文章を、いちいちコピペしなくても、簡単に文賢でチェックできるので、便利です。
文章を書く機会が多い人にはオススメのツール
私は、たいてい記事で、文章を書くのとマークアップ(HTMLの記述)を同時に行なっています。そのため、マークアップをした文章(HTMLタグが含まれた文章)を、そのままチェックできるのも、ありがたいポイントです。
HTMLタグがあるとエラーになってしまうと手間ですが、マークアップも済ませた後に、文賢でチェックをして修正をしています。
これだけ、便利で魅力的な文賢ですが、利用するには、初期費用が10,800円、月額1,980円がかかります。
Webサイトの更新だけをしているような場合など、文章を書く機会が少ない人には、割高に感じてしまうかもしれません。
ですが、毎月、メールマガジンを書いている人や、Webコンテンツ(ブログ記事など)を書いている人、SNSの投稿を担当している人には、コスパのよいツールになるでしょう。
自分で日本語表記を勉強したとしても、ミスは生じてしまうでしょう。ミスをなくすために、チェックを繰り返すよりも、文賢を使ってチェックをすれば、作業時間を減らすことができます。
ライティングや文章を書く機会が多い人は、文賢の導入をお勧めします!