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フリーランスのWeb担当者が5年をかけて報酬が2倍になった話

フリーランスのWeb担当者が5年をかけて報酬が2倍になった話

こんにちは。遠藤(@Satoshi_Endo_jp)です。今回は、フリーランスとして仕事をしている私の経験を1つシェアしたいと思います。

先日、2018年の8月から、クライアントの1社で報酬が2倍になることが決まりました。新たな報酬額に身の引き締まる思いです。

今回の報酬アップは、私からクライアントに報酬アップの要望を出し、それが通ったものです。

報酬アップとなったクライアント(以下、A社)とは、5年(6年目)のお付き合いなのですが、5年目にして、報酬アップとなった背景や、報酬アップのために、私が何をしたのかについて、残しておこうと思います。

A社での私の仕事と使命について

今回の報酬アップになったクライアントでの私の仕事は、Webマーケティング担当です。

Webマーケティング担当といっても、ただ施策や戦略を考えるだけではなく、Webサイト(ECサイト)の更新や管理やソーシャルメディアアカウント(FacebookページTwitterLINE@、YouTube、ブログ)の運用、メールマガジンの配信、ネット広告の出稿など、必要なものは全てをこなしています。

私の使命は、Webを使って売り上げを増やすことです。そのために必要なことは、自分の手を動かして取り組みます。

もちろんSEOやGoogleアナリティクスを使った分析などもしています。ちなみに主要な検索クエリでは、上位3位以内にA社のECサイトが表示されています。

報酬が2倍になるまでにやったこと

日々、ECサイトの改善や新たな施策の企画などをしているわけですが、そんな私の報酬が2倍になるまでにやったことはシンプルです。

それは、Webを通じた売り上げを増やし、利益アップをした。ただこれだけです。

実はA社の社長さんは、人格者で、本当に他人を思いやる素晴らしい方で、2016年からは年に数回のボーナスをくださったり、社員旅行に招いてくださっていました。

実際は、もっと早くに報酬アップができた可能性はありますが、報酬アップを切り出すまでに5年をかけたのには理由があります。

リクープラインを意識して貢献をする

売り上げを増やして貢献したのなら報酬が2倍になっても当然だろうと思われるかもしれません。ですが、小規模企業において、報酬を2倍にするのはなかなかハードルが高いことです。

なんの理由もなく報酬を2倍にしてほしいと言っても、なかなかYESとはなりません。

YESをもらうにしても、気持ちよくYESを言ってもらいたいので、私は、自分の報酬について、個人的に1つの基準を持っています。

まず私が意識しているのが、リークプラインと呼ばれるものです。損益分岐点と言ってもいいでしょう。

リクープライン

そして、私が関わることで生み出された利益(リクープラインを超えた売り上げ)が、私への報酬の4倍であることを基準にしています。

例えば、私の報酬が、1ヶ月に15万円ならば、最低でも60万円の利益が作れていなければいけないということです。そして、1ヶ月の報酬を15万円から30万円にしたければ、月に120万円の利益(自分に起因する)を作り出すことが目標値となります。

単月で4倍を超えたとしても、それが継続されなければ、無茶な要望になってしまうでしょう。そのため、希望する報酬に対しての目標値を安定的にクリアできるまでに5年がかかりました。

実際は、私への報酬以外にも、様々な諸経費が発生していますし、売り上げは、私一人で成り立つものではありませんので、ゆるめの目標値かもしれません。

本当は4倍ではなく、6〜8倍ぐらいを最低ラインにしたほうがいいかもしれません。また契約時に、報酬のアップについて取り決めをしておいたほうが、いいかもしれません。

ですが、あくまでも個人的な目標値まで、シビアな厳しい基準にしてしまうと、逆効果になってしまいます。多少ゆるくても、自分の報酬に対しての貢献度の目安として、最低ラインを意識していることは、やりがいも生まれます。

あまりにも目標値に縛られてしまうと、他の人へも過度な要求をしたり、プレッシャーをかけてしまうかもしれません。多少の遊び(車のハンドルのような)があるぐらいの目標ラインが、ちょうどいいと思っています。

報酬アップについては、目標値を超えたら、報酬アップを要望してみる。もしNOと言われたら、もっと目標値をあげればいいだけのことです。

今回は、この目標値を基準に、報酬アップを切り出し、報酬アップが実現できたので、今後もさらに上を目指して邁進していこうと思っています。

この話が、他のフリーランスの方の参考になれば嬉しいです。それではまた。