ソーシャルメディアへ取り組み始めようとする企業にとって、どのソーシャルメディアを使えば良いのかは悩みどころだと思います。
日本国内で企業に使われているソーシャルメディア14個の特徴を紹介します。さすがに1つ1つのソーシャルメディアの機能や特徴を全て掲載すると膨大になってしまうので、企業が「取り組むソーシャルメディア」を選ぶのに参考になる程度で掲載しています。
使っている人特徴使う目的向いている業種
- 国内ユーザー数:2,400万人
- 月間アクティブ率(1ヶ月に1回利用するユーザーの割合):53.1%
- 年代:25〜65歳
- 実名制
- いいね!、シェア、コメントによるコミュニケーション
- 文章、写真、動画、gif画像などの形式に対応
- タイムラインによって投稿が流れる「フロー型」
- 企業はFacebookページを作成して顧客やファンとつながる
- Facebookページには「インサイト(アクセス分析)」が備わっている
- Facebook広告の出稿が低額からできる
- 懸賞、検定クイズ、診断など様々なキャンペーンが開催できる(アプリを使用)
- 既存顧客との距離を縮める(ファン化)
- カスタマーサポート(簡易)としての顧客満足度の向上
- いいね!やシェアなどによる情報拡散、ブランドや商品の認知拡大
- Facebook広告による新規顧客獲得
- 顧客の意見をすくい上げる
- BtoB,BtoCどちらも可
- どんな業種でも活用は可能
参考事例
使っている人特徴使う目的向いている業種
- 国内ユーザー数:1,980万人
- 月間アクティブ率(1ヶ月に1回利用するユーザーの割合):60.5%
- 年代:10代〜20代がメイン
- 実名制に抵抗を感じる「主婦層」の利用も多い
- 匿名可
- リアルタイム性と拡散力が非常に高い
- お気に入り、リツィート、コメント付きリツィート、リプライ(返信)によるコミュニケーション
- 1人で複数のアカウントを持つことができる
- 文章、写真、動画などの形式に対応(基本は文字のみ)
- 文字数制限(140字)がある
- タイムラインによって投稿が流れる「フロー型」
- ハッシュタグが愛用されている
- 炎上が起こりやすい
- 検索性が高く、ユーザーの投稿を探しやすい
- リツィート、ハッシュタグによる情報拡散
- リアルタイムでの情報発信
- 既存顧客との距離を縮める(ファン化)
- 顧客の意見をすくい上げる
- Twitter広告の出稿による認知拡大
- BtoC
参考事例
LINE
使っている人特徴使う目的向いている業種
- 国内ユーザー数:5200万人
- 月間アクティブ率(1ヶ月に1回利用するユーザーの割合):90.6%
- 年代:10代〜20代がメイン
- 匿名可
- 通話やメッセージを送るのがメイン
- スタンプによるコミュニケーションが盛ん。
- 外部からはコミュニケーションが見えない(クローズドな会話)
- 連絡手段として使われるため、プッシュ通知が有効
- 企業はLINE@を使ってアカウントを作成する
- LINE@ではクーポンの配布やアンケートなども実施可能
- 拡散力は低い
- 1対1の会話による関係性の向上
- カスタマーサポートとしての窓口
- 既存顧客との距離を縮める(ファン化)
- 顧客の意見をすくい上げる
- BtoC
- 店舗型ビジネス(O2O)
- EC
参考事例
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使っている人特徴使う目的向いている業種
- 国内ユーザー数:非公開
- 月間アクティブ率(1ヶ月に1回利用するユーザーの割合):70.7%
- 年代:20代〜30代(特に女性)がメイン(予想)
- 匿名可
- Twitterの写真版のイメージ
- お気に入り、コメントによるコミュニケーション
- フィルターを使った「おしゃれな写真」を投稿するのがメイン
- 動画にも対応
- FacebookやTwitterなど他のソーシャルメディアとの互換性もある
- タイムラインによって投稿が流れる「フロー型」
- 拡散力は低い
- 写真を使った視覚的なブランディングやプロモーション
- 視覚的アピールがしやすいコンテンツを持つ業種(物販や場所に関わる業種)
参考事例
使っている人特徴使う目的向いている業種
- 国内ユーザー数:非公開
- 月間アクティブ率(1ヶ月に1回利用するユーザーの割合):73.4%
- 年代:20代〜30代(特に女性)がメイン(予想)
- インタネット上で写真や画像を集めて(ピンして)アルバムボード(コルクボードに写真を貼っている)を作る
- YouTube動画をピンすることも可能
- FacebookやTwitterなど他のソーシャルメディアとの互換性が高い
- 拡散力はそこそこ(ピンされることで広がる可能性あり)
- ピンやボードのフォローによるコミュニケーション
- タイムラインがなく、ピンした画像が流れない「ストック型」
- 写真を使った視覚的なブランディング
- 写真やYouTubeにアップロードした動画などをカテゴリー分けして整理する
- 視覚的アピールがしやすいコンテンツを持つ業種(物販や場所に関わる業種)
- 大量の動画コンテンツを作れる業種
参考事例
YouTube
使っている人特徴使う目的向いている業種
- 国内ユーザー数:非公開(5,100万人/推定)
- 年代:10代〜50代
- 動画コンテンツ向け
- 世界で2番目の検索プラットフォームでもある(検索性が高い)
- Googleが運営しているため、Google検索との相性が良い
- 企業アカウントはYouTubeチャンネルにて作成する
- 高評価、低評価、コメントによるコミュニケーション
- FacebookやTwitterなど他のソーシャルメディアとの互換性が高い
- 拡散力は高い
- ユーザーはチャンネルを登録することでフォローする
- ライブ(生配信)も可能
- 動画広告の出稿も可能
- 既存顧客との距離を縮める(ファン化)
- 動画を使ったブランディングやプロモーション
- 情報発信、カスタマーサポートなど
- BtoB、BtoCどちらも可
- どんな業種でも活用できる
参考事例
ブログ
使っている人特徴使う目的向いている業種
- 国内で公開されているブログ数(個人、企業含む):1690万(2008年)
- 更新されているブログ:300万(2008年)
- コンテンツの保管場所になる
- ソーシャルメディアのハブになる
- コメント欄やソーシャルメディアへのシェアなどによるコミュニケーション
- 自社でサーバーを用意することで、全てにおいて決定権を持つことができる
- 自社の権限下で自由に情報発信をすることができる
- ソーシャルメディアとの連携は自由自在
- Google検索、Yahoo検索などの検索にも対応できる
- コンテンツは蓄積されていく「ストック型」
- 情報発信の中心地
- ブランディング、プロモーション
- カスタマーサポート
- 新規顧客獲得
- BtoB、BtoC
- どんな業種でも活用が可能
参考事例
Tumblr
使っている人特徴使う目的向いている業種
- 国内ユーザー数:非公開
- 月間アクティブ率(1ヶ月に1回利用するユーザーの割合):不明
- ブログ記事や写真、動画など様々なコンテンツを集めてキュレーションブログが作れる
- テキスト、画像、Gif画像、引用、リンク、チャット、音声、動画、質問など様々なコンテンツに対応している
- ブログとSNSをかけて2で割ったようなメディアを作れる
- カスタマイズ性が高く、WEBサイトのようにも作れる
- FacebookやTwitterなど他のソーシャルメディアとの互換性がある
- 拡散力はそこそこ(リブログにより広がる可能性あり)
- コンテンツは「フロー型」であり「ストック型」でもある
- 日本国内ではまだまだ広がりきれていない
- 業界のニュースや自社のニュースなど情報まとめサイトを作る
- どんな業種でも活用は可能
参考例
mixi
使っている人特徴使う目的向いている業種
- 国内ユーザー数:非公開
- 月間アクティブ率(1ヶ月に1回利用するユーザーの割合):60.3%
- 年代:30代〜50代の実名制に抵抗がある人がメイン(予想)
- 匿名可
- コミュニティ機能によるコミュニティは健在
- コアなユーザーは意外と多い
- 企業アカウントはmixiページにて作成する
- 実名制に抵抗があるユーザーへのアプローチ
- BtoC
- 教室運営などカルチャー系のスモールビジネス(企業として取り組むメリットは少ない)
参考事例
使っている人特徴使う目的向いている業種
- 国内ユーザー数:非公開
- 月間アクティブ率(1ヶ月に1回利用するユーザーの割合):23.9%
- 年代:20代〜30代がメイン(予想)
- 転職、求人向け
- ビジネス的なつながりを作る
- ビジネス関連のグループは内容の濃い投稿が多い
- 日本国内では、利用がまだまだ広まりきれていない
- グローバル人材の求人
- 中小企業以上の規模の企業
参考資料
ソーシャルメディアの利用率(サービス毎・年代別)/総務省調べ
平成25年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査/総務省 情報通信政策研究所