はじめてのWordPress入門講座【基礎知識・基本的な使い方・トラブル対応】

上位表示しただけでは喜べない!検索結果でのクリック率を必ずチェックしよう。

SEOでGoogle検索の検索結果の上位に自社WEBサイトが表示されると嬉しいですよね。でも上位表示されたら万事OKなのでしょうか?

上位表示しているけど全然WEBサイトのアクセス数が増えていないというのは、よくある話です。悪質SEO業者などは上位表示することをゴールとしていて、そこからWEBサイトの訪問者数が増えるかどうかは全く意識していないものです。

上位表示よりも大事なクリック率

検索結果に表示されているけど、アクセスがないというのは、コンビニで商品棚に自社商品が置いてあるけど、お客様に全然手に取ってもらえないような状態です。

一言で言えば「選ばれていない」状態。せっかく上位表示しても選んでもらえていないのは大きな機会損失です。

アクセスがない理由

上位表示しているのにアクセスが無い理由は幾つか考えられますね。

  • 上位表示している検索キーワードで検索している数(母数)が少ない or ない
  • 検索しているユーザーのニーズと合っていない
  • WEBページのタイトルが良くない
  • 概要(スニペット)が良くない

検索結果での自社サイトのクリック率を調べる

検索結果に表示されている自社サイトのクリック率を調べるには「ウェブマスターツール」を使います。

参考:SEOに有益な情報が得られるウェブマスターツール【検索トラフィック】 | WEBマスターの手帳

ウェブマスターツールの検索クエリ

ウェブマスターツールの検索クエリ

ウェブマスターツール→検索トラフィック→検索クエリと進むとWEBサイトの検索結果上での状況を確認することができます。

具体的にはWEBサイト全体の検索結果での表示回数、クリック数。「検索キーワード」ごとの表示回数、クリック数、クリック率、平均掲載順位を観ることができます。

検索キーワードに表示されているキーワードをクリックすると「表示されているWEBページ」が表示されます。

「変動率付き」をクリックすると各数値の変動率も確認することができますので、急激な変動にも気を配っておきましょう。
検索クエリの変動率

クリック率の目安

現在のGoogle検索はキーワードに応じて地図が表示されたり、動画が表示されたり、画像が表示されたり、最新情報(ニュース)が表示されたりと変容していますので、一概に何%が基準と言いがたいところではあります。

固有名詞(会社名など)での検索結果でのクリック率が低いというのは、なかなかありえないように、検索キーワードにもよるでしょう。

ですが、あえて目安とするならば一般的な数値として、1位:31.24%、2位:14.04%、3位:9.85%、4位:6.97%、5位:5.50%という調査結果が参考になると思います。

参考:Google検索結果クリック率、1位は31.24%、3位は9.85% AWR調査 (2014/07):SEMリサーチ

クリック率が低い場合の改善点

検索ボリュームがあるにも関わらずクリック率が低い場合はページタイトル、概要(meta discription)を修正しましょう。

そもそも検索結果の5位以内に入っていないとクリック率云々の前に改善すべきところがあると思います。

実際の検索結果を見てみる

クリック率が悪い検索キーワードで実際に検索をしてみましょう。この時に必ず自分の検索履歴の影響を受けないようにシークレットモードで検索しましょう。

検索結果で他にどんなWEBページが表示されているのか。そのページのタイトルや概要はどんなことが書かれているのか。をチェックしましょう。これも競合分析です。

ページタイトルを手直しする

検索結果

ページタイトルはとても大事です。検索した人が検索結果に並ぶページタイトルを見て「このページが自分には有益そうだ」と思える必要があります。

タイトル内にキーワードが含まれているのは当然として、ページの内容が想定できる必要がありますね。「フリーランス 確定申告」と検索しても「青色申告」なのか「白色申告」なのか「初めての人向け」なのか「節税方法」なのかなど検索している人が自分のニーズと合っていると判断できる情報が必要です。

概要(スニペット)を手直しする

ページタイトルの下に表示される概要(説明)部分も、WEBページの概要として適した内容を書きましょう。SEOを意識することも大事ですが、過剰に意識すると逆効果です。

タイトルも概要もWEBページごとに異なるはずです。そのページに適した内容を書くようにしましょう。

上位表示はゴールではない

上位表示することは大事です。でもそれが全てではありません。なぜ上位表示する必要があるのか?を決して忘れないでください。