はじめてのWordPress入門講座【基礎知識・基本的な使い方・トラブル対応】

ダイニングバーで起こった化学反応。店長が見せたエンパワーメント。

前年度の3倍の売上をあげていた日々

学生時代の話です。バー、英国風PUB、ダイニングバーなどでバイトをしていたのですが、
その中でもホールリーダーとして働いたダイニングバーでは最高の上司(店長)に恵まれました。

この最高の店長のおかげで、スタッフの意識が変わり最終的には「日の売上が前年度、同日の3倍」という店に変わりました。

たった一言で志が変わった

お前の好きなようにやれ、もし客に何か言われたら全部、俺が責任をとってやる。

この一言で自分の志が変わりました。
「この人(店長)のために働こう。絶対に売上を上げてやる!」

思いついたアイディアは片っ端から実行し、大学で講義を聴いている時も「アイディア」を考えて出勤するのが楽しくてしょうがない日々。店長は「こういうことをしようと思います」と言いに行くと「いちいち聞かないでいいから!」と怒るほどでした。

各スタッフも意識が高くて、仕事が出来る人ばかりだったので、キッチンやバーカウンターのスタッフともケンカ(向上するためのケンカ)もよくしてました。他店舗からヘルプで来た人との意識が違いすぎて、ヘルプで来た人を「邪魔だから」と言って帰したほどの熱気を持っていました。

30年弱しか生きてませんが、その中でもあの時ほど「最高のメンバーで仕事をして、働くことで自分が活性化した時」はありません。

※実際に何をした(施策)かは、お店の環境や状況などを説明しないと伝わらないので割愛します。
※スタッフが強すぎて、調子に乗った客と平気で喧嘩しちゃうような店でした。苦笑

化学反応を起こした3つのポイント

どうして、あれだけ最高のチームが出来上がったのか?
どうして、働くことが気持ちよく、幸せを感じたのか?

  • 店長が各スタッフを完璧に信頼して、各スタッフに施策を実行する自由(権限)を与えた(エンパワーメント)
  • 店長が持つ「想い」をスタッフと共有し、スタッフも共感した。
  • スタッフの向上心が高く、もともと仕事ができる人間であった

この3つのポイントが相乗効果を生み、化学反応を引き起こした。

与えられた業務目標を達成するために、組織の構成員に自律的に行動する力を与えること。ビジネスにおけるエンパワーメントの特徴は、「自律性を促し」、「支援する」ことにある。エンパワーメントの意味 – MBA経営辞書 – goo辞書

信じること。それに答えようとする心

スタッフを信じること。それも「信じた結果、どうなっても自分が責任を持つ」というレベルで信じること。
その言葉をスタッフに信じてもらえるように想いを共有する、ごちゃごちゃと口を挟まない、あとから文句を言わないなど行動で示すこと。

そしてスタッフが「「この人(上司)の名を社内で上げること」を目標にするほど惚れさせること。

スタッフは、それだけの信頼を得られる仕事をすること。
上司の期待に答えようと、積極的に(待ちの意識では無理)自律的に動くこと。

これが実現しているチームは、絶対に成果を上げると思います。