企業ブログをスタートさせたけど、更新が滞りがち。更新が減り始めて、いつの間にか更新が止まり、企業ブログは死んでいく。
ブログの実態に関する調査研究(総務省 情報通信政策研究所)によればブログを3年後もアクティブに更新しているのは3%です。1年後でさえ30%。これほど更新を続ける事は難しい。
100点を求めるから、行き詰ってうまくいかなくなる
ビジネスブログを始めようという人、ビジネスブログを初めたばかりの人に多いのが「行き詰り」です。
(これはホームページを公開する場合にも往々に当てはまります。)
どういうことかというと初期段階で完璧を求めすぎてしまうのです。公開の段階で完璧なものが出来上がっていないと嫌だという想いを持ってしまいがちです。
この想いを持ってしまうと先に進まなくなってしまったり、進むのが辛くなってしまいます。
良いものとは作り上げていくもの
最初から完璧を求めてしまうと、完璧になるまで次に移れなくなってしまいます。
例えば「デザインが完璧ではないから公開できない」「記事のクオリティが高くないから公開できない」などなど、いつまで立ってもスタートが切れない負のループに陥ってしまいます。
スタート段階で完璧な良いものなど、この世にほとんどありません。どんなに完璧だと思っても、修正点や改善点は出てくるものです。
要するにPDCAサイクルを回すということですね。
事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進める手法の一つ。Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4 段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善する。PDCAサイクル – Wikipedia
アクションを起こして、検証して、改善させていく。何事もそうやって良いものが出来上がっていくと思います。
完璧を求めすぎている人はPlan(企画、計画)のところで止まってしまいます。そして、いつまでたってもDo(行動)に進むことができません。
公開は通過点でしかない。ゴールは遥か彼方
ホームページでもブログでもソーシャルメディアアカウントでも公開すれば成果がでる。売上が上がると「魔法の杖」のように思わせ、顧客を惑わしてきたWEB制作側の責任は大きいと思っています。
WEBサイトの公開はゴールでもなんでもありません。WEBサイトの成功を決めるのは公開ではなく運営です!
デザインやレイアウトはヒドいけど、コンテンツの量が多くて辞書のようになっている病院のホームページがあります。この病院はseoでも集客でも他は敵わない状態になっています。
もちろん今更ソーシャルメディアを活用する必要もないのです。
この見解についてはホームページで「アート的デザイン」は重要ではない3つの理由 をお読み頂けると幸いです。
料理と同じ
普段の食事を作るときに、3つ星イタリアンのメニューを求めて料理をしますか?出来た食事を食べながら「ああ3つ星イタリアンではない」と幻滅しますか?
特に料理を始めたばかりなら、そんなことを考えないと思います。まずは何か1品作ることを目指しますよね。
それが美味しければ次の1品。不味ければ次は美味しいものを作ろうと思いますよね。
この時、WEBサイトを公開するというのは、包丁やまな板、盛りつける皿、調味料などを用意した段階と同じです。
スタート時に完璧を求めるというのは、最高級の包丁、まな板、高級な皿、最高級の調味料がないから公開できないと言っているのと同じです。
期待しない
何事にも言えると思いますが、最初から期待しないことです。
期待するから幻滅してしまうのです。
自分自身で「できる」と思うことと「できるはず」と期待することは違うと思っています。
Done is Better Than perfect
これはFacebookで格言のように言われていることです。
「完璧よりも行動したことのほうが良い」
ブログの記事も同じです。ライターの人やブロガーの人のように書けないからと記事を書かないでいれば、いつまでたっても書けるようにはなりません。
最初は質よりも量です。書き慣れることが最優先です。その次にクオリティを上げていけば良い。
最初は50点でも60点でもいいからスタートを切ることが何よりも大事です。