どれだけコンテンツ管理がしやすいWordPress(CMS)でもブログ投稿する際にソースコードを知っている人が書くものと、全くソースコードが分からない人が書くのとでは全然できあがるものが変わります。
一番、変わるのが段落の作り方です。これはWordPressの特性上、致し方ない部分ではありますが、やはりちゃんとできるかどうかも成果に少なからず影響を及ぼしています。
例えば、段落の意識がなく書かれている文章は行間が空きすぎていたりして、締まりがなくてダラけた印象になります。
段落と改行が適切に使えていない
これはブログがどうのとかWEBがどうのという話でもないですね。国語の話です。学校で作文をしていた頃を思い出してみてください。一行ごとに改行していましたか?そんな読みづらい書き方はしていなかったはずです。ちゃんと段落でまとまった文章を書いていたはずです。
とはいえ、作文や小論文を書く時と同じルールに完璧に従う必要もないでしょう。例えば段落の最初の文字下げをするまでは必要ないと思います。
ですが、必要最低限は則って書くようにしましょう。そんなの大変だって?あなたのライバルが則って書いていたら、あなたはそれだけ不利になりますよね。やるもやらないもあなたの選択です。
段落とは
感想文では、書く目当てや見方・立場を変えるときに、新しい段落にする。説明文では、新しい考え方や事がらに移るときに、新しい段落にする。広辞苑
日本語においては意味段落(いみだんらく)と形式段落(けいしきだんらく)が存在する。意味段落はその段落がひとつの意味を持った塊であることを示し、形式段落はその段落がその意味を表す段落のすべてではないが表記上段落にしている場合を示す。通常は複数の形式段落をまとめて意味段落とする。Wikipedia
段落は長過ぎもよくありません。自分は3〜5行を目安にしています。見せ方として1行で段落にすることもあるでしょう。でもそれが毎回は変ですよね。また段落のはじめには、その段落の大事なことを書くというのも大事ですね。
ビジュアルモードで書くデメリット
WordPressで書こうが、ブログサービスで書こうが、ソースコード(ソースタグ)を知らないなと瞬間的に判断出来るのが「段落」です。もちろんソースタグを知っていても理解していないと綺麗には書けません。
WordPressやブログサービスはソースタグを知らなくてもWEBページが作れるというメリットがありますが、「ソースコードが自動で書かれる」というのはメリットでありデメリットです。どういうことかキャプチャ画像を見てください。
ブログを投稿する際にビジュアルモードで書くとWordPressが自動でソースコードを書いてくれます。パッと見ではソースタグが書かれていないようですが、
テキストモードにするとソースタグが書かれているのがわかります。<p></p>というのがソースタグです。
ビジュアルモードからテキストモードに切り替えるとわかりますが、不必要なソースタグが書き込まれて(残って)しまっていることがあります。これはキーボードでenterを押したり、太文字や色を変える、強調などのボタンを押すだけでソースタグが挿入されるからです。
WordPressのビジュアルモードで、文章を書くときには文字を消しても文字は消えるけどソースタグは残ってしまう点に注意するようにしましょう。
ビジュアルモードでも綺麗に書く方法
ビジュアルモードで頑張って文章を書く場合には本当に必要のあることしかしないのが大原則です。文字の色を変える、大きさを変える、改行をする。すべてどうしてもそれが必要な場合にしか使わない。
特に改行は要注意です!ビジュアルモードでパッと見は改行されているようにみえるのは実は別段落になっています。先ほどのテキストモードでソースタグを確認した画像を見てください。<br>ではなく、<p>で囲われてますよね。<p>とは段落タグです。
不用意に改行するつもりでenterを2回叩くのは厳禁です。段落は書き続けましょう。
これで段落を適切に使って締まりのある文章に近づけます。
SEO的にも好ましくない
「見出し」ばかりを気にしすぎて段落や文章を気にしていない方もいますが、小論文や作文を書く時の作法はSEOでも大事な作法です。
なにか基準が欲しいとしたら本を基準にしてください。見出しがあったら段落が続くのは当たり前ですよね。なぜなら見出しとは続く段落に対する見出しですから。この書き方をして、そのまま本にしてもおかしくないかなと考えてみましょう。
SEO的には「改行(<br>)」が2つ続くのは好ましくありません。↓こういう使い方はNG。
文章を書くプロではない
もちろん文章を書くプロではないのですから(というかプロなのにWEBで文章を書くのに最低限のソースコードを知らないというのは論外でしょう)厳密に細かくルールに従う必要はないと思います。必要最低限で十分です。
ソースタグを理解して「テキストモード」で書くのが一番良いんですけどね。どうしてもビジュアルモードで書きたいという方はビジュアルモードで頑張ってください。