あなたのWebサイトのSSL対応(https対応)はお済みですか?Googleによれば、ウェブブラウザのChrome(クローム)で、2018年の7月から提供が始まるChrome 68から、WebサイトのURL欄の表示が、2018年の7月から段階的に変わっていくと、アナウンスされています。
現時点では、SSL対応をしていないWEbサイトに対しては、とくに「SSL対応していない」ことを伝える表示はありません。httpsの場合には「保護された通信」と緑文字で表示されています。
すでにhttpsに切り替えているWebサイトは、とくに心配をする必要はありません。ですが、httpのままになっている場合は、なるべく早くhttpsへの対応が必要です。
Googleの金谷さんもTwitterで、httpのWebサイト(SSL対応をしていないWebサイト)についてツイートをされています。
Chromium Blog:Evolving Chrome’s security indicators https://t.co/fhpytLZMHs
ちなみに、Chrome の HTTP ページへの対応については、10 月には HTTP ページでデータを入力しようとするとアラートが赤字で表示されるようになります。ウェブ関係者ではないサイトオーナーの方、ぜひ頭の片隅に。— 金谷 武明 Takeaki Kanaya (@jumpingknee) 2018年6月12日
2018年10月までにはhttpsへの切り替えをしよう
段階的にと書きましたが、まず2018年7月に提供が始まる「Chrome 68」では、httpsではないWebサイトには「保護されていない通信」という表示がされるようになります。
そして、2018年9月に提供がはじまる「Chrome 69」からは、httpsのWebサイトで表示されている「保護された通信」という緑文字の表示を「鍵アイコンのみ」にするとのことです。
この「鍵アイコン」も、ゆくゆくは表示されなくなるとのことで、WebサイトはSSL対応をして、httpsのURLであることが当たり前という流れになっています。
さらに2018年の10月に提供がはじまる「Chrome 70」からは、httpのWebサイトでデータを入力する場合に「保護されていない通信」と赤文字で警告が表示されるようになります。
このように、今後、Chromeでは、httpsを当たり前として、httpのWebサイトへの対応を厳しくしていくのがわかります。
あくまでもChromeでの話だけど
そんなに心配しないでもChromeだけでしょ?と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、ご自身のWebサイトのアナリティクスを確認して見てください。
Googleアナリティクスであれば、ユーザー>テクノロジー>ブラウザとOSと開くと、どのブラウザからのアクセスが多いかがわかります。ちなみにWEBマスターの手帳では、圧倒的にChromeが多いです。
「保護されていない通信」つまり、安全ではないと伝えられたWebサイトを、あなただったら、安心して閲覧できるでしょうか?
ましてや、安全ではないWebサイトで、自分の情報を入力して資料ダウンロードをしたり、ログインをしたりするでしょうか?私だったら、安全でないと認知した瞬間に、そのWebサイトから離脱するでしょう。
もし、まだSSL対応をしていなくて、WEbサイトのURLがhttpのままならば、早急にhttpsに対応することをオススメします。