先日、Pinterest(ピンタレスト)を企業が活用するには、Webサイトに「保存ボタン」を設置しましょう!と書きました。(参考:企業のPinterest活用は企業アカウントを作るよりもPinボタン(保存ボタン)の設置が大事!)
まず、初めの1歩として企業アカウント(法人向けアカウント)を作るよりも「保存ボタン」を設置しましょうという内容だったのですが、企業アカウントは作らなくてもいいのか?聞かれれば、企業アカウントを作ったほうがいいとお答えします。
ということで、今回は、なぜ企業アカウントを作ったほうがいいのか、個人アカウントと何が違うのかについて解説をしたいと思います。
Pinterestの法人向けアカウントとは
Pinterestを使っていると、自分のプロフィールを開こうとすると「法人向けアカウント」にアップグレードをする表示を目にしたことがあると思います。
この「法人向けアカウント」に登録をすることで、個人アカウントを法人向けアカウントにすることができます。
ちなみに、法人向けアカウントに登録する際の「ビジネス/サービス名」がアカウント名としてプロフィールなどで表示されます。登録後に変更をすることも可能です。
ちなみに私は、遠藤聡として法人アカウントを使っています。
それでは、Pinterestの個人アカウントと法人向けアカウントの違いをみていきましょう。
プロフィール画面が違う
まず個人アカウントと法人向けアカウントでは、プロフィール画面が違います。個人アカウントのプロフィール画面は↓のように表示されます。
法人向けアカウントでは、カバー画像として、最新のピンや最新のアクテビティ、特定のボードのピンなどを設定することができます。
個人アカウントと比べると、法人向けアカウントのプロフィール画面は、見た目がだいぶ華やかになりますよね。
企業として、特にみてもらいたいボードがある場合は「ボード」をカバー部分に表示させると良さそうです。
また、プロフィールの上部に「お気に入りのボード」を5つまでスライド表示させることもできます。
お気に入りのボードの設定は、プロフィールの設定画面で設定することができます。
5つまでボードを設定できるので、公開しているボードから好きなものを選びましょう。
アナリティクス機能がある
Pinterestの法人向けアカウントを使う、最大のメリットは「アナリティクス」です。
企業として、Pinterestで関わりのある様々なデータを見ることができます。Pinterestでの状況を分析することができます。
Pinterestのアナリティクスで、見られるデータは次の3つです。
- プロフィール
- アプローチするユーザー
- ウェブサイト
プロフィール
「プロフィール」では、あなたがピンした写真や画像についてのデータを見ることができます。
「表示回数」では、あなたがピンした写真や画像が、ホーム、カテゴリー、検索結果で、どれぐらい表示されたのかを知ることができます。
「保存数」では、あなたがピンした写真や画像が、どれぐらい他のユーザーにピンされたのかを知ることができます。
「クリック数」では、あなたがピンした写真や画像が、どれぐらいクリックされたかを知ることができます。
「最高記録」では、あなたがピンした写真や画像で、これまで最も多くピンされたものや、検索で上位にあがっているもの、保存数やクリック数の多いピンなどを見ることができます。
また、それぞれのデータを「デバイス」を絞ったデータを見ることもできます。
アプローチするユーザー
「アプローチするユーザー」は、あなたのピンを見た人についてのデータを見ることができます。
「人口統計」では、あなたのピンを見た人やアクションを起こした人の「居住国」や「都市」「言語」「性別」を見ることができます。
「インタレスト」では、ユーザーが興味のあることや、あなたのピンした写真や画像が保存されているボード、ユーザーがエンゲージしているビジネスを見ることができます。
また、あなたのアカウントをフォローしている人に絞って、データを見ることも可能できるので、フォロワー分析をすることもできます。
ウェブサイト
「ウェブサイト」は、あなたのアカウントと紐づいているWebサイトについてのデータを見ることができます。
「表示回数」では、あなたのWebサイトにリンクしているピンの表示回数を見ることができます。
「保存数」では、あなたのWebサイトにリンクしているピンが、どれぐらい保存されたのかを見ることができます。
「クリック数」では、あなたのWebサイトにリンクしているピンのクリック数を見ることができます。
「元のピン」では、あなたのWebサイトからピンされた写真や画像を見ることができます。Webサイトに設置した「保存ボタン」やChromeの拡張機能、手動でのピンなどによって、ピンされたものです。
「最高記録」では、あなたのWebサイトで最も多く保存されたピンや、検索の上位にあがっているピン、エンゲージメントの高いピンなどを見ることができます。
「保存ボタン」では、Webサイトに設置した「保存ボタン」の利用回数や、Webサイトからピンされた写真や画像の、Webサイトへの流入への回数などを見ることができます。
かなり色々なデータを見ることができる
ザッとPinterestのアナリティクスについて紹介をしましたが、実際にアナリティクスのデータを見てみると、いろいろな分析に使えるのがわかります。
ピンされているのは、どんな写真なのか。どんなピンがクリックされているのか、Webサイト上のどんな写真がピンされているのかなどを見ていくと、Pinterest活用だけでなく、Webマーケティングのデータとしても利用することができます。
複数アカウントで共同管理はできない
Pinterestの法人向けアカウントですが、企業の担当者として「複数人で1つのアカウントを管理運用できるのか?」というところが気になると思います。
残念ながら、FacebookページやInstagramのビジネスアカウントのように、複数人のアカウントで1つの法人アカウントを管理運用することはできません。
1つのID、パスワードを複数人で共有するしかありません。
あるいは、作成したボードに友達を招待する形で対応するかです。
ビジネスでPinterestを使う人は法人向けアカウントを使おう
法人向けアカウントは、プロフィール画面でのブランディングもしやすいですし、なによりアナリティクスが利用できるのは、とても魅力です。
法人向けアカウントは無料で利用することができますので、企業やビジネスとしてPinterestを利用したいという方は、法人向けアカウントを使われることをオススメします。