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Wixが生まれ変わっていた!中の人に聞いた最新のWixとは【2022年】

Wixが生まれ変わっていた!中の人に聞いた最新のWixとは【2022年】

こんにちは。遠藤(@webmaster_note)です。Wix.com Japanの日本法人代表の積田様とコミュニケーションズマネージャーの間島様にお時間を頂き、最新のWixについてお話を伺いました!

Webサイト制作やWebマーケティングに関わる方なら一度はWixを耳にしたことがあると思います。WEBマスターの手帳でも2016年にWixを紹介する記事を出させて頂きました。

その後、なかなか使う機会がなく、情報のアップデートができていなかったので、間島様に取材をさせて頂きたいとご連絡をさせて頂いたところ、快くお受けくださいました。

Wix

いざお話を伺ってみると、それまで私がWixに対して持っていたネガティブなイメージが払拭されて、全く新しいものになりました!Wixを使ったことがある方は、ぜひこの記事を通して、2022年の「いまのWix」を知って頂けたらと思います。

今回の記事だけでは、取材させていただいた内容を書ききれないので、テーマごとにいくつかに分けて公開させて頂きます。今回は、その第1弾です!

まずは今回、お話を伺った積田様と間島様のご紹介をさせて頂きます。

積田英明

積田英明 様
Wix.com Japan株式会社 日本法人代表

2007年に当時のマイクロソフト株式会社に入社し、同社エンタープライズ向けクラウドサービス大手顧客を担当。2012年Evernote日本法人へ入社し、法人向けサービスの立ち上げ等を主導。その後、日本およびアジア太平洋地域の統括を担う同社日本法人代表を経て、2019年1月にWix日本法人代表に就任。日本法人立ち上げやNTTタウンページ社との戦略的業務提携の締結をリード。日本市場のさらなる開拓に向けた事業戦略やパートナー戦略を統括している。

@htsumita

間島ゆかり

間島ゆかり 様
Wix.com Japan株式会社 コミュニケーションズマネージャー

Wix日本法人にて、マーケティング全般と広報を担当。2019年に第一号社員として参画し、日本法人の立ち上げに従事。日本市場での認知拡大、ユーザー数増加を目指して、コミュニケーションに関わる施策の立案及び実行を行う。Wix入社以前は、Evernoteでの広報・マーケティングや青年海外協力隊(バングラデシュ)での活動など幅広い経験を有する。

@yukarin_db

※記事内で掲載しているスライドはWix.com Japan様からご提供を頂きました。

Wixとは

Wixについて、あまり詳しくない方のためにWixについて紹介をします。Wixはイスラエルで「ホームページ作成サービス」として2006年に誕生しました。日本語版がリリースされたのは2012年です。

wixの歴史

Wixは世界190カ国で利用されており、ユーザー数は全世界で2億人を突破し、日本国内では300万人以上です。

Usage Statistics and Market Share of Content Management Systems, January 2022によれば全世界のCMSのシェア率でWordPress、Shopifyに続くシェア率となっています。

アメリカのナスダックに上場している株式公開企業でもあります。

wixの会社規模

Wixのビジョンは「誰もがウェブサイトを制作、運営し、ビジネスを成長できるようにすること」となっています。

wixのビジョン

このビジョンを体現するようにWixはウェブサイトを作るためのツールとして「Wix ADI(AIを使った初心者向けツール)」、「Wix エディタ(スタンダードな作成ツール)」「Editor X(日本未発表のWebクリエイター向けツール)」があります。

さらに、それだけでなくオンラインビジネスに必要な様々な機能やツールを提供しています。

wixの機能一覧

Wixが提供をしている機能については、改めて記事を公開予定です!

では、Wixの紹介はここまでにして、本題の「最新のWix」に入っていきたいと思います。ここからは、積田様と間島様の敬称を「さん」とさせて頂きます。

Webサイトのパフォーマンスが改善!表示速度が早くなった!

遠藤:2016年ごろにWixを使ったときに、表示速度や動作が重い印象を持ってしまい、その後、その印象のままになっているのですが、最近のWixはどうなんでしょうか?

間島さん:動作が重いというご指摘は、ユーザー様から何年も前から受けていました。Wixとしては世界中でデータセンターを拡充したり、フロントエンドコードを書き換えたり、WebPを導入して画像フォーマットを最適化させるなどにより、全体のパフォーマンスがこの1年で、ものすごく改善をしました。

積田さん:ウェブサイトの閲覧性やローディングのスピードに関して、我々が決して軽視していたのではなく、2019年から重要なプロジェクトとして取り組んできました。ただ2億人以上のユーザー様がいると、数カ月でなかなかできることではなくて。

ユーザー様が運営されているウェブサイトのGoogle Lighthouseのスピードスコアを見ても、CMSによって、フレンドリーなエリアと、フレンドリーじゃないところが、どうしても出てしまうのですが、そういうのもすべて言い訳せずに、地道に取り組んできて、やっと、その成果がでてきました。

2021年には「Web Almanac」において、モバイル対応CMSでのLighthouseのSEOスコアで、Wixが首位になったという、とても嬉しい評価を頂きました。お客さまからのお声というのが、少しずつ反映してきている結果かなと考えています。

遠藤:数年前にWixを使ったきりになっている人は、以前の印象のままになっていそうですね。

間島さん:そうなんです。機能とかもすごく増えていて、プロのウェブ制作者の方とお話をすると「数年前に使ったことがあるけど、久々に使ってみたらすごく進化していてびっくりした」というコメントを頂くことが多いんです。

積田さん:2018年以前にWixを使ったことがある方々は、なかなかそれ以降、触っていただけていないので「もう一度信じてください!チャンスをください!期待に応えますので!」と強くお伝えしたいです。

2020年からネットショップだけでなくオンライン予約機能の利用が急増した

遠藤:コロナ禍でネットショップのニーズが急増しましたが、Wixでもネットショップとしての利用は増えたのでしょうか?

積田さん:もともとECサイト予約サイトのサービスは提供していたんですけれども。特に、2020年から顕著にネットショップ機能をご利用いただく方が増えました。グローバルでみると、カテゴリーによっては1000%以上の成長がありました。

Eコマースだけではなく。ヨガやジムのような、コロナ禍でビジネスがなかなか難しい、継続するのが難しいという方が、良くも悪くも強制的にオンラインで、ビジネスをしなければいけないという状況になって、Wixのオンライン予約などを利用して頂く方も非常に増えました。

我々のビジョンとして「皆さまのビジネス・夢・思いを実現する」ということを目標としております。そのために、例えば、オンライン予約だったら、そのまま予約したときに、Zoomでオンラインレッスン提供を可能にしていたりとか。決済手段も、オンライン上でスムーズにできるようにしたりしています。ウェブサイト作成はあくまでもきっかけにしかならないので。

コロナ禍でオンラインビジネスをスタートした会社のWix活用事例

遠藤:コロナ禍によってオンラインビジネスをはじめた会社さんの事例を教えて頂けますでしょうか。

わずか3日でウェブサイトを作ってマスク販売をはじめたサトー様

wix事例 サトー様

間島さん:長野県にある、70年以上の歴史を持つニットメーカーのサトー様は、1度目の緊急事態宣言の「マスクがどこに行っても手に入らない時期」に、自分たちに何かできないかという思いを持たれて、マスクづくりをはじめられました。

いろいろツールからWixを選んで頂き、わずか3日でウェブサイトを制作されて、今では、全国各地、海外とかも含めて、マスクを販売していらっしゃいます。ウェブサイトをつくられた方もエンジニアとか、ウェブ制作者とかではぜんぜんなくて、サトー様に勤める男性の方だったんですけれども、今では、トップユーザーさんになるくらいの大きなユーザー様です。

参考:ネットショップ作成事例:70 年以上の歴史を持つニットメーカー ”サトー” が Wix で EC サイトを立ち上げたワケ

金沢の鮮魚や野菜を販売しているイチバのハコ様

wix事例イチバのハコ様

間島さん:イチバのハコ様は、石川県にある近江町市場から厳選した魚や野菜などを売っているユーザー様です。コロナで壊滅的な打撃を受けたのでこのままじゃいけないということで、とれたての鮮魚や野菜を販売するECを開始されたんです。

この会社さんがユニークなのは、ECサイトだけでなく、ものを売るだけだったら、他の会社でもやっているよねということで、オウンドメディアもWix上で立ち上げられています。商品の背景にある生産者さんの紹介をしていたりとか、流通者の思いとかを、積極的に発信されています。

ほかにも、サービス予約の機能を使って、金沢の魚のセットを買った方に「この魚をもっとおいしく食べるにはどうしたらいいか」みたいなオンラインレッスンをされたりと、Wixをフル活用して頂いています。

参考:ネットショップ作成事例:再購入率が4倍に、Velo by Wix やマーケティング機能を活用したサイト運営のポイント

ECとレッスンの予約サービスをうまく連携させているCEYLON TEA SCHOOL様

wix事例CEYLON TEA SCHOOL様

間島さん:横浜にある紅茶スクールのCEYLON TEA SCHOOL様は、紅茶の専門店を営んでいるオーナーさん向けのプロの紅茶スクールをされていました。対面レッスンがコロナ禍で難しくなってしまい、オンラインレッスンに切り替えられた会社様です。担当者の方はITの知識・経験がほぼない方なのですが、なんとかやってみようということで、Wixを使ってサービス予約サイトを立ち上げました。

今までは対面だったので、本当に少ない人数しか接することができなかったんですけれども。オンラインになったことで、以前の4倍の受講者さんが増えたと聞いています。

サービスの予約だけではなく、茶葉をECで販売されているんですけれども、茶葉を購入してくれたお客さまに効果的にメルマガを配信していらっしゃいます。例えば、ウバ茶とかを買ってくださったお客さまに「今度、ウバ茶をおいしく飲むためのレッスンをやるので良かったらきてください」といったメルマガを送って、ECとサービス予約をうまく連携させて、効果的に集客をしているという事例です。

参考:紅茶スクールのホームページ作成事例:Wix の活用でコロナ禍という「ピンチ」を「チャンス」に変え、生徒数は 4 倍に

WixならPayPay、LINE Pay、メルペイなどオンライン決済にも対応できる

遠藤:お話を聞けば聞くほど、Wixの進化を感じますね。これまではネットショップを開設するときにWixは選択肢に入っていなかったのですが、むしろWixがいいと思えますね。

積田さん:ありがとうございます。おっしゃるとおり、これまではECをはじめるときに、Wixは、候補に挙がらなかったんです。大きな理由は決済手段です。日本の場合は、決済方法で2番目に多いのがコンビニ決済です。ですが、Wixはコンビニ決済などに対応ができていませんでした。

ここ2、3年で決済手段も充実し、コンビニ決済だけでなく、PayPayやLINE Pay、メルペイなどのモバイル決済など、日本国内における主要な決済手段に対応をしました。

消費者の購買意識というのも変わってきていて、量販店みたいなところから買うというよりも、特定の生産者の方から買うような、DtoC(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)のトレンドも増えています。そのなかで独自のブランドであったり、購入者とのエンゲージメントを高めていくためには、決済手段の豊富さやブランディングの観点でWixを選んでいただくユーザー様が増えてきています。

まとめ

今回の内容を読んで頂くと「あれ?Wix変わったのか?」と思われる方もいらっしゃると思います。私自身もWixに対して「動作が重い」という印象を持っていましたが、自分の認識が古いと感じました。

ネットショップについても、コロナ禍で他のサービスを使っているときに感じている「足りなさ」がWixであれば一気に解消できるように思いました。

2018年以降、Wixを触っていない方は、ぜひこの機会に改めてWixを使ってみてはいかがでしょうか?いまウェブサイトやウェブマーケティングで抱えている課題が、あっさり解消できるかもしれません。

遠藤

私も自分のウェブサイトをWixにしようかと前向きに検討しはじめました。