編集部のたけのこです。写真共有サービスのPinterest(ピンタレスト)を使ってアイデアを集めるということを、ひとりではなく家族や友人たちとしている人も少なくないと思います。
例えば旅行先のアイディアや、イベントの飾り付けのサンプル集めなど、複数人でひとつのグループボードにまとめるととても効率的。今回は、そんなグループボードで使える便利な機能である「コラボレーションツール」について解説します!
コラボレーションツールって何?
コラボレーションツールは、Pinterestで2019年9月に実装された新しい機能。Pinterestで複数の人とチームを組んで画像の収集や共有を行う「グループボード」上で使うことができる機能なんです。
コラボレーションツールは、なにができるの?
使用できる主な機能は、リアクション機能、ソート機能の2つになります。
リアクション機能
リアクション機能では、ピンに対して「ハート・拍手・電球・はてなマーク・サムダウン」のリアクションをつけることができます。
これによって、自分がどのアイディアが一番好きか、または、どのアイディアにまだ理解が及んでいないかなどを示すことができます。他のメンバーがどのアイディアを気に入ったかも一目瞭然です。
ソート機能
リアクションの数順に、登録されたピンをソートすることができます。
メンバーの中で最も人気のアイディア、注目されているピンを可視化するのに便利なので、プロジェクトを進めるにあたって優先順位をつけやすくなります。
また、誰が追加したアイディアなのか、そのアイディアはいつ保存されたのかによってのソート機能も、今後追加が予定されている模様です。
コラボレーションツールは、どうやって使うの?
リアクション機能
- プロフィールで任意のグループボードをクリック、タップします
- ピンの左上にあるハートにカーソルを合わせるか、長押しします
- リアクションマークが表示されるので、選択してクリック、タップします
これで希望のリアクションをすることが可能です。スマートフォンであれば、片手ですべて完了してしまえるほど簡単な操作です。
ソート機能
- プロフィールから、任意のグループボードをクリック、タップします
- ボード上部の、PC版ではプルダウンメニュー、スマートフォンアプリ版では左上の調節アイコンをタップします
- アプリ版では「リアクションの多い順」PC版では「もっとも多い反応」を選択します
これで、リアクション数の多い順にピンを並び替えることができます。PC版とスマートフォンアプリ版で少し文言やUIが違うので、環境の違う複数人でボードを作る際は注意です。
企業での使い道は?
ウエディングプランナーとクライアント
ブーケや卓上花、ドレスやヘアアクセサリー、お化粧の雰囲気、招待状のデザインなど、結婚式や披露宴のプランニングにおいては決めなければならないことが数多くあります。
クライアントの希望をつぶさに汲み取りたいプランナーを支えるツールとして、コラボレーションツールを含めたグループボードの共有は便利です。
クライアントの希望を聞いた上で、ブーケなどのデザインを複数投稿し、リアクションを付けてもらえればクライアントの理想が理解しやすいはず。
クライアントからも「こんな雰囲気のものが希望」というサンプルを投稿してもらえれば、さらにスムーズに仕事が進むでしょう。
インテリアデザイナーや設計士、工務店チームとクライアント
複数の業種が絡み合う現場ではコミュニケーションが煩雑になりがちです。一同に会してイメージの共有を行うのも、それぞれが多忙だとなかなか難しいもの。
そんなときに、理想のイメージの共有やデザインの提案をPinterestのグループボードで行えばスムーズにいくでしょう。クライアントのイメージを把握しつつ、デザイナーと設計士、工務店の見識をボードに持ち寄れば、より理想に近づいていけそうです。
マーチャンダイザーのチーム
市場調査や商品開発のチームで、それぞれが調査した売れ筋商品や、新商品のアイディア、陳列のアイディアを溜めておくのに、グループボードは便利に使うことができるでしょう。
紙の書類を用意してミーティングに臨むより、すでにグループボード上で全員にアイディアや調査結果が共有され、メンバーからのリアクションを受けた上で、より突っ込んだ話をミーティングで行う方が効率的です。
保育士や幼稚園教員のチーム
エプロンシアターや壁装飾、園児と行う工作など、実は多くの制作が必要な保育士や幼稚園教員。同僚たちのチームでグループボードを作っておけば、制作に便利なアイディアをストックしておくことができます。
「一番人気だったものを、来月の壁装飾に使いましょう」というルールを決めておけば、季節ごとの教室デザインも打ち合わせなしで決めることができるでしょう。
さいごに
新規で追加されたコラボレーションツールと、本来あったピンごとのコメント機能を合わせると、グループボードでのコミュニケーションは、とても便利なものになります。
企業間でのやり取りや、複数チームでのやりとりもスムーズになりますよ。この地味にうれしい機能、「まだ使ってない!」という方は、まずは友達同士で使うところから練習してみてはいかがでしょうか?