はじめてのWordPress入門講座【基礎知識・基本的な使い方・トラブル対応】

WEBはスピードが命!だからこそ零細企業はホームページ運営を社内で完結させよう!

ホームページを積極的に活用して商売をしたい、売上を増やしたいと考えている零細企業や小規模事業者の方は多いと思います。

小規模事業であれば、資金も人手も足りないことが多いので、ホームページをうまく使って、営業活動やPR活動を効率化したいと考えるのは自然なことでしょう。

ホームページを活用するときには、自分たち(社内)で頑張るか、外部のできる人に任せるかという選択をしなければなりません。

どちらを選択してもメリット、デメリットは必ずあります。また事業者や会社としての考え方や価値観、あるいは優先順位によっても選択は変わってくるでしょう。

ですが、私は零細企業や小規模事業者ほど、外部に投げずに社内(インハウス)で完結できる体制を作るべきだと考えています。

そして、ホームページ作成ツールのWixのようなWEBサービスを使えば、知識や経験がなくても、ホームページを使って売上に貢献することは十分に可能です。

立案から実行までのスピードが勝負をわける

立案から実行までのスピードが勝負をわける

まず、なぜ社内で完結できるほうが良いかというと、WEBの世界は「スピードが命」だからです。もたもたと時間をかけていては、アッという間に好機を逃してしまいます。

WEBは流れの変化が激しく、その変化のスピードも速い世界です。そんな舞台で戦うのに、稟議を通して、承認を得て、それから施策の準備をしてと動いていたのでは、遅すぎます。

なにか施策を講じようとしているときに、自分たちが意思決定や実行に時間がかかっていると、競合に先を越されてしまうでしょう。

施策の効果検証をするにしても、今は、1週間単位でPDCA(P(計画)、 D(実行)、C(評価)、A(改善)による改善方法)をまわす会社もいるほどです。

移り変わりの速い時代において、時間をかけてゆっくりと改善をしていたのでは、時代に取り残されてしまいます。どれだけ短時間に多くの仮説検証と改善をすることができるかで、ホームページがもたらす効果には歴然の差が生まれます。

零細企業や小規模事業の強みは「スピード」

会社や事業規模が大きくなると、どうしても小回りがきかなくなってしまいます。ですが、規模が小さければ、小回りもきくでしょう。

大手が承認手続きや根回しなどをしているあいだに、小規模事業者が先に行動を起こすことも十分に可能なはずです。

つまり、ホームページでなにかしら変更を加えたい、施策を講じたいと思ったときに立案から決定、実行までを素早くこなすことで、先手をとって大手や競合を出し抜くことができるでしょう。

外部に依頼する一番のデメリットはスピードが落ちる

外部に依頼する一番のデメリットはスピードが落ちる

外部のホームページ制作会社などに依頼することが間違いではありません。餅は餅屋。ホームページ活用やWEBマーケティングにおいて、プロの方が知識も経験も多いでしょう。

外部に依頼をして、彼らの知識や経験を手に入れることができるのは、とても有益なことです。しかし、外部に依頼することにもデメリットがあります。

手間や時間が社内で完結するよりもかかる

外部委託の場合、施策の実行をする人は社外にいます。つまり社内事情や社内でどれだけの議論が行われたのかなど、立案された施策の意図を外部の人間に改めて伝えなければなりません。

外注先であるホームページ制作会社も「指示されたことだけをやる」会社は減ってきている(「提案をする」という意識を持っている会社が増えている)でしょう。こちらが伝えたことをとにかく指示通りにやってもらいたいといっても、受注側によっては「提案」しないと気がすまないところもあります。

またホームページ製作会社としても、クライアントの依頼内容をしっかりと状況などを把握せずに受けてしまうのは、トラブルのもとになります。依頼側としても依頼内容の意図や考え、議論の経緯などをしっかりと伝えないと外注先から必要のない「提案」を受けてしまうこともあります。

依頼側としても受注側としても、共通認識を持つためにも、意思疎通をはかる時間はどうしても必要になります。これは悪いことではないのですが、その副作用として施策の実行までも、社内で実行するのに比べて時間がかかってしまいます。

また外注先も専属ではありませんので、複数のクライアントを抱えているでしょう。依頼されてもすぐに対応ができるかどうかはわかりません。通常は急に依頼されて、すぐに対応できることは少ないでしょう。

社内で施策の立案から実行までやるのが最速!

社内で対応ができれば、間違いなくPDCAのスピードは速くなります。特に規模が小さい会社であれば、関わる人数も少ないので、決定も早いでしょう。また社内で完結できれば、外部へいちいち作業依頼をする手間もかかりません。

ホームページの管理運営を外部に委託した場合

例えばホームページに新しいページを作成したいとしても、社内でページ作成ができれば、ページを作成することが決まったらすぐにページ作成に取り掛かることができるでしょう。ページを作っている途中で修正することも、簡単にできます。

他にも商品ページへのバナー画像を差し替えたり、ボタンの色を変えるといった小さい修正を、その都度、外部へ依頼していたのでは時間がかかりすぎてしまいます。

ですが、外部へ依頼することが、社内できてしまえば、文字や画像の差し替えやボタンの色の変更などは、早ければ数十分後、長くても数時間後には完了できるでしょう。

社内に出来る人がいないし、専任の社員を増やすのも難しい

社内に出来る人がいないし、社員を増やすのも難しい

社内でできるのなら、それが一番いいことは重々承知している。問題はそれを実現するのが難しいと思われている方もいらっしゃると思います。

確かに社内に知識や経験を持っている人がいなかったり、予算面で専任の人材(WEB担当者)を雇い入れることが難しい場合がほとんどでしょう。

社内に専門知識を持っている人や経験がある人がいなくても、予算が少なかったとしても、社内で対応できるようにする方法はあります。

Wixを活用することで知識や経験がなくても対処できる

今は、専門知識がなくてもホームページが作成できる時代です。ホームページを簡単に作成することができるサービスは多々ありますが、そのなかでもWixを使うとホームページを作れるどころか、1つのサービスでメールによるニュースレターを送ったり、SNSのアカウント管理&運営をすることが可能です。

直感的にホームページを作成できる

Wixの操作画面

WixはHTMLやCSSといったホームページを作るのに必要な知識を知らない人でも、直感的にホームページを作成することができます。もちろん作成後に文言を変更したい、画像を差し替えたいなども簡単に行うことができます。

簡単にホームページを作れるだけなら、ほかのサービスを使ってもいいでしょう。私がWixをお勧めする一番の理由は、Wixが機能面での幅広さを持っているからです。

ホームページ活用を後押しする「アプリ」が充実している

Wixには「アプリ」があり、さまざまな機能を追加することができます。ホームページ作成や管理だけでなく、WEBを活用することにもWixは使えます。

例えば「ShoutOut ニュースレター」というアプリを使えば、最新ニュースやセールのお知らせなどをニュースレターメールとして送ることができます。またHTML形式のニュースレターメールが作れるので、メール内に画像や動画を埋め込むこともできます。

ホームページを活用するには、どんな人がどれだけ訪問しているのかなどのアクセス分析が欠かせません。WixはGoogleアナリティクスにも対応していますが「Web-Stat」というアクセス分析アプリもあります。

WixのWeb-Stat

またホームページだけでなく、FacebookやTwitter、YouTubeなども使いたいという方にオススメのアプリが「Social Media Tool」です。わざわざFacebookやTwitterにいかなくても、Wixから投稿をしたり、各SNSアカウントのアナリティクスデータを見ることができます。

WixのSocial Media Tool

ホームページにチャット機能を持たせて、ホームページを閲覧している人とリアルタイムで会話(質疑応答など)ができる「ライブチャット」というアプリもあります。

Wixのライブチャット

自分たちの目的や環境に合わせて選択をする

自分たちの目的や環境に合わせて選択をする

社内で完結することが、全ての小規模事業や零細企業において唯一無二の正解ということではありません。第3者の力を借りることも大事です。

なにがなんでも社内で完結させようと無茶をしたり、社内で完結することに縛られて、外部をシャットアウトしすぎてしまったがために、逆に進みが遅くなってしまうことも十分にありえます。

大事なことは、自分たちがホームページを使って何をしたいのか。それを達成することが何よりも重要なことです。

社内で完結するかどうがは、目的を果たすための手段の1つにしかすぎません。このことを忘れずに、自分たちを取り巻く環境や状況を考慮して、自分たちにとって最適な選択をしていただけたらと思います。

ただ、会社や事業の規模の大きさに関係なく、成功しているところは社内でWEBマーケティングに取り組める体制を作っていますし、社内体制を補完するために外部の力を借りているところが多いですね。

Wix.com

※当記事は都合によりWix.comとのタイアップ記事ではなくなりました