WEBサイトやWEBコンテンツを作る際に「ターゲット像(ペルソナ)」を用意している方は多いと思います。
訪問者は誰なのか、読む人、受け取る人は誰なのかが明確になっていれば、伝える内容、伝え方、使う言葉など、その人に合わせたWEBサイトやWEBコンテンツを作ることができますよね。
もしまだターゲット像を明確にしていないという方は、ぜひターゲット像を作ってみてください。きっともっと早くに作っておけばよかった!と思いますよ。
なぜターゲット像を作る必要があるの?
ターゲット層を設定していないということはほとんどありえないと思います。ターゲット層で20代〜30代の女性と設定していた場合に、20歳の女性と39歳の女性では、考えていることも取り巻く環境もかなり違いますよね。
同じ商品であったとしても20歳の女性が反応する伝え方と39歳の女性が反応する伝え方は異なるのではないでしょうか?
ターゲット層だけでなく、20歳の大学に通う女性のように具体的な1人をターゲット像として設定しておくことで、より相手に届く(受け入れやすい)メッセージを作ることができます。
ターゲット像を複数用意してはダメなの?
1つのターゲット像では特定の1人を設定すべきですが、複数のターゲット像を設定してはいけないということではありません。
必要に応じて、Aさん(20歳の大学に通う女性)、Bさん(39歳、既婚のOL)など複数のターゲット像を設定しましょう。
ターゲット像(ペルソナ)づくりで気をつけるべき3つのポイント
ターゲット像を作る際に、やってしまいがちな失敗をご紹介します。ターゲット像(ペルソナ)作りの参考にしてください。
①複数人が当てはまるターゲット像を作ってしまう
ターゲット像では特定の1人を設定しましょう。1つのターゲット像でAさん、Bさん、Cさんと当てはまってしまうのはよくありません。特定の1人について詳細も含めて具体的に設定しましょう。
ターゲット像となる人に名前を付けたり、顔写真を付けたり、可能な限り「その人をリアルに思い描ける」ように詳細を決めましょう。履歴書のようなものを作ってもいいと思います。
そして必要に応じて(作り過ぎは注意)複数のターゲット像を用意するようにしましょう。
②ターゲット像が机上の空論になっている
ついつい自分たちにとって都合のいいターゲット像を作ってしまうことがあります。実在するお客様であればいいのですが、実際にはそんな人はありえないような現実とかけ離れたターゲット像を作っても意味がありません。
机上の空論にならないように、できるだけ実際のお客様を元(実際に話を聞くなどして)にターゲット像を作りましょう。
アンケート調査やGoogleアナリティクスやFacebookページのインサイトなどの情報も参考にしてみるといいでしょう。
③戦略を考えるために必要な情報が含まれていない
ターゲット像を作る際に、必要な情報が含まれていないことがあります。
その人が何に悩んでいるのか、何を解決したいのか、何を望んでいるのか、商品・サービスを購入する際のハードルは何か、どんな流れで購入を決めているのか、購入を決める基準は何なのかなど、売り手として必要な情報を含めましょう。
ターゲット像のストーリーも考えよう
ターゲット像を作る際に「履歴書」のように情報をまとめるだけでなく、その人が商品を知る前から購入したあとまでのストーリーも作っておくと便利です。
商品を知る前、購入前、購入後、利用中など、各段階ごとに、ターゲット像の人がどんなことを考えていて、どんな感情を持っているのか、どんな状況なのかを見える化しておくと、ターゲット像の人に対して、そのときに必要としている情報(伝えるべき情報)などが見えてきます。