WEBマスターの手帳でも以前にお伝えした「Instant Articles」がいよいよ一般公開されて、どのWEBサイトでも導入できるようになりましたね。
GoogleのAMPと共に、WEBメディアやオウンドメディア(企業ブログ)にとって大きな影響を与えるかもしれません。
改めてInstant Articlesとは
Instant ArticlesはスマートフォンのFacebookアプリ上でWEBコンテンツ(記事や動画など)を閲覧できる仕組みです。メディアサイトなどがFacebookのサーバー上にWEBコンテンツを提供することでFacebookアプリからブラウザアプリに移動することなくニュース記事などを閲覧できます。
「Instant Articles」では、いちいちモバイルブラウザが起動して、WEBページが表示されるというアクションを待つ必要がなくなります。つまりブログ記事の表示速度が格段に早くなり、スマートフォンでのユーザー体験が向上するわけです。
FacebookとWordPressが手を組んでInstant Articlesに対応するためのWPプラグイン開発中。 | WEBマスターの手帳
クリック数が20%増える?シェア数が30%増える?離脱率は70%も低減する?
Facebookの発表によると「Instant Articles」を導入することで、クリック数は20%の向上、シェア数は30%の向上、離脱率は70%の低減という結果があったとのこと。
これはオウンドメディアを運営している企業やWEBメディアを運営している企業にとって、かなり魅力的ですね。
すべてのパブリッシャーが使えるようになった
すでに誰でも「Instant Articles」を導入できるようになっています。導入にはInstant Articles | Facebookにいって「Sign Up」をクリックしてセットアップしましょう。
設定方法は英語表記のみですが、1つ1つ進めていけば、プログラマーやWEBサイト制作者の方ならできると思います。
アナリティクスツールもある
「Instant Articles」はWEBコンテンツをFacebookアプリ内で閲覧します。つまりFacebookアプリの外に移動しません。そうなると「アナリティクス分析」はどうなるのか気になるところですよね。
残念ながらGoogleアナリティクスは未対応のようですが、Adobe Analytics, Chartbeat, comScore, Nielsen, Parsely, SimpleReachは「Instant Articles」に対応しているようです。
参考:Facebook Media – Instant Articles Partners
WordPressプラグインも公開に
WEBマスターの手帳でも「FacebookとWordPressが手を組んでInstant Articlesに対応するためのWPプラグイン開発中。 | WEBマスターの手帳」にて、WordPress向けのプラグインが開発されているとお伝えしましたが、すでに完成して公開されています。
WordPress以外のWEBサイト向けにも様々なツールが公開されています。
WordPressプラグイン:Instant Articles for WP — WordPress Plugins