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3年間、フリーランスでオウンドメディアを運営して良かったと思う3つのこと

3年間、フリーランスでオウンドメディアを運営して良かったと思う3つのこと

「WEBマスターの手帳」は、2013年にドメイン(https://homepage-reborn.com/)を取得して、運営が始まりました。途中、名前が変わって、今の「WEBマスターの手帳」になったのですが、当初はたまに記事を投稿するぐらいで、ちゃんと運営をし始めたのが2014年です。

2014年以降も基本は自分のメモ帳感覚で「残す」ために記事化していました。また自身でWEBマーケティングを研究するためのテスト環境という位置づけでもありました。2016年の3月にオリジナルデザインにリニューアルをしたのですが、改めてこれまで「WEBマスターの手帳」というオウンドメディアを運営して良かったなと思うことを書き出してみたいと思います。

オウンドメディアには「WEBコンテンツが残る」などの魅力がありますが、機能的な魅力ではなく、運営者としての魅力にフォーカスしたいと思います。

良かったこと1:出会い

出会い

オウンドメディアというのは「趣味で日記的に運営しているブログ」ではありません。ビジネス目的のブログ(企業ブログやWEBメディアなど)なわけですが、当然「WEBマスターの手帳」もビジネス目的で運営をしています。

ビジネス目的というと「問い合わせ」や「契約」をまずは思い浮かべるかもしれません。自分も最初はそうでした。ですが、昨年から強く感じ始めたのですが「WEBマスターの手帳」がキッカケで色々な「出会い」があることです。これが運営していて良かったこと、第1位です。

人との出会い

2015年は特にWEBマスターの手帳キッカケの「人との出会い」にオウンドメディアを運営していてよかった!と感じた年だったのですが、「BenchmarkEmail」の皆さんとの出会いは特にそう思っています。

セミナーや異業種交流会で「人と出会う」のとはレベルが違うというか「質」が違うなと感じています。「会えてよかったと思う人と出会うこと」をコンバージョンとするなら、オウンドメディアキッカケの出会いはコンバージョン率が、異業種交流会やFacebook、Twitterなどと比べても、かなり高いですね。

オフラインで名刺交換をした際に「遠藤の顔」を知っていたり「WEBマスターの手帳」という名前を知ってくださっている方だと、ただ名刺交換をするよりも、相手が自分に対して持つ「第一印象」がかなり良いなと感じることも多いです。

2016年に入ってからも嬉しい「人との出会い」は続いているので、なによりも運営していて良かったなーと思っています。

仕事との出会い

WEBマスターの手帳の記事をキッカケに「問い合わせ(質問)」を頂いた方ご依頼を頂いたり、「ペルソナ作成シート」がキッカケで依頼を頂いたりなど、仕事との出会いも「WEBマスターの手帳」を運営していたからこそだなと感じることも多いです。

「WEBマスターの手帳」キッカケで仕事を依頼して頂いている方の導線として一番多いのは、すでに「遠藤」を知っている人が、WEBマーケティング関連のことでWEB検索をして辿り着いたWEBページが「WEBマスターの手帳」の記事で「あれ?これ書いたの遠藤さんじゃん!それならちょっと聞いてみよう」と連絡をくれるパターンです。

最近は、遠藤と面識がない方でも、何度かWEB検索で辿り着いたWEBページが「WEBマスターの手帳」だったことで「WEBマスターの手帳」が認知されて連絡を頂いたりすることも増えてきています。

また「人との出会い」から仕事が発生していることもあるので、やはり「出会い」は「WEBマスターの手帳」を運営していてよかったことの第1位ですね。

WEBマスターの手帳(オウンドメディア)ではありませんが、ACTさんで販売している「動画講座」は、YouTubeチャンネルで動画を公開していたことがキッカケでお声がけを頂いたので、動画も公開していて良かったなと思っています。

良かったこと2:発信できる

発信できる

オウンドメディアを運営していて良かったこと第2位は「自分の裁量で発信できる」ことです。当たり前といえばそうなのですが、これは常々感じています。

自分が決定権を持って伝えられる

オウンドメディアとは「自分が決定権を持っているメディア」なわけですが、まさにその通りで、自分が発信したい情報を自由に発信することができるのは、オウンドメディアの大きな魅力です。

誰かを誹謗中傷しているとか、アダルトコンテンツを載せているということではありませんが、自分の意見を自由に言える場所があることは、僕にとって本当に大きな意味があります。ブログサービスには「商用利用」ができないものもありますよね。

SEOの話や分散型メディアの話など、WEB上でニュースになっていたり、実社会の中で「それどうなの?」と思ったことに対して「自分はこう思う」「こう考える」と発言できるのは、WEBマスターの手帳を運営している遠藤という人間はこういう人間なんだ。こういう価値観を持っているんだと自分のポジショニングを伝えるのにも効果があります。

実際にSEOの話をしていて「遠藤さんはブログで◯◯(ホワイトSEOの内容)と言われていましたよね」と相手が自分の考え方を承知していることもあり、自分の価値観や意見を広めることにも貢献しているなと感じています。

自分が良いと思うものを拡められる

「WEBマスターの手帳」にはありがたいことに「商品(サービス)を取り上げて欲しい」との連絡を頂くことがあります。もちろん「これは素晴らしい!」と思うものは紹介するのですが「何を紹介するのか」を決めるのは自分です。

良いと思うサービスなどはできるだけ多くの人へ広めたいと思うのですが、オウンドメディアを持っていなければ「応援したい!」と思っても、せいぜいFacebookやTwitterでシェアする程度しかできないと思うと、オウンドメディアを運営していてよかった!と思います。

「WEBマスターの手帳」では「ペライチ」や「BenchmarkEmail」や「Jimdo」など応援をしているので、記事で登場することも多いです。
実際にはそれぞれ似たサービスはあるので、公平を求めるならどのサービスも同じように取り上げなければならないでしょう。

ですが「WEBマスターの手帳」は遠藤が運営するオウンドメディアです。遠藤が「良い!」「もっっと広めたい!」と思うサービスを、自分の裁量で自由に伝える(紹介する)ことができます。そして、WEBマスターの手帳が影響力を強めていけば、より「応援したい!」と強く思う商品やサービスを「より多くの人へ紹介する」ことができ、応援するという意味でそのサービスや商品の力になることができます。

良かったこと3:経験値が高まる

経験値が高まる

「WEBマスターの手帳」は自分自身でテストマーケティングをする場所でもあります。これまでも色々なアイディアを試してみる場所として使ってきました。試してみる、実践してみるとどんどん経験値が増えていきます。

本やセミナーなどで仕入れた知識はそのままでは意味がありません。「知っている」と「できる」は全くの別ものです。平泳ぎの泳ぎ方を本で読んで知っていても、実際に水の中で平泳ぎで泳げるとは限りませんよね。

実践して初めて、自分のものになる。経験しないと人は学ばないと思っています。

いろいろなことを試して研究できる

オウンドメディアでなにをするのか、どんな導線を作るのか、どんなWEBコンテンツを置くのかも全て自分の自由です。これほど自由に試せる場所はありません。HTMLやCSSなどのソースコードレベルで試すことができるのはオウンドメディアだけでしょう。

世間で良しとされていることを鵜呑みにしていては成果は出せません。本当に良いのか、なぜ良いのかなど本当の意味で理解するには、自分で経験するのが一番です。

SSL化」や「Leadin」など、実際に「WEBマスターの手帳」で試したからこそ、自分のクライアントにも自分の経験を元に話をすることができます。聞いたことがある程度の話は誰にでもできますが、それならクライアントも自分に相談する必要はないでしょう。

世間で効果があると言われている「WEBマーケティング施策」を実際に試して検証することができるのは、自分の仕事としてもとても有益です。とは言っても、それぞれの会社によって「効果のでる施策」「効果の出ない施策」は変わってくるんですけどね。

WEBコンテンツのウケぐあいがわかる

実際にオウンドメディアを運営していると、WEBコンテンツに対するユーザーの反応率がよくわかります。反応が良いWEBコンテンツは、それだけ必要とされている可能性が高いので、商品づくりに活かすことができます。つまり、商品開発に役立ちます。

逆に「これはニーズがあるだろう」と思っても、関連するWEBコンテンツの反応率が悪ければ、自分のターゲットとしている人からするとニーズや興味関心が低いことも想定することができます。

コカコーラがソーシャルメディアで動画広告を出して、反応が良いものをTVCMにしたなどテストマーケティングの場所として使っている話を耳にすることもありますが、それに近いかなと思っています。まずは自分のオウンドメディアで出してみて様子を伺いつつ、参考にして次につなげていく。それがオウンドメディアだからこそ自由にできると感じています。

自分がターゲットとしている人を知るという意味でもオウンドメディアを運営していたことでいろいろなことを知ることができています。市場調査というと大げさですが、参考データを得られるのはオウンドメディアを運営している魅力ですね。FacebookページやTwitterでもできないことではありませんが、対象となる人が変わりますよね。

これからのWEBマスターの手帳

日本では「公平性」や「一般論」が求められることがありますが、僕は「それぞれのWEBメディアが尖っているほうが面白い」と考えています。

八方美人のWEBメディアではなく、運営している人や会社の価値観にかたよっている尖ったWEBメディアであることを大事にしていこうと思っています。