デジタル一眼レフカメラで動画を撮影している人の悩みの種で「音」はかなり上位に入るのではないでしょうか。特にホワイトノイズは、編集で抑えようとすると、音声が変になってしまったりと、悩みの種ですよね。
自分も音問題については日々、頭を悩ませています。それ相応の予算を投じればいいのかもしれませんが、業務用を使うほどではないので、なんとか予算をかけずに頑張ってきましたが、ICレコーダーも必要になってきたこともあり、動画撮影時の外部マイクにも使える新たなガジェットを導入しました。
ホワイトノイズとは
ホワイトノイズは「サー」といったノイズ音のことです。
あらゆる可聴覚周波数帯域の周波数成分が含まれているノイズ。発振器で生成し音響測定に用いるほか,シンセサイザーの音色合成などにも使われる。白色雑音。
/引用元:ホワイトノイズとは – ビデオ用語 Weblio辞書
30代以降の人ならばTVが放送していない時の画面で聞こえる「サー」というノイズ音を思い浮かべてもらうと分かりやすいと思います。
今まではAT9944を使用
これまでの動画撮影環境は、Canon EOS Kiss X7iにaudio-technica AT9944(外部マイク)を付けて撮影をしていました。
これまでの機材でも致命的な問題があるわけではないのですが、やはりホワイトノイズ書きになる!毎回、編集時にFinal cut Proで音声を加工して背景ノイズを消していました。
外部マイクとしてDR−07MKⅡを導入
ホワイトノイズを完璧に消せなくても、もっと抑えることができないかということで、TASCAMのDR−07MKⅡを購入しました。
DR−07MKⅡを使った感想
↑の動画を見ていただくとわかるのですが、かなりホワイトノイズを抑えることができました。ただしカメラとDR−07MKⅡと録音レベルの調整が必要です。
まだまだ調整をして、よりよりところを探りたいなとは思っていますが、自分としては大満足です。
金額的に「外部マイク」としての用途だけでは、ちょっと割高かなとは思いますが、自分の場合はレコーダーとしても使う予定なので、かなりコスパのいい買い物でした。
一眼レフカメラとDR−07MKⅡの録音レベルを調整する
最後に録音レベルの調整について軽く載せておきます。DR−07MKⅡを使っても録音レベルの調整をしないとホワイトノイズは変わらず入ってしまいます。
必ず撮影環境に合わせて、カメラ側とDR−07MKⅡの録音レベルの調節を行ってください。
今のところは、カメラ側の録音レベルを低く設定して、DR−07MKⅡの出力レベルを高くするのがいいのかなと思っています。
Canon EOS Kiss X7iの録音レベルを調整する
まずはCanon EOS Kiss X7iの設定ですが、設定→録画→録音で「録音レベル」をマニュアルにして調整します。
実際に撮影する立ち位置で声を出してみて調整します。(12という表示の下にある緑マークが目安です)
DR−07MKⅡの出力レベルを調整する
続いて、DR−07MKⅡの設定です。ここは細かく調整が必要なのですが、撮影環境(使用するカメラなど)に応じて、設定する数値は変わると思いますので、一番大事だと思う「出力レベル」だけ触れておきます。
録音モードにしてコントロールスイッチの上下を押すと「出力ボリューム」の設定ができます。ここでカメラ側へ送る音量を調整できます。
Canon EOS Kiss X7iとDR−07MKⅡをつなぐケーブルについて
DR−07MKⅡを外部マイクとして使う場合、AT9944と同じようにCanon EOS Kiss X7iとDR−07MKⅡをケーブルでつなぐ必要があります。
このケーブルですが、カメラと外部マイクをつなぐ場合は「抵抗あり」のケーブルを使うという情報があったのですが、Canon EOS Kiss X7iとDR−07MKⅡの場合は「抵抗あり」ではなく、一般的なオーディオケーブルの方がよさそうです。
というのも「抵抗あり」では、拾える音量がかなり低くなってしまって、録音レベルを相当あげないとダメでした。その結果、ホワイトノイズがAT9944よりも入ってしまいました。