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社内スタッフだけでFacebookページを運営する8つのコツ

Facebookページを社内スタッフだけで運営している企業も増えてきましたね。

しかし、運営しているスタッフがWEBマーケティングやソーシャルメディアマーケティングに詳しくなく、勉強しながら試行錯誤を繰り返しFacebookページを運営しているという企業も多いかと思います。

今回は外部に運営を投げずに、社内スタッフだけでFacebookページを運営するコツをご紹介します。

Facebookページを運営する理由を共有する

なぜ御社はFacebookページを運営しているのでしょうか?運営することでどんなことを期待しているのでしょうか?

周りがやっているからFacebookページの運営をしている。成果が出るらしいからFacebookページの運営をしている。といった理由では、運営がうまくいくはずがありません。

Facebookページを通じて、商品をもっと知ってもらいたい。会社のファンになってもらいたい。お客様の意見(声)を聞きたい。など、これが出来たら成功だねといえるものを決めましょう

そして、運営スタッフや決定権を持っている人と共有しましょう。企業理念と同じです。全社員に企業理念が周知できていれば、ブレることもズレることもありません。

Facebookページで誰とコミュニケーションを取るのかを共有する

Facebookページも、投稿したり、シェアしたりして、自分の友達とコミュニケーションを取るという点において、個人アカウントとやることは同じです。

個人アカウントでFacebookを利用する際に「誰が投稿を見るのか」をわかっていない人はいないでしょう。日本人の友達しかいないのに「モンゴル語」で投稿する人はいないですよね。

社内スタッフで運営する際に「Facebookページでつながっている人は誰か?」「誰とつながりたいのか?」といった、相手は誰かを明確にすることは大事です。

また運営しているスタッフ間でも「相手はこんな人」というのを共有しておくのは大事です。ある人は「45歳の独身男性」を想定していたけど、別の人は「30歳の男性」を想定していたでは、投稿もコミュニケーションもバラバラになってしまいます。

運営ルールを共有する

Facebookページという1つのアカウントを複数人で運営する場合は、必ず運営ルールを決めましょう。

自分たちのFacebookページはどんなアカウントなのか(つながっている人から見てどんなキャラクターなのか)、どんな投稿をするのか、投稿にコメントが付いたらどうするのか?などを決めておきます。

投稿するときのルールも決めておくと、投稿する人によって差が出ることを防げます。

また「なにをしてはいけないのか」も決めておきましょう。

外部の影響を受けない目標を設定する

Facebookページの運営を始めたばかりだと、なかなかページ自体へのいいね数も投稿へのいいね数もシェア数も増えない時期が続きます。

Facebook広告を使って、一定レベルまで一気に増やすということは可能ですが、それでも広告を使わずに一定の投稿へのいいね数やシェア数がつくには我慢の時期が必要です。

投稿しているんだけど反応がなかなか増えない「我慢の時期」は「5月病」のようなもので、モチベーションを削がれます。ここを乗り越えられないと、Facebookページ運営以外の仕事を優先してしまったり、「成果はでない」と時期早々の判断をしてしまったりして、Facebookページの運営が放置または止まることになります。

そうならないために「外部の影響を受けない目標」を設定しましょう。

いいね数やシェア数は自分たちで何とかすることができない「外部に決定権がある目標」です。そうではなくて、「自分たちで何とかなる目標」を決めるんです。

例えば「週に5回、投稿をする」といった、自分たちでコントロール可能な目標を設定し、それを達成していきます。そうすることで、外部の影響によりモチベーションを削がれることが防げます。

コンテンツカレンダーを作成する

いつどんな投稿をするのかの予定を決めておきましょう。

例えば来月は展示会があるから展示会の告知を2週間前にする、展示会前日は準備の様子を投稿する、当日はリポート投稿をする、終了後はありがとう投稿をするなど前もって決めておくことで、投稿チャンスを漏れなく活かすことができます。

事前に意識しておくと「投稿する」というアンテナが立つので、写真撮影やネタ探しなどもスムーズに進みます。

またコンテンツカレンダーは他部署との連携にも有効です。Facebookページでいつどんな投稿をするのかを前もって共有しておくことで、投稿後に他部署から「知らなかった!」と文句を言われることもなくなります。

参考記事:ソーシャルメディアでいつ何を投稿するかスケジュール設計に役立つコンテンツカレンダー。 | WEBマスターの手帳

やったことの評価をする

週に1回でも、やったこと(投稿した内容など)を評価する時間を作りましょう。どんな投稿をして、どれだけの反応があったのか、目的達成に貢献したのかしなかったのかを判断します。

とかく「貢献しなかった」など「失敗」は目を背けられがちですが、「やったことが貢献しなかったということがわかった」ということは大きな成果です。この成果は実際に行動しなければ知り得ない貴重な情報です。

やったことを評価し、評価を受けて今後どうしていくかを考えましょう。大学受験で模擬試験の評価を見てダメだったと受験を止めましたか?どうしたら希望の大学に合格できるのかを考えたり、合格できるように勉強をしましたよね。

参考記事:ソーシャルメディアで拡散されない時は「いいね。シェアする理由」に立ち返ってみよう。 | WEBマスターの手帳

トラブル時のシミュレーションをしておく

イメージトレーニングをしたか、しなかったかで成功率が大きく変わるというのは有名な話ですね。

Facebookページ運営のリスクといえば「炎上」でしょう。炎上すると企業ブランドや売り上げにもダメージを受けてしまうかもしれません。

ですが、炎上は起こります。起こると思って準備しておくのです。防災訓練と同じです。いきなり大地震が起こってパニックにならないように、事前にシミュレーション(防災訓練)をしておくのと同じです。

運営スタッフ同士で「炎上が起こった」と想定して、炎上にどうやって対応するのかをシミュレーションしておきましょう。防災訓練はイメージトレーニング同様に有効です。いざとなったときにやっているか否かで結果は大きく異なります。

参考記事:ソーシャルメディアで批判コメントが付いた時にやるべき3つの行動 | WEBマスターの手帳

運営することを楽しむ

Facebookページ運営に限らず何にでも言えることですが、一番大切なことは「楽しむ」ことです。

嫌々、やっていたら良いことは起こりません。楽しみながらFacebookページ運営がをしていれば好奇心も向上心もワクワクも大きくなっていくと思います。

苦しみの中にいると良いものは生れません。リラックスして幸せの中にいるときにこそ「素晴らしいもの」が生まれます。楽しんでいれば「もっとこうしたらどうだろう?」「こうしたら面白いかも」とアイディアも生まれてきます。

なによりFacebookページを運営している人が楽しんでいると、それはファンの人にも伝染します。それが成果への大きな後押しになるはずです。

参考記事