オリンパスの5軸手振れ補正に揺さぶられて「OM-D E-M5 Mark II」の購入を本気で考えた遠藤です。「考えた」という過去形であることでお分かりかと思いますが、購入はしていません。
「OM-D E-M5 Mark II」を結局は購入していません(消費行動が完結していない)が、一連の流れがAISASにかなり沿っていたので、AISASに自分が経験した流れを合わせて観てみようと思います。
AIDMAとかAISASとか
まずはAIDMAについて触れておきます。とは言ってもAIDMAもAISASも説明をする必要はないと思いますが、万が一を考えてサラッと。
AIDMAというのは「Attention」「Interest」「Desire」「Memory」「Action」という消費者が購入に至るまでの行動(心理的プロセス)の仮説です。1920年代に提唱されました。
インターネットが消費行動になんの影響も及ぼしていなかった時代に提唱されているので、現在とは完璧に即しているとはいえません。今はAISASの方が合っていますね。
AISASとは
AISASはAIDMAから派生した仮説の1つです。「Attention」「Interest」「Search」「Action」「Share」とWEBの存在を考慮したものになっています。
AISASで自分の消費行動を観てみる
Attention:注意を引かれる
まず「OM-D E-M5 Mark II」というカメラの存在を海外のカメラ専門のYouTubeチャンネルで認知しました。
企業側としては「商品情報」のプレスリリースや宣伝活動によって、各WEBメディアに取り上げられるなどによりターゲットユーザーの認知を取れていますね。
Interest:商品に興味を持つ
認知と同時に「5軸手振れ補正機能」に「スタビライザーを使わずに可能な限り楽に手ブレを抑えた動画を撮りたい」というニーズを刺激されて、強い興味を持ちました。
プレスリリースや宣伝時にターゲットが食いつくであろう情報(必要な情報)をしっかりと盛り込んでおくことが大事ですね。「OM-D E-M5 Mark II」の場合は商品ページで「動画実写サンプル」を公開しているのもポイントですね。
参考:動画実写サンプル E-M5 Mark II | OM-D | オリンパス
Search:商品について検索する
安い買い物ではありませんし、それまで「SONY 4KハンディカメラFDR-AX30」を買おうかと思っていたので、比較検討するために「OM-D E-M5 Mark II」についての情報収集を開始しました。
YouTubeやGoogle検索などで情報を得るうちにどんどん欲しくなります。「OM-D E-M5 Mark II」の良かった点は「発売前にレビュー動画」が沢山あった点です。キーとなる人に実機を貸し出してレビューしてもらうのは賢い!
参考動画:
- Olympus OM-D E-M5 Mark II Hands-On Field Test – YouTube
- Olympus OM-D E-M5 Mark II – 5-axis stabilization for video explained – YouTube
- 手ぶれ対決ソニーVSオリンパスOM-D E-M5 MarkIIの「5軸手ぶれ補正」はハンディカム「空間光学手ブレ補正」に勝てるのか!? – YouTube
Action:商品を購入する
情報収集を終えて購入するかどうかを検討しました。商品に対して購入する価値あり!と判断すれば購入に至りますが、今回の自分の場合は「こんにゃく現象(映像がグニャグニャと揺れる)」がどうしても気になってしまい、購入には至りませんでした。
また今の自分の現状が「カメラが必要」ではなく「カメラが欲しい」という緊急性の低い状態だったことも影響しています。
Share:商品を購入して得た情報を共有する
仮に「OM-D E-M5 Mark II」を購入したら「SONY A5100」や「CANON EOX KISS X7i」との比較動画や使用感などをブログや動画にしていたと思います。
「SONY NEX−5R」のように購入後のレビューが多く共有されると掛け算式に広がっていきますね。高評価ならなおさらです。
購買行動のあれこれ
消費者行動モデルは「AIDAS」「AIDEES」など多数ありますが、百聞は一見に如かず!実体験に勝るものはありませんね。