教えてもらう相手を間違えると悲劇になる
もっと自分のスキルを上げたい、もっとうまくなりたい。誰もが思うことです。
そんな欲求に対して「本を読んだり」「セミナー」や「授業」を受けてみたり、誰かに教えてもらったりするかと思います。
でもアドバイスをもらう相手を間違えると、自分のスキルを上げたい理由や目的が達成されないだけでなく、方向違いな道を進んでしまいます。
方向違いな道を進んでしまうことには致命的なリスクがあるので、自分はアドバイスをもらう相手や意見を求める相手の選定には気を使っています。
なぜ悲劇になるのか
なぜアドバイスや意見、教えをもらう相手を間違えると悲劇が起こるかと言うと、理由は簡単で「目的地点」が異なるからです。
例えば、どういうことか
自分が運営に携わっていた(すでに運営から離れています)動画スタジオ(magari studio)を例に考えてみます。
このスタジオは「士業」や「コンサルタント」という「目に見えないコンテンツ(知識、経験など)」を提供している人たちが「動画マーケティングに取組んでいきやすいように」という目的で運営をしています。
このスタジオは動画マーケティングに使える動画コンテンツを素人の人でも撮影できる環境を作る必要があります。
スタジオを良くしたいと思って職人(映像のプロ、カメラマン、編集のプロ)の方にアドバイスを求めてしまうと悲劇の始まりです。
なぜなら動画という同じカテゴリー内でも職人の方々が求めているもの(映像の質やアングル、構成など)とスタジオが求めているもの(目指している所)が異なるからです。
スタジオは「ドラマ」や「CM」「映画」を作りたいのではなく、マーケティングツールとしての動画が作りたいのです。
動画制作のプロや映像制作のプロは我々の目的地ではないのです。
もちろん知識は多い方がいいでしょうし、役に立つと思います。ですがプライオリティ(優先度)を考えてみるべきです。
アドバイスや意見をもらう最適な相手とは
誰からアドバイスをもらうのがいいのでしょうか?
アドバイスをもらうべき相手は自分が目指している所にいる人や目指していることをやっている人です。
今回の例で言えば、動画マーケティングに取組んでいる人や動画マーケティング向けの動画を作成している人です。
もちろん議論して意見やアイディア、考えなどをブラッシュアップしたいということであれば、話は別ですが、教えを乞うということは、かなり相手からの影響を受けることになるので注意した方が良いと思ってます。
誰から影響を受けるかで決まる
どんな人間でも自分が接する人たちと同じようになる。それが自分の求めている状態と一致していれば良いですが、一致せず気がついたら全然違い所にいたなんてことは痛手です。
間違って進んでしまった道から、自分が求めていた道へ戻るのは、間違わずに進んだ場合の何十倍もの労力と時間がかかります。
師を求めることはいいことでしょう。でもその師を選び間違えてしまうと行きたかった世界とは別の世界に連れて行かれてしまう。
そして目的地に着くことはなかった…というエンディングを迎えないように気をつけましょう。