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WEBマーケティングで「成功事例」を知らなくても施策を成果は出せる

「事例が知りたい」「成功している事例が欲しい」とついつい「事例」を追い求めてしまいますよね。

誰かを説得したり、納得させる為に「事例」は役に立つかもしれません。でも「事例」を知っているか知っていないかは「成功出来るか出来ないか」には関係ないかもしれませんよ。

成功事例は前例を参考にしていない

僕らが「成功事例」として注目している事例自体のことを考えてみると、先駆け的に何かをしてきた場合がほとんどだと思います。

そのような「成功事例」に関わる人たちは「参考に出来る事例」がないんですよね。前例がないからこそ「成功事例」として注目されるわけです。

その成功事例を「ただのラッキーな事例」にしない為にも「似ている事例」も集められるわけですが、一番最初の事例には「前例」がない。

アイディアを出すのに情報量は大事

「事例」そのものが必要ないということはありません。何かを企画したり、何かを創造したりするのに、無から作り出すことはほぼ不可能です。企画や創造はこれまでの前例の新しい組み合わせであったり、新しい要素を追加したりして生まれてくるものだと思います。

どれだけボキャブラリー量があるかが肝ですよね。そのボキャブラリーで「事例」が占めるシェアは大きいでしょう。

施策が成功する上で大事なこと

では「事例がなくても施策を成功させるために大事なこと」はなんでしょうか。

「誰に」を徹底的に考える

僕は「情報を届けたい相手は誰なのか?」を考えることが最も大事だと思っています。どれだけ「対象となる人(届けたい相手)」を鮮明にすることができるか。

その「誰に」を考えた上で「その人に届くように情報を最適化する」「導線を最適化する」という施策を考えることが必要です。

事例を知らなくたって、お客様や情報を届けたい人のことを想って考えれば、成功に繋がる企画や施策は自ずと見えてくるものではないでしょうか。

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施策だけパクってもうまくいくわけがない

成功している事例やWEBマーケティング、WEBサイトなどをまるまるパクっても、うまくいくことはまずないでしょう。

うまくいっている会社の環境と自分たちの環境は違いますし、対象となる人も違うはずです。全く同じだとしたら先行者に戦いを挑むことになるわけですから、あまり賢いとは言えません。

対象となる人は同じでも商品が違う場合も、「誰に」を考えずに、ただ真似したところでうまくはいかないでしょう。

他人が書いた「ラブレター」を文言ごとコピペしても「自分が思いを届けたい相手」に届く(伝わる)わけがないでよね。コピペだから、そもそも名前が間違ってるとかだってありえます。

そんな手紙で成功(相手からのYES)できるわけがない。こう考えれば「そうだよね」ってなるのに、ちょっと舞台が変わるとわかんなくなっちゃうんですよね。