今回紹介する本は「はじめようWEB経営」です。WEB活用へ取り組んでいるんだけど、なかなか成果がでてこない。一定の成果が出たけど頭打ちになっているという中小企業や零細企業の経営者の方にお勧めしたい1冊です。
2013年に出版されているので、一部情報が古くなってしまっていますが、年配の経営者の方でWEBやITに対して「なんだかよくわかんない!」と思われている方に読んでいただきたいですね。
「はじめようWEB経営」を読んで
著者の方がITコーディネーターということでWEBの話だけでなく、WEBを活用するために必要な根幹となる「経営戦略」のこともちゃんと書かれています。ITのことも書かれているので「クラウド」や「デバイス」」についても触れられています。
僕は読んでいて「共感するところが多い」1冊でした。良い事ばかりを言っているのではなく、ちゃんと言うべきことを言ってくれています。
WEB屋など専門家には物足りないと感じるかもしれませんが、中小企業の経営者の方で「WEBを活用したい」「自力でWEBに取り組んでいるけど、成果がでない」という方には参考になると思います。
[amazonjs asin=”4502486205″ locale=”JP” title=”はじめようWeb経営”]目次
- ホームページは経営戦略そのもの
- 小さな会社の身の丈に合った戦略メソッド
- ネット販売の基本と成功の秘訣
- フェイスブックのすすめ
- 情報を感知するアンテナは高く
中小企業のことだけを考えた1冊
本の中には実例としてWEBサイトが幾つか紹介されていますが、どれもWEB制作会社にお金をかけて作ったWEBサイトというよりは、中小企業の社長さんが一生懸命に試行錯誤しながら作り上げたWEBサイトという印象を得ました。
自分は常々「WEBサイトで成果を分けるのは見た目のデザインではない!」と言っています。見た目の美しさやカッコよさなんてなくてもいいのです。それよりも大事なことは成果がでること。
多少、素人感があったって良いんです。特に中小企業や零細企業で頑張っている会社は下手にお金をかけて数十万〜数百万を投資してWEBサイトを作っても100%のリターンがあるとは限りません。
WEB活用は日々のトライアンドエラーの上に成り立つものです。やってみてダメだったら、どこがダメだったのかを考えて、改善していくものです。1つ1つの施策に大金をつぎ込むのは賢くない。僕はそう考えています。