自分は「集客」という言葉が好きではありません。安っぽい印象を凄く受けてしまうのですが、他にも理由があります。
- 「集客」の定義が人それぞれでフワッとしている場合が多い
- 客を集めるという自分たちの欲に重心が乗っているニュアンスを感じる
- 胡散臭いひとほど「集客」という言葉を簡単に使っている印象がある
ほとんど自分の集客という言葉への印象の話で申し訳ないのですが、自分が使う時に凄く抵抗を感じています。でも今回は少しでも多くの人に届いてもらいたいので、あえて「集客」という言葉を使います。
ブログは商売の役に立たないという勘違い
ブログと一言で言っても多種多様です。個人の人が日記として書いているもの、社長ブログや社員ブログ、ブロガーさんが書いているブログなど色々ありますよね。
この記事を読んでいるあなたは「仕事が欲しい」という「商売のため」に書いている方でしょう。本を読んだり、セミナーに参加したりと独学で取組んだけど、全然成果がでない!ブログ(オウンドメディア)なんて役に立たない!そう思われているかもしれません。「そう思っていればそうなるでしょう」と冷たく反応してもいいのですが、それでも「ブログやオウンドメディアは役に立たない!と早期に判断してしまっているのでは?もったいないことしているのでは?」と思ってしまいます。
時期尚早の判断しないためにも、オウンドメディアから手を引くまえに少しだけ振返ってみませんか?
諦める前の振返りポイント
どうしてオウンドメディアを運営しているの?
あなたがオウンドメディアを運用する目的は何でしたか?認知度の向上?ステップメールへの登録者の獲得?問合せの獲得?
客観的にブログ記事を読んでみて、その目的が達成できる状態になっているのか見てみましょう。導線はできていますか?Call to actionはありますか?
誰に向けてブログ記事を書いているのか?
誰に向けて書いているのがブレブレであることが多々あります。ブレブレである場合によく見受けられる症状としてブログ記事に対して「本当にあなたのお客様が欲している情報ですか?」との質問に「YES」が言えない。というのがあります。
オウンドメディアは成果がでるまで時間がかかるため、初期段階では「信じて書き続ける」時期があります。誰もがこの段階での洗礼を受けてモチベーションがどん底に落ちます。そんな時に「とにかくアクセスが欲しい!」と本当に読んで欲しい人とはかけ離れた人が読みそうな記事を書き始めてしまいます。
こうしてオウンドメディア全体にノイズが入り始めます。
もちろんTVCMのようにとにかく接触点を拡げるというのも手法の1つです。でもその手法があなたに適しているのかは考える必要がありますよね。
どんな内容のことを書いてきたのか?
今までどんなブログ記事を書いてきましたか?記事をカテゴリ分けしているのならカテゴリ一覧を眺めてみましょう。カテゴリ分けしていなくても過去に書いた記事をタイトルだけでもいいので眺めてみましょう。
どれぐらい自分のサービス(商品)のお客様になってくれる確立が高い人の役に立っているでしょうか?どのくらい読者の人のニーズに応えられているでしょうか?(本来は直帰率やスクロール状況、ページ推移など解析したいですね)
記事の量と質のバランスは取れていますか?
今どんな結果が生まれていますか?
今、どんな結果が生まれていますか?成果がでていないというのも立派な結果です。今のやり方ではうまくいかない。なにか改善点がある。という重要なことがわかります。
ただし結果を計測する方法がなければ結果を判断することができません。当然ですか何をもって成果とするのかが明確になっていないと、成果が出ているのか出ていないのかもわかりません。
- どのツールを使って結果計測するのかを決める(Googleアナリティクス、他)
- なにをもって成果とするのか決める(問合せ件数、資料ダウンロード件数など)
本当に取組むべきだったのか?
これを書いてしまうと「オウンドメディアなんてやめちゃえ」と聞こえてしまうかもしれませんが、大事なことです。
私は「WEBマーケティングが、事業の問題を解決する全ての解答ではない」と考えています。そもそもWEBという道具の歴史は浅いです。ホームページやブログがなくても商売が成り立っている中小企業の方が多いでしょう。戦後なんてインターネットすらなかったんですから。
地域に根ざした商売ならば、チラシを配った方が早いかもしれません。本当に自分のサービスにとってビジネスブログを運用することが最適な施策だったのか?と自問自答してみてください。ブログに限ったことではありません、Facebook、Twitter、YouTubeでも同じです。WEBとは道具です。WEB以外にも道具はあります。