こんにちは。遠藤(@webmaster_note)です。YouTubeに新しい機能が登場しました。
YouTubeでは、以前から概要欄やコメント欄で「1:25」と秒数を書くと、動画内のその秒数に飛べる「タイムスタンプ」がありました。
これまでWEBマスターの手帳でも、タイムスタンプについては紹介をしてきました。このタイムスタンプが進化をしました!
動画のチャプターを表示できる「チャプター機能」
※動画の埋め込みではチャプターが表示されないようなので、実際のチャプター表示を見たい方は「動画に目次を表示できる!YouTubeのチャプター機能! – YouTube」を開いて、見てください。
YouTubeで動画を視聴していると、動画の下に「視聴箇所のバー(シークバー)」が表示されます。このバーにチャプター(章)を表示できるようになりました。
1つの動画内で、複数のチャプターを設定することで、視聴者が、その動画のどこで、どんな内容があるのかを簡単に知ることができます。動画を見飛ばすときにも便利です。
0:00 We heard you and added Video Chapters.
0:30 You liked it.
1:00 Now it’s official: Video Chapters are here to stay.
1:30 Creators, try Chapters by adding timestamps starting at 0:00 to your video description. Viewers, scrub to find exactly what you’re looking for.
2:00 Enjoy! pic.twitter.com/bIHGsGVmyW— YouTube (@YouTube) May 28, 2020
チャプター表示は、PCブラウザだけでなく、iOSやAndroidなどのスマートフォンでも導入されています。
チャプターを表示させる方法
YouTubeの動画にチャプターを表示させるには、動画の概要欄に各チャプターの開始時間とチャプターの見出しを書くだけです。
チャプターが表示されるには条件がある
チャプターの表示には条件が3つあります。この条件を満たしていないと、概要欄にタイムスタンプを書いてもチャプターが表示されません。
条件は以下の3つです。
- 0:00を入れる
- チャプターの数が3つ以上ある
- チャプターの長さが10秒以上ある
make sure the first timestamp listed in your video description starts at 0:00, and that your video has at least 3 timestamps or chapters, with each chapter being 10 seconds or longer.
Video Chapters to help you more easily navigate videos – YouTube Community
【条件1】0:00をいれる
これまで概要欄で、タイムスタンプを利用して目次を書いていた場合、動画の最初(0:00)は書いていなかったと思います。
タイムスタンプはあくまでも、秒数のリンクだったので、1つだけでも成り立っていました。
しかし、チャプター機能を利用する場合には「0:00 オープニング」のように「0:00」を書かなければなりません。
【条件2】チャプターは3つ以上
1つの動画で設定するチャプターの数は3つ以上が必要です。
2つでは、チャプターの表示はされません。
【条件3】チャプターの長さは10秒以上
チャプターの長さは10秒以上が必要です。例えばチャプターAのはじめが1:25で、次のチャプターBが1:30だった場合、チャプターAの長さは5秒なので、チャプターAは表示されません。
上記の3つ以外にも、チャプターの見出しで「記号」を使っていると、チャプターが表示されない(?)ようです。
視聴者として、とても快適な視聴体験になる
チャプター機能は、とても便利で有意義な機能だと思います。
動画を視聴するときに、チャプター表示があれば、その動画には、どんな内容が含まれているのか、自分が見たいところはどこにあるのか、そういった疑問を解消できます。
動画コンテンツは、テキストコンテンツと違って、読み飛ばす(見飛ばす)のが難しかった(自分が見たいタイミング、ピッタリに飛ぶのは難しかった)ですよね。
今後、チャプター機能を使えば、視聴者のそういったストレスをなくすことができるでしょう。
動画クリエイターとして、動画の最後まで見てもらう(視聴者維持)のに苦労をしている人も多いと思います。チャプター表示によって、視聴者が、動画の内容を知れることで、見たいところを見ることができ、その結果として視聴者維持率が上がるかもしれません。
動画の時間が10分以上あるような場合には、チャプターを表示させてみると、視聴者の視聴体験はよくなりそうだなと思います。