編集部のたけのこです。ブログを書きたい、自分の文章を公開したい…という場合に、株式会社ピースオブケイクが運営する「note」を選択する方が増えてきているように感じます。最近は、企業のオウンドメディアとしてnoteを活用する例も。
わたし自身も、観た映画の感想や、自分の体験談などをnoteで書くことが増えました。友人には、参加したライブの感想を書いている人もいれば、創作した短編小説を公開している人も。
クリエイターでもそうでない方でも手軽に文章を書くことができる上、「いいね」のような「スキ」機能などコミュニケーション機能もあり、書き手と読者の交流が生まれやすいのも特徴のひとつでしょうか。
そんなnoteに2020年2月、新しい機能の「サークル」が生まれました。この「サークル」について、中身を一緒におさらいしてみましょう。
サークルってどんな機能?
この「サークル」、ひとことで言うとお手軽なオンラインサロンのようなもの。
クリエイターが、自分のコミュニティを月額会費制で始めることができます。参加したい人は、月額費用を支払うことでサークルに参加でき、限定の情報を得たり、他の参加者と交流することができます。
どんなことができる?
「クリエイター」と「メンバー」って?
noteでは、書き手のことを「クリエイター」と呼んでいます。今回の「サークル」においても、noteの書き手=サークルの主をクリエイターと呼んでおり、そのサークルに参加し、月額料金を支払う人のことを「メンバー」と呼んでいます。
どう作るの?使い方は?
サークルの作成はPC版noteホーム画面から行えます。
「プロフィール画像」を押下し、「サークルを管理」→「サークルをはじめる」から申請が可能です。事務局で審査ののち、結果が届きます。無事審査を通過したら活動を開始しましょう。
クリエイターはメンバー向けの特典を自由に設定し、最大3つまでのプランを作成できます。メンバーはその中から自分の希望するものを選び、サークルに参加できます。会費は各プラン月額100〜10,000円まで自由に設定でき、クレジットカードで決済できます。
また、1クリエイターが作成できるサークルは1つまで。1サークルにつき1つの掲示板が作られ、メンバーだけが閲覧可能となります。
利用料金は?
プラットフォーム利用料は10%となっています。ですので、悲しい話ですが……ひとりもメンバーがいない……という状態であれば、利用料金を支払う必要はありません。
手数料が引かれるタイミングは、従来のnoteの機能である有料記事や有料マガジンの売上金額と同様、売上金を振込申請して売上金の振込が発生したとき。売上金から「決済手数料+プラットフォーム手数料+振込手数料270円」が引かれた金額が振り込まれます。決済手数料は、プランに参加するメンバーの決済手段によって料率が変わるので注意です。
どんな使いみちがあるかな〜
個人の場合
個人で創作活動をされている方であれば、自身のファンクラブとしてサークルを活用するイメージが湧きやすいのではないでしょうか。
例えば、次のような感じで…
- フォトグラファーのファンクラブとして、メンバーのみ使用できる壁紙を配信する
- 漫画家のファンクラブとして、メンバー限定漫画を公開する
- バンドのファンクラブとして、掲示板でバンドとファンが交流したり、限定日記の配信をする
創作をする方だけでなく、例えば個人で講師業や士業をなさっている方なども、自身の経験に基づく知見をこっそり公開する場として、サークルを作成するのもよいでしょう。
とても役立つ情報だから多くの人に伝えたいし、活発な意見ももらいたいけど、広く公開しすぎるのもいろいろ心配……そういう場合に、適度にクローズドで、かつ限定の掲示板のあるサークルはもってこいと言えます。
企業の場合
このサークル機能、個人のクリエイターだけではなく、企業としても活用できそうです。
例をあげると…語学教室運営の場合。
プランをビギナー・ベーシック・トップなど習熟度別クラスに分け、それぞれのクラスごとに別々の学習教材をnoteで配信することができます。掲示板は生徒の交流に使ったり、お知らせを掲載することなども。オンライン上で月謝のやりとりが完結するのもキャッシュレス時代にはうれしい!
また、企業と消費者の交流の場、自社製品の「友の会」として使うことも。メンバー限定で製作の裏話を掲載し、ブランドストーリーを密に伝えることができます。
また、メンバーのみ新製品の先行販売を行ったり、掲示板で製品への率直な意見をもらうことで、よりよい製品づくりに活かせるでしょう。企業の広報活動に幅広く活用できるのではないでしょうか。
ほどよいクローズドコミュニティとして
個人で何かを創作、制作していたり、クリエイティブな活動をしている場合はもちろん、そうでない場合でも、「適度にクローズドなコミュニティ」を「お手軽に」作れるのがnoteのサークル機能と言えます。
オンラインサロンって興味あるし、作ってみたいけど、な〜んか敷居が高いな……と思ってた方は「ほどよくカジュアル」なサークル機能を使ってみてはいかがでしょう?