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乃木坂46ファンになってわかる芸能界のSNSにおけるユーザー体験作りの未熟さ。

乃木坂46ファンになってわかる芸能界のSNSにおけるユーザー体験作りの未熟さ。

これまで「アイドル」には興味関心がまったくありませんでした。アンチ的な感情もない、まさに無関心。

そんな33歳の男が、予想外にも「乃木坂46」にハマりました(柄にもなく。笑)。ファンになる過程で、乃木坂46というか芸能界のSNS対応の未熟さを実体験しました。

すべての始まりはバナナTVの関連動画

以前からバナナマンが好きで、なかでも「バナナTV」をよく視聴していまた。去年の秋頃に、久しぶりにYouTubeでバナナTVを見ていたら、関連動画に乃木坂46の動画が出ていて、なんとなくその動画(「バナナマンファンのための乃木坂」で検索すると出てきます)を見たことが、すべての始まりです。

バナナマンのラジオなどで「乃木坂46」というフレーズを聞いたことはありますし、バナナマンが公式お兄ちゃんになっていることは知っていました(バナナTVでも、なんども話に出てきていたし)。

著作権侵害の動画で乃木坂46の魅力を知る

それまで、いままで一度も興味を持ったことがなかった(アイドル全般に)のですが、関連動画に出てきた動画を見たら、いっきに乃木坂46に興味を持ちました。

ただ、この時に気になったのが「著作権侵害」です。どの動画も「乃木坂って、どこ?」や「乃木坂工事中」、「NOGIBINGO」の映像が使われています。

動画のはじめに「YouTubeで稼ぐ!」という映像が流れたり、動画を削除されないように「音を加工」したり、映像サイズを小さくしたりと、明らかにアウトなものがあります。

これらの動画を乃木坂46の運営元が許可しているとは思えません。黙認しているのかもしれませんが、個人的に、それらの動画を見ることに抵抗を感じずにはいられませんでした。

ファンでない人が乃木坂46の魅力を公式に知るすべがない

2017年の末に、乃木坂46に興味を持った自分にとって「乃木坂工事中」や「乃木坂って、どこ?」といったTV番組の過去の映像を見ることは、ほぼできません。

乃木坂工事中は、毎週日曜 深夜0:00~にテレビ東京で放送しているので、これから先は見ることができますが、あくまでも興味関心をもっているだけであって、ファンではない段階においては、すぐに情報を得たいわけです。

ファンになっていない人はDVDは買わない

もちろんDVDを買えば見ることはできますが、まだ乃木坂46をよく知らず、ファンにもなっていない段階でDVDを買うわけがありません。

興味関心を持って、探っている段階の人が、お試しで2万円も3万円も使わないでしょう。

乃木坂46の公式チャンネルは受け皿として役に立たず

乃木坂46に興味関心を持った自分は、乃木坂46を知るために、乃木坂46のYouTube公式チャンネルを見てみました。(著作権侵害の動画を見るのは気がひける

そこにはミュージックビデオやオリジナル動画などがありましたが、正直、自分が見たいと思うような動画は少なく、印象としては、既存のファン向けのYouTubeチャンネルでした。

乃木坂46を認知して、興味関心を持って、前向きに情報(どんなグループなのか、どんなメンバーがいるのか)を得ようとしている段階の自分のニーズを満たしてはくれませんでした。

曲に関してはApple Musicで聴き放題なので、ファンになる前から自由に聞くことができました。「はじめての乃木坂46」というプレイリストもあったし。

結局、非公式動画のおかげでファンになった

乃木坂46の曲はApple Musicで聞けたのでよかったのですが、乃木坂46がどんなグループで、どんなメンバーがいて、それぞれのキャラクターなのかを知ったのは、著作権侵害をしている非公式の動画でした。

それらの動画を見ることで、乃木坂46のこれまでを知り、メンバーそれぞれの歩みを知ったことで、乃木坂46にハマり、ファンになりました。それもライブDVDを買っちゃうほどに。笑

正直、それらの動画がなく、現状の公式YouTubeチャンネルしかなかったら、ファンにはなっていなかったと思います。

買った。笑 #乃木坂46 #神宮ライブ #4thyearbirthdaylive

Satoshi Endoさん(@satoshi.endo.jp)がシェアした投稿 –

結局のところ、現状でSNSにおいてより良いユーザー体験を提供しているのは著作権侵害をしている非公式動画といっても過言ではないでしょう。

ニーズの受け皿とはSNSでのよりよいユーザー体験を作ること

もちろん、著作権侵害の動画を通報して削除するという対応が間違っているとは思いません。著作権侵害をしている動画を認めるつもりもありません

著作権侵害をしている動画は、どんどん減らしていくべきです。ですが、その方法として、抑圧をしていても、永遠とイタチごっこが続くだけではないでしょうか。

根本的な問題は、YouTubeを含むインターネット上に、見込みファン(見込み顧客)に対する公式(著作権侵害をしていない)の動画がない(公式のユーザー体験が足りていない)ことです。つまり、見込みファンのニーズの受け皿を乃木坂46の運営元が提供できていないのです。

最近では、橋本環奈の対応が賞賛されていますよね。偽アカウントを、直接、潰すのではなく、ニーズの受け皿として公式チャンネルを開設する。これがソーシャルメディア時代における、著作権侵害に対する必勝法ではないでしょうか。

もちろん、公式アカウントを開設しても、コンテンツがなければ意味はありません。ニーズに対して供給するべきなのはコンテンツです。そして、コンテンツもニーズに合っていなければ意味はありません。

カスタマージャーニーを描き、それぞれの段階にいる人に最適なコンテンツを提供する。それが、乃木坂46だけでなく、今の芸能界にはできていないように思います。(元スマップ3人のSNS解禁も話題になりましたが、これが話題になるような現状であるということ)

TV番組やライブ映像のすべてを無料で公開しろ!とは思いません。必要最低限の情報が欲しい、そして魅力を知りたいのです。

皮肉にも、今、YouTubeで視聴できる非公式の動画は、乃木坂46の魅力が、うまく伝えられている(乃木坂46の魅力がわかる)ものもあります。こういった動画を公式YouTubeチャンネルが作って公開をすべきです。

公式YouTubeチャンネルが、受け皿を用意すれば、著作権侵害の動画を排除しても、問題ないでしょう。見込みファンだけでなく、ファンのニーズにも答えられていないのかもしれません。

ソーシャルメディア解禁をしたF-1には大きな利益が

2017年にソーシャルメディアを解禁したF-1は、目覚ましい発展を遂げています。そして、その背景は以下の言葉が見事に言い表しています。

「昨シーズンの取り組みの中心は、我々のプラットフォームを通してファンの体験を改善することにあった。世界中のファンがF1のメディアとの関わりを深めている場面を見られたことは、心強い」
出典元:ソーシャルメディアを”解禁”したF1、2017年シーズンはテレビ視聴者数も増加傾向に

ファンの体験を改善する。これにどれだけ取り組むことができるか。ソーシャルメディア(SNS)において、よりよいユーザー体験をいかに作ることができるか

それを実現することができれば、抑制や制限で得られる利益よりも、数倍以上の利益が得られるのではないでしょうか。