施策を考える時や記事を作成する時にちょっとユーザーの声が欲しいときってありますよね。自分たちのターゲットと合う人の意見を得られれば、施策がより効果を出しやすくなったり、記事の信ぴょう性が増しますよね。
そんなときには、ソーシャルメディアでアンケートを実施したり、メールでアンケートを取ることもできます。予算があれば調査会社に依頼することもできるでしょう。WEBマスターの手帳では以前にGoogleが提供している市場調査ツール「Google Consumer Surveys」を紹介しましたが、今回はもっと手軽に使えるWEBサービスをご紹介したいと思います。
ミルトーク
ミルトークでは、掲示板形式で質問を投稿し、それに対して消費者(ミールトークのモニタ)が回答することで意見やアイディアが集まるというWEBサービスです。
質問側は法人利用が前提となっているので、掲示板にも質問側の企業情報を掲載することもできます(任意)。回答側からも質問者が企業であると認識されているので、気兼ねなく質問をすることができます。
利用料は、掲示板の作成は無料です。オプションを利用する場合は有料。
簡単に質問が投稿できる
個別にチャット形式で質問できる「トークルーム」
掲示板で回答をしてくれた人で「この人に詳しく話を聞きたい」という場合に「トークルーム」を作って、チャット形式で質問をすることができます。トークルームは有料(1ルーム:6万円)
1人1人に直接、話を聞けるのは便利そうですね。
WEBコンテンツのデータ集めにも使える
ブログ記事などで消費者の声やアンケートデータが欲しい時にもミルトークは使えますね。
例えば最近話題のPokemn GOに関連する記事を作成する際に、日本で使ってみたいと思っている人はどれぐらいいるのだろうとミルトークで聞いてみるのもありですね。
Twitterのアンケート投稿やYouTubeのカードアンケートを使うのと同じ感覚で使えそうです。調査会社に依頼するとコストも、時間もかかってしまいますが、ミルトークならその点で手軽ですね。
回答者が自分たちのターゲットと合っているかは要注意
とても便利で使い方さえ合えば役に立つミルトークですが、回答者を選ぶことができない(年齢層や性別は設定できる)ので、回答者(モニタ)はどんな人かを気にする必要がありそうです。
個人的に、回答内容をいろいろ見ていて感じた程度ですが、登録している回答者(モニタ)に職業や所得など偏りがありそうな気がしています。
市場調査では、ただ意見が多く集まればいいわけではありません。どれだけ自分たちが対象としている人の意見が集められたかが重要です。
ミルトークは掲示板を作って質問すること自体は無料ですので、とりあえず質問を投げてみて、回答者の中から対象とあっていそうな人が見つかれば「トークルーム」で細かく聞くというフローを取れますが、それでも現時点では、自分たちが聞きたい人と回答者の整合性を考慮して回答を見たほうが良いかなと思います。
データの整合性をどれほど重視するかによって、しっかりとお金をかけて対象と整合性のある調査をするか、ミルトークなどで簡易的でも意見やアイディアを集めるか、必要なデータなど目的に合わせた使い分けが必要ですね。