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ペライチを提供する株式会社ペライチの代表取締役 橋田一秀さん【特集インタビュー 第2弾】

【インタビュー Vol.2】株式会社ホットスタートアップ代表取締役 橋田一秀さん

「WEBマスターの手帳」の特集インタビュー!第2弾は、誰でも簡単に1枚ペラのWEBページが作れる「ペライチ」を提供している株式会社ホットスタートアップ(2017年5月9日より「株式会社ペライチ」へ社名変更)の代表取締役 橋田一秀さんにお話を伺ってきました!

個人的に、橋田さんの印象は「仲間が多い」「協力者が多い」不思議と橋田さんのところに人(みんな楽しそう)が集まっていくイメージを持っています。そんな橋田さんの秘密がチラッと垣間見れた、とても楽しいインタビューでした。

記事の最後には、橋田さんにあれこれ質問に答えてもらった「5 second Question」も付いていますのでお見逃しなく!

※以下、インタビュー内容では青文字は遠藤の発言、黒字は橋田さんの発言です。

WEBサービスのエンジニアから起業した橋田一秀さん

ー橋田さん、よろしくお願いします!さっそくですが、自己紹介をお願いします!

ホットスタートアップという会社の代表取締役をしている橋田と申します。新卒でNTTデータっていう会社に入ってSEをやっていました。その後はWEB開発をしている「うるる」という会社に転職をして、そこで4年ほどWEBサービスのエンジニアとして開発をやっていました。

2014年の2月に会社を辞めて、4月にホットスタートアップという会社を起こしました。WEBサービス「ペライチ」という誰でも簡単にランディングページ、1ページのホームページを作れるサービスを出して、明日(2016年4月21日)で1年になります。

意図せず創業日とサービス公開日が同じに

ー4月21日が記念日だったんですね!おめでとうございます!

ありがとうございます!創業の日とサービス(ペライチ)を出した日が同じ日なんです。創業が2014年の4月21日で、サービス(ペライチ)を出したのが、1年かかっちゃったんですけど2015年の4月21日なんです。合わせたわけではなくて、クローズドベータを3月9日からやって、1ヶ月で出す予定が1ヶ月半ぐらいかかってしまい、公開がそのタイミングになりました。

公開を決めたら「あれ?なんか創業記念日じゃん」みたいな話になりました。なので、明日(2016年4月21日)で創業2年、サービスリリース1年です。

株式会社ホットスタートアップ 橋田一秀さん2

会社員時代は毎朝、上野御徒町のスタバで黙々と作業をしていた

ー創業の経緯について詳しく教えて下さい。僕らは「WEBサービスカタログ」というブログを一緒に運営していましたが、あの時は創業をしていませんでしたよね?

(WEBサービスカタログ)やっていましたね。2013年ぐらいでしたよね、確か。今から3年ぐらい前ですね。上野御徒町のスタバで話したりしていましたよね。

ーあれこれ話をしていましたね(笑)

あれ、楽しかったですよね(笑)あそこが起業する前に、ほぼ毎日行っていたスタバです(笑)

上野御徒町のスタバに毎日朝8時ぐらいに行って、会社が10時からだったので1時間ぐらい仕事というか創業準備というか、そんなのをずっと黙々と一人でやっていました。あれが3年ぐらい前か懐かしいですね。

ホームページ作成の相談を受けたのが「ペライチ」を作るキッカケに

ー当時はまだ会社員をされていましたよね。

そうです。当時はまだ会社員をしていました。会社員をやりながら色々準備をしていたんですけど、起業したいなと思って、ペライチ以外にもいろんなサービスを上野御徒町のスターバックスで考えていました。

いろんなアイデアを考えたり、ビジネスプランを考えたり、モックアップを作ったりするということもやっていました。ちょっと手を動かしてみようかなっていうのもありました。元々エンジニアなので、軽く作ってみようみたいなことをやって。その中からいくつかやってみた中で生まれたのがペライチっていうサービスです。

ペライチは、僕の嫁の友達が整体院を作るっていう話があって、ホームページビルダーで作ったホームページを見ていろいろ相談を受けたんです。そういった相談は、それ以外にもいろいろあったんです。

エンジニアの人って、僕らみたいにWEBに関わる仕事をしていると別に普通な仕事なんですけど、例えば、地元の友達と飲んだ時とかに「どんな仕事をしているの?」「エンジニアです」っていうと、「なんかすごい!ホームページとかを作れるんでしょ?」とかって言われるわけです。「まあ、作ってるね」みたいな「WEBをやっているから、一応作れるよ」みたいな話で。そうすると、「うちのお母さんがお店を出すんだけど、ちょっと作ってよ」みたいな話とかってちょいちょいあるんです。

作ったり作んなかったり、本当に作るかどうかっていろいろあるんですけど、僕がたまに休みの日とかにそういうのをちょっと作ったり、作んなくてもツールを紹介したりをしていました。

同じような相談を受けることが多かったことと、嫁の友達がお店用に作ったホームページを見たら、自分で作ったということ自体はすごいんだけど、ホームページとしてあまり機能していない、要は何を言いたいのかよくわからないような内容になっていて「これはどうしたもんかな」と思って、いろんな海外のサービスとかを調べてみて、海外にはあるんだけど、日本語化も一応されているものが多かったけど、これをそのままお勧めできるかっていうと、その当時は意外とそうでもなくて。じゃあ、そういうのを作ってみようかっていうことでスタートしたのがペライチのプロジェクトです。

ーTumblrでホームページ作ったりしていませんでした?

僕の叔母のギャラリーサイト(MITSUE KOMORIYA)ですね。Tumblrで作りました!かなり凝ったサイトを見せましたよね?(笑)

ー見ました。Tumblrで作ったの?!凄い!って思いました!

あれは面白かったですね。今でも1年に1〜2回メンテをしているんですけど、ニューヨークで叔母が画家をやっていて、その描いた絵を載せるサイトです。Tumblrに投稿するだけでサイトに載るっていう。でも、投稿するのは僕なんですけどね(笑)

他にも簡単に作れるものはBootstrapのテンプレートを買ってきて作ってあげることもあったんですけど、データベースが必要なものもたまにあったりして。でも、データベースの管理も嫌だし、サーバーの管理も嫌だったので、デザインはTumblrテンプレートでなんとかすれば、Tumblrが保守管理をやってくれるからオッケー。なるべく省エネで。(笑)

株式会社ホットスタートアップ 橋田一秀さん3

オープンな文化をもつ会社であること

ーなるほど。そういった経験があって、ペライチプロジェクトが動き出しんたんですね。株式会社ホットスタートアップついても伺いたいのですが、ホットスタートアップって一言でどんな会社ですか?

一言で言うと「オープンな会社」ですかね。ホットスタートアップでは社員が大事にしている価値観を4つ設定しているんですけど、その中の1つに「オープンである」っていうのがあります。

ホットスタートアップが大事にしている価値観
・オープンである
・早く、沢山トライする
・成長に寄与する
・全てのことに情熱を注ぐ
引用元:株式会社ホットスタートアップ

これは結局うちって成り立ちのところからそうなんですけど、スタートアップって本当に最初って何もないんです。だから、本当にわらしべ長者みたいにしてなんとかしていかないといけない。最初は自分が持っている価値を何かに交換して誰かに手伝ってもらったりとか、(僕達の将来性に対して)投資家の方から出資してもらったりとか、そういうことをしていかないといけないわけです。もちろん最初からすごいお金持ち!という人がいれば別ですけど。お金って結構普遍的な価値なので交換しやすいんですが、僕も別にそこまで貯金がなかったし、資本金50万円で会社を始めているのでそんなに威力もない。

その中でどうやってみんなに手伝ってもらうかっていうのは、最近すごく思うところがあって、よく起業家のビジョンとか素敵なビジョンを持って、それをみんなに伝えていきながら、そのビジョンに共感する人が仲間になってくれるようにみたいな話ってよくあるんですけど、最近やっていて思うのが、ビジョンも大事なんですけど、結構エモーショナルというか「楽しいから協力したい」って言ってもらえるのが一番いいんですよね。

もちろん、会社としてやっているのでビジネスはビジネスでやっていくのは当たり前のことなんです。とはいえ、仲間として、まず「緩く」っていうところからも結構参加してもらっていて。関わってもらうには何か得るものがあったりとか、楽しいみたいな空気作りもすごく大事だということをここ2年ぐらいやってきて思っています。

それが結果的に「オープンな文化だよね」っていう言葉になってきて。ビジョンとか価値観を役員陣で決めるときにそういう言葉になっていきました。

ーオープンな会社というのは具体的にどんな会社なんでしょうか?

ホットスタートアップの具体的な特徴の話でいうと、いろんな方が開発に関わっていただけるような仕組みがあります。例えば、週末の日曜日もオフィスは開いていますし、平日の夜とかでも来たかったら、来てもらえます。スタートアップに興味がありますとか、開発をしたい、うちはJavaScriptの技術をよく使っている会社なので、そういうのをやりたい人とか、将来起業したいですみたいな人とかが結構来やすい環境になっているんじゃないかなと思います。

スタートアップとか開発とか、お金じゃなくて経験だと思うんです。買いに行くというよりかは、自分で体験しないとわからない部分なので、まだ会社の規模も小さいですし、そこを少しでも体験していただけるようにライトに開発に入りやすい。それがオープンな文化ですね。

そういう仕組みがあることと同時に、例えば、それをもっと加速させるために、毎週水曜日にランチ会をオフィスでやっています。遠藤さんはランチに来ましたっけ?

ーまだランチ会には参加していないですね。

ぜひ食べに来てください。水曜日はオフィスで、うちのインターンと、居候がいるんですけど、その人たちを中心にご飯を作ってもらって、それを10人ぐらいで立食で食べるというのをやっています。ゲストの方もだいたい毎週3〜4人ぐらい来る感じです。お友達とか、Wantedly経由でもライトに関わりたいという人も多いので、「じゃあ、まずちょっとランチに来てください」というケースが多いです。

今日(インタビュー当日)の夜は飲み会もあります。これは月1回やっています。ランチは毎週水曜で、飲み会は月1回、オフィスで開いています。飲み会はケータリングをとってお酒を飲んだりしています。夜の飲み会も20人ぐらい来てくれます。

ーランチ会や飲み会は、橋田さんを知らない人でも、ふらっと来て良いんですか?

もちろん。ふらっと来てオッケーです。とはいってもアポなしはちょっと厳しいので、連絡手段は、Wantedly経由でもメールでもFacebookメッセージでもなんでもいいです。一応、準備もあるので「参加したいです!」という意思だけ連絡していただければ、だいたいオッケーです。興味がある方はまずお話ししましょうという感じもオープンな文化かなと思います。

株式会社ホットスタートアップ 橋田一秀さん4

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