SNSで動画コンテンツが普及してきたので、YouTubeチャンネルを開設して、動画に取り組みはじめる会社も多くなりました。今は「動画コンテンツ」を外注に出さずとも自社内で作る事ができる時代。今回は、社内で動画コンテンツを作りたい時に絶対に必要な「カメラ」について解説します。
動画撮影に使えるカメラといっても色々あります。デジタル一眼レフカメラ、ハンディカム、スマートフォンそれぞれ、私自身が使った経験も踏まえて良し悪しを共有します。
デジタル一眼レフカメラ
まずは、みんな気になるデジタル一眼レフカメラです。自分はSONY α7 IIIを愛用しています。
映像が綺麗
SONYの4Kハンディカムがあるので、映像の綺麗さなら一眼レフと言い切れないですが、一般的なハンディカメラなどに比べたら映像は鮮明で綺麗ですね。
TV通販などで売られてる5万円前後のハンディカムでは人の輪郭が粗いなと思うものもあります。(イメージセンサーの大きさの違いですね)
背景をぼかせる
背景をぼかすことができるのもデジタル一眼レフカメラの魅力です。正確にはレンズ交換できる事も含めて「レンズ」が強みですね。
ハンディカムでもレンズを交換できるものもありますがほぼ業務用で、本体だけで25万円近くするので選択肢として適切かは微妙です。
撮影時間に制限あり
デジタル一眼レフの最大の弱点が連続撮影時間の短さです。長くても30分が限界です(熱問題や関税など大人の事情により)。
動画撮影向けのミラーレス一眼カメラならVlog向けの「Sony ZV-E10」がレンズも交換できてオススメです!コンパクトで持ち運びが便利なのは「Sony ZV-1」がいいと思います。
ハンディカメラ
個人的には写真を撮る必要がなく、動画だけ撮れれば良いのであればSONYのHDスタンダードシリーズで十分だと思います。FDR-AX45は価格的にもオススメで、私も使っています。
FDR-AX60は夜間撮影(ナイトショット)ができるので、暗いところでも動画を撮りたい方にオススメです。(FDR-AX45との価格差は3万円です)
長時間の撮影が可能
ハンディカムの魅力は長時間の撮影が可能な点です。セミナー動画などは1時間〜3時間は撮影する事になるので断然ハンディカムです。
動画撮影の操作しやすい
デジタル一眼レフはあくまでも写真を撮るためのもので形も移動撮影向きではありません。手持ちで移動撮影するのは手もすぐに疲れるので、かなり大変です。
それに対してハンディカムは移動撮影は想定内。片手で持った状態でそのまま操作する事が可能です。手持ちの移動撮影も難なくこなせます。
スマートフォン
iPhoneなどのスマートフォンも動画を撮影することが当たり前になりました。最新機種を使えば、十分に動画コンテンツに使える映像を撮影することができます。YouTuberでもスマートフォンで撮影している人もいらっしゃいます。
持ち運びが楽
当然ですが、デジタル一眼レフを常時持ち運ぶのは重いし場所もとるので手間です。ハンディカムもそれなりに場所をとります。それに比べてスマートフォンならズボンの後ろポケットに収まります。
気軽に撮影が出来る
瞬間的に撮影したい時にスピーディに対応できるのはスマートフォンでしょう。iPhone6が登場して、かなり映像の質も高い動画が撮影できるのも魅力ですね。
日常生活での密着度でいえばスマートフォンがもっとも高いでしょうし、扱いも慣れているでしょう。
アプリ編集は不便
スマートフォンの編集アプリを使って一生懸命に編集している方もいますが、PCで編集した方が断然やりやすいです。編集アプリは簡単で便利ですが、簡単には簡単であるデメリットがあります。例えば、編集アプリが用意している「動画に追加できるBGM」は、YouTubeにアップロードすると、著作権で引っかかってしまうことがあります。
こういうと「えっ公開できましたよ」という方がいるのですが、著作権侵害をするの気にせず、映像の見た目のクオリティを気にするのは根本的に間違っています。
カメラ選びは実際に触ってみるしかない
カメラ選びは人それぞれ正解が違うと思います。撮影したいモノにもよっても変わるでしょう。家電量販店やSONYショップなどに足を運んで実際に手に取って持ちやすさや使いやすさなど、確認をしてみるといいでしょう。
あるいは、購入する前に、一眼レフやビデオカメラのレンタルサービスで、気になるカメラを借りて、試しに使ってみるのもいいでしょう。カメラのレンタルなら、実際に自分たちの使用する場面や環境で使ってみることができるので、オススメです!