「上位表示しました!」と言われて見てみると「いやいや、全然できてないっすよ!」って状況の方が結構多いですよね。そう言っている方が専門家の人ならぶった切るのですが、WEBの専門ではない素人の方ならそう思ってしまうのも仕方がありません。
上位表示した!によくある誤解
というわけで、いくつか「上位表示している!」「SEOできた!」と誤解してしまうシチュエーションを挙げてみます。
ブラウザの履歴が残っている
chormeをはじめ、今どきのブラウザは非常に優秀です。あなたが一度でも訪問したWEBサイトは純粋な検索結果ではなくあなたの履歴を元にした検索結果を表示してくれてるんです。
履歴の影響があるとページタイトルが紫色↑になります。
履歴の影響を受けていない、フラットな状態↑は青字です(わかりづらいかもしれませんが)
つまり、あなたが訪れたことのあるWEBサイトを訪問したことがないWEBサイトよりも優先的に上に表示してくれているわけです。
chromeのシークレットモード
chormeにはシークレットモードという検索機能があります。本来は検索情報やキャッシュを残さないための検索ウィンドウですが、完全に初期状態で検索できるので、純粋な検索結果をしりたいならばシークレットモードで確認するのは常識です。
シークレット タブで表示したページの記録は、シークレット タブをすべて閉じた後、ブラウザの履歴、Cookie の保存場所、検索履歴から消去されます。/引用元:シークレット モード
競合が少ないキーワードで上位表示
例えば「会社名」で検索して「おお!上位表示しているよ!」って言っているのと変わらない訳ですね。
さすがに会社名で上位表示なんて誰でもオイオイって突っ込みたくなると思いますが…
検索ボリュームがないキーワードで上位表示したって、意味ない訳です。だって誰もそのキーワードで検索していないんですから。
もちろんニッチキーワードでもターゲットの人にドンピシャの場合は話は変わります。
実際に検索をして、他にどんなページが表示されているのか?広告にはどんなページが表示されているのか?検索キーワード候補にはどんなキーワードが入っているのか?など複合的に上位表示しているキーワードを診断しなければなりません。
一時的な上位表示
Googleは僕らの想像を超えて賢いです。例えばFacebookの発表イベント直後に、そのイベントについての記事を書けば急激に上位に表示されることがあります。
このような突発的に検索ニーズが増えた場合などには上位に上がることがありますが、突発的なので勢いが収まれば、それに応じて順位は下がります。
またGoogleダンス(キーワードでの順位が安定していない状態)という状態である可能性もあります。
上位表示した!SEOできた!と喜びたい気持ちもわかりますが、それがぬか喜びでないかの確認はしておきたいですね。