こんにちは。遠藤(@webmaster_note)です。
Webサイトで使う写真素材を選ぶときは、著作権はもちろんのこと、人物写真の場合は、被写体の肖像権など、いろいろと気をつかいますよね。
今後は、そんな気苦労が減っていくかもしれません。photoACがベータ版として提供している「AI人物素材」に、未来を感じたので、ご紹介します。
photoACのAI人物素材
無料で利用できる写真素材サイトの「photoAC」が提供している「AI人物素材(ベータ版」をご存知ですか?
なんと、AIが人物の顔を生成してくれるんです。生成した顔写真は、通常の素材と同じようにダウンロードをして使用することができます。
AI人物素材(ベータ版)とは?
ACワークスが、GAN(Generative Adversarial Network:敵対的生成ネットワーク)を用いて、実在しない人物の顔を生成した「AI人物素材(ベータ版)」です。
生成した写真素材は、通常の素材と同じようにダウンロードしてお使いいただけます。実在しない人物ですので、モデルから写真の使用許可を得る必要なく、安全にご利用していただくことが可能です。
AI人物素材(ベータ版)
ベータ版なので、生成精度は今後に期待
「AI人物素材」は、まだベータ版です。そのため、生成される素材の質にバラツキがあります。
私も、試してみたところ、実際に写真素材として使用できるものもあれば、まったく使用できないものもありました。
AIが自動生成しているので、顔が歪んでいたり、変なところに顔の一部が表示されていたりすることがあります。
「AI人物素材」は1日に「50回」まで生成することがでます。50回というのも、それくらい生成できないと、実際に使える素材が作れないということでしょう。
そのままでは使えなくても、photoshopで修正すれば使えそうなものもありました。
弁護士の推薦もある
生成された写真は実在しない人物なので、法律面でも安心して使用することができます。
photoACのページには弁護士からの推薦文も掲載されています。
今回のサービスは、写真ACが許可を得て収集した画像をもとに、人工知能が実際に存在しない人物画像を生成したものです。
この方法のメリットは、実際の人物の画像を使う場合に起こりうる、被写体から写真使用の許可を撤回されるという事態が起こりえないことです。そのため安定して画像を使用し続けることができます。
AI人物素材(ベータ版)
素材の使用にあたって、弁護士の推薦があると、安心して使用できますね。法律面での心配がないのは、すごく助かります。
また「AI人物素材」には「AI素材利用規約」があります。使用の前には一読しておきましょう。