編集スタッフのたけのこです。2020年12月10日(米国時間)、Instagramは15秒の短尺動画「リール(Reels)」にショッピングタグ付けが可能になったことを発表しました。
これにより、商品の販売するための表現手法がさらに増えたことになります。今回はこの機能について、簡単に解説していきます!
リールのショッピングタグ付け機能、内容は?
リール(Reels)のショッピングタグ(商品タグ)付け機能は、発表のあった2020年12月10日以降、日本を含む様々な国と地域すでに使用可能になっています。
すでに10月にはIGTVに商品タグ付け機能が実装されているので、これまでに対応されていたフィードやストーリーズも含めた、さまざまな動画コンテンツ内でショッピングを楽しめるようになりました。
ちなみに、米国の一部ブランドを対象に、ライブショッピング機能もテスト中とのことです。
リールってどんなもの?
リールは2020年8月にリリースされた30秒以下の短尺動画を投稿・閲覧できる機能で、比較的新しいものです。
リリース以降の利用者数の伸びは著しく、一般ユーザーだけではなく、企業やブランドが自社の商品紹介や説明に活用する例も増えています。
さらにInstagramは、フィードに投稿される動画も、45%が15秒以下と発表されています。短尺の動画を楽しむ利用者が急増していることがうかがえます。
リールとショッピング機能がつながるメリット
Instagramでは今年6月にショップ機能が追加され、アプリ上で各事業者のオンラインストアから商品の閲覧や購入ができるようになっています。
これまでも、ストーリーズやフィード投稿、プロフィールページなどからストアへの遷移ができるようになっていました。
今回、リールに商品タグ付け機能が追加されたことで、リールを閲覧中に気になる商品があれば、そのまま販売ページに遷移ができるようになりました。
なお、すでに撮影し公開している動画に対しても、商品のタグを追加できます。
また、リールもフィードやストーリーズと同様に、ブランドコンテンツツールに対応しています。透明性を保った状態で機能を利用できるよう、クリエイターと販売企業が協業したリールには、サブヘッダーに「(ブランド名)とのタイアップ投稿」と表示されます。
事業者やユーザーの行動はどう変わる?
今回リールに商品のタグ付けが可能になったことで、販売事業者側は「視聴者の購買意欲促進」と「購買までの導線整備」がスムーズに行えるようになりました。
リールを活用している事業者にとっては、コンバージョン強化のための心強い機能となります。
ユーザーにとっても、スムーズにショッピングへ遷移できるようになったことで、情報収集からそのまま購入行動を行えるようになり、利便性が高くなったと言えるでしょう。
Instagramのねらい
Instagramは、今回の機能追加によって「新しい方法で顧客にリーチし、『好き』『欲しい』という気持ちにつながる偶発的な発見を生み出せるようになる」としています。
また、「中小ビジネスを含むあらゆる規模のEコマース事業をサポートするために、ショップ機能をはじめとする、様々な機能の開発に注力している」とのことです。ライブショッピング機能にも期待ですね!
リールにショッピングタグを付けるには
リールへのショッピングタグ付けはとても簡単です。ストーリーへのショッピングタグ付けと同じやりかたで使用できます。
- まずはリールを撮影します。撮影は、「+マーク」をタップし、「リール」を選択すれば準備できます。
- 撮影が完了したら編集画面で「スタンプ」→「製品」スタンプをタップ。登録している商品の一覧が表示されますので、タグ付けしたい商品を選択しましょう。
- タグとして表示する製品名の編集や、テキストの色を変更することもできます。
- 編集が完了したら「完了」をタップして終了です。
ショッピングタグを利用しているリールを紹介
COHINA -155cm以下の小柄女性向けブランド-
RiLi STORE
まとめ
利用者に見られやすくリーチしやすいリール。ショップ機能を使っている事業者にとっては、今回の機能追加はコンバージョン率向上に役立ちそうです。
まだ使用していない…という方は、ぜひ企業やブランドの活用事例を参考に見てみるところから始めてみてください!