こんにちは。遠藤(@webmaster_note)です。2020年5月19日に、Facebookが小規模企業のオンライン販売を支援するとして「Facebook Shop」を発表しました。
今回の発表で、私が一番注目をしたのは「ライブコマース」です。ライブコマースについては、この記事の最後に取りあげます。まずは、Facebook Shopについてです。
WEBマスターの手帳をフォローしてくださっている方であれば「あれ?Facebookのショップ機能って前からあったよね?」と思われた方も多いと思います。
Facebookページのショップ機能は、2017年ごろから利用できる機能です。今後、これまで利用できていたショップ機能から、今回、発表されたFacebook shopへ、移行されるようです。
Facebookがネットショップショップに注力
Facebook社は、FacebookとInstagramで、商品が販売できる「Facebook Shop」を通して、小規模企業を支援するとしています。
先ほど書いたとおり、Facebook Shopは以前より利用できる機能です。Facebookが新たに公開した動画を見ると、デザインの変更や、CTAボタンから直接ショップに移動できるなどで、よりネットショップとして進化している印象です。
https://www.facebook.com/facebook/videos/557995641521125/
これまでのショップ機能よりも、ネットショップとしてデザインのカスタマイズ性が高まっているようです。
Facebook Shopは、無料で利用することができます。Facebookで商品を登録することで、簡単にネットショップを作成できます。
Facebookの決済機能である「Checkout」が利用できれば、Facebook内で商品の決済(購入)までが完結します。ただ「Checkout」は現時点ではアメリカでのみ提供されており、日本では、最終的な決済は、外部(Facebook外のネットショップ、商品ページなど)で行うことになります。
今回の発表を見る限り、Facebookページの項目の1つだったショップ機能を、よりネットショップとして確立させるようです。
現時点で、私は、Facebookページの機能の一部だったショップ機能を、Facebookページから切り離して、Facebookのサービスの一つとして、ネットショップ機能(Facebook shop)を提供し始めると理解をしています。とはいえ、実際にどうなっているのかは確認できていないので、もしかすると、今までのショップ機能が、ちょっと変わっただけ(リニューアルした)なのかもしれません。
新しいFacebook shopは順次、提供が開始されているとのことなので、どう変わるのかを追っていきたいと思います。
Instagram Shopも発表
Facebookと同様にInstagramでも、Instagram Shopが発表されました。
Instagramでも、以前からショップ機能が利用できていましたが、新しい形でInstagram Shopを導入するとのことです。
https://www.facebook.com/facebook/videos/607738026499419/
2020年後半に、ナビゲーションに「ショップタブ」を追加するとこのとです。
大注目のFacebookのライブショッピング機能(ライブコマース)
そして、今回の発表で私が最も注目をしているのが「ライブショップ機能」です!
Facebook Shopとともに、Facebookライブや、Instagramライブに商品をタグ付けができるようになるそうです!
FacebookライブやInstagramライブの配信映像の下に、商品が表示され、視聴者は、タグ付された商品をタップするだけで、その商品にアクセスすることができます。
今後、数ヶ月のうちに広く提供される予定とのことです。
新型コロナウィルスの影響によって、オンライン活動が広まり。ネットショップのの立ち上げが多くなっている今、私は、ライブコマース(オンラインのライブ配信による商品の販売)が力を発揮すると考えています。
ライブコマースは、楽天が参入をし続けていますが、2019年の6月にはメルカリがライブコマースから撤退をしています。
新型コロナウィルス前の日本では、なかなか拡がらなかったライブコマースですが、新型コロナウィルスの発生によって、ライブコマースに追い風が吹いていると考えています。
商品の魅力をテキストと写真で伝えるだけでなく、動画でも紹介する。そして、その先に、店舗で接客をするように、オンライン上で、視聴者と会話をしながら商品を紹介できる「ライブコマース」に、大きな期待をしています。