こんにちは。遠藤(@webmaster_note)です。2019年6月27日に開催された「LINE CONFERENCE 2019」で様々な新サービスが発表になりましたね。
それらの新サービスのなかで、私が一番注目しているのが「LINE OpenChat」です。
関連記事:LINEのOpenChat(オープンチャット)でグループを作成してみた!OpenChatへの参加方法も紹介。 | WEBマスターの手帳
LINE OpenChatとは
この夏 #LINE に新機能「OpenChat」が登場🌻
グループ機能がパワーアップ!
関心事ベースでグループを作り、会話や情報収集ができるように👍例えば保育園のママ・パパ同士やゲーム仲間のグループごとにプロフィールを変えたり、グループを承認制にしたりと、多彩なシーンで活躍します💫#LINECONF pic.twitter.com/DmOE6OMEs1
— LINE (@LINEjp_official) June 27, 2019
LINEが2019年夏にローンチを予定している「OpenChat」は、LINEの「グループ機能」の進化版です。
OpenChatは、趣味が同じ人が集まるトークルーム、会社やマンション、町内会の連絡網、学校の保護者用、セミナーの質問用、オンラインサロンなどなど、使い道は、かなり広がりそうです。
これまでオンラインサロンやオンラインコミュニティのプラットフォームといえば、Facebookグループがほとんどでした。
しかし、OpenChatの登場によって、FacebookグループからOpenChatに移行するところが多くなると私は予想しています。
LINE OpenCnatの5つの特徴
- OpenChatのトークルームごとにプロフィールを設定できる。
- トークルームへの招待が、LINEの友だち登録が必要ない。URLやQRコードでできる。
- トークルームには最大5,000人までが参加できる。
- 過去のトーク履歴をさかのぼることができる。
- トークルームごとに公開範囲を選択できる。
1つ1つみていきましょう。
OpenChatのトークルームごとにプロフィールを設定できる
これまでLINEでグループトークをするには、LINEのアカウントで参加をするしかありませんでした。
OpenChatではトークルームごとに、全く別のプロフィールを設定することができます。
例えば、趣味友だちのグループと、会社の連絡網グループとで、違うプロフィール(名前やプロフィール写真など)を設定できます。
トークルームへの招待が、LINEの友だち登録が必要ない。URLやQRコードでできる
OpenChatでは、誰かとLINEの友だち登録をする必要はありません。トークルームへの招待もトークルームのURLやQRコードを共有するだけでできます。
LINEで友だちにならなくても、参加できるのはいいですよね。友だちになることで起こるトラブルを減らすことができそうです。
トークルームには最大5,000人までが参加できる
LINEのグループトークでは、そのトークに参加できる人数は500人までです。OpenChatでは、参加できる人数が最大5,000人になります。
5,000人まで参加できれば、会社の連絡網としても十分に使えますね。プロフィールも会社用に設定できるので、社員の参加しやすさも断然良くなるでしょう。
過去のトーク履歴をさかのぼることができる
トークルームに途中から参加をしたときに、それまでのトークをさかのぼって閲覧をすることができます。
過去のトークが、どれだけ見やすいかはわかりませんが、途中から参加すると「置いてけぼり感」が生まれやすいので、そこを解消する方法の1つとして、期待ですね。
トークルームごとに公開範囲を選択できる
OpenChatで作成したトークルームには、誰でも参加できるような公開されたものと、パスコードを知っている人しか参加できない(または参加リクエストに対する承認制も可能)非公開のものとを選択できます。
会社の連絡網や、保育園の保護者グループなど、誰でも参加できるようにしたくない場合は、非公開にできるのは、とても便利ですね。
LINE OpenChatに注目している理由
日本国内において年齢も性別も関係なくコミュニケーションツールとして、インフラ化しているLINEがオンラインコミュニティのプラットフォームとして名乗りを上げる。ワクワクしますね。
私は、OpenChatの最大の魅力が「匿名性の高さ」だと思っています。
トークルームごとに、異なるプロフィールを設定できる、LINEの友だちになる必要がない、LIENの個人アカウントを公開したくない人にとって、トークルームに参加するハードルがほとんどなくなったといえるでしょう。
トークルームを運営する側としては、参加する人のチェックや選別が難しくなるというデメリットもありますが、異なるプロフィールであっても、LINE上で個人アカウントと切り離されているわけではありません。(あくまでも表面的に個人アカウントがわからないだけ)
トークルームの運営者は、悪質なアカウントなどを「強制退会」させることもできます。強制退会をさせられたLINEアカウントは二度と参加することができません(プロフィールを変えてもだめ)。
Facebookグループでは、参加リクエスト時に、質問に答えてもらうようにしたり、個人アカウントをチェックしてから参加承認をすることができるので、参加する前に選別をすることができます。
LINE OpneChatでは、参加後に投稿内容などから、アカウントを判断するということになりそうです。
企業としてLINE@との使い分けは?
企業として、LINE公式アカウント(旧:LINE@)を使っているところは多いと思います。
今後、LINE公式アカウントとOpenChatはどのように使い分けたらいいのか、検討をしている方もいるでしょう。
Facebookでいえば、LINE公式アカウント(LINE@)はFacebookページ、OpenChatはFacebookグループです。
自社の商品のファンがトークする場を、OpenChatを使って提供してもいいでしょう。
FacebookグループよりもOpenChatのほうが参加しやすいことが想定できるので、セミナーやイベント時に、参加者からの質問やコメントを書き込む場としてOpenChatを利用するのもいいかもしれません。
LINE公式アカウントは1対1のコミュニケーション。OpenChatは、参加者みんなでのコミュニケーションと考えると、使い道はいろいろとありそうですよね。