GoogleだけでなくFacebookもスマホでの記事表示スピードを早くしようと力を入れていますね。
2016年のはじめに「Instant Articles」が発表されていましたが、プロジェクトはどんどん進んでいるようです。
Instant Articlesってなに?
Instant Articlesがなんだかわからないという方もいるかもしれないので、簡単に説明します。
Instant ArticlesはスマートフォンのFacebookアプリ上でWEBコンテンツ(記事や動画など)を閲覧できる仕組みです。メディアサイトなどがFacebookのサーバー上にWEBコンテンツを提供することでFacebookアプリからブラウザアプリに移動することなくニュース記事などを閲覧できます。
またFacebookアプリ上で閲覧された場合に発生した「広告収入」をWEBコンテンツ提供側も得られるとのことで欧米の各メディアサイトが参加しています。
スマホでもっと早く記事を読めるように
現在、多くのWEBサイトは記事へのリンクをFacebookでシェアしています。特にスマートフォンで閲覧しているユーザーの動きは以下のようになります。
- Facebookのタイムラインで記事を見つける
- リンクをタップする
- スマートフォン内にあるブラウザアプリが立ち上がる
- ブラウザアプリで記事が表示されて読む
PCであればFacebookをブラウザ上で見ていることが多く、リンクをクリックしてもすぐに新規タブで記事が表示されます。
ですがスマートフォンでは「ブラウザアプリが立ち上がる」という1つアクションが増えてしまいす。これをFacebookは改善させたいということのようです。
Introducing Instant Articles, a new tool for publishers to create fast, interactive articles on Facebook.
Posted by Facebook Media on Tuesday, May 12, 2015
Posted by I
nstant Articles on Monday, October 19, 2015
Instant Articles | Facebook(英語ページ)
実際、凄く早く表示された
自分もFacebookアプリで「Instant Articles」を体験していて、記事がすぐに読めて良いなーとユーザーとしては思っています。
Facebookのタイムラインで記事のサムネイル画像の右上に「電気マーク(?)」が表示されていると「Instant Articles」に対応している記事です。
タップすると画面右側からスッと記事が出てきます。
Instant Articlesに対応するためのWordPressのプラグイン
Facebookは2016年の4月12日から「Instant Articles」を全てのユーザーに開放すると発表しており、誰でも、Facebookアプリ上で読める記事を作れるようになります。
これに合わせて、全体の25%以上のWEBサイトで使われているWordPressのユーザーのために、Instant Articlesに対応するためのプラグインをFacebookとWordPress.comを提供しているAutomatticとが提携して開発を進めているようです。
プラグインを使って「Instant Articles」に対応できるとなれば、WEBサイトを運営している側としては、負担が少なく済みますね。
We’re always looking for ways to make it easier for publishers to share their content on Facebook, so we’ve partnered with Automattic, parent company of WordPress.com VIP, to build a free plugin for Instant Articles, which simplifies the process of generating and publishing Instant Articles from WordPress.
引用元:Introducing a WordPress Plugin for Instant Articles | Facebook Media
2016年はInstant ArticlesやらAMPやらSSLやらWEB担当者は忙しいですねー。笑