企業ブログでバズってアクセスも継続する記事の作り方シリーズVol.4は「ブログの記事タイトル」についてです。企業ブログであってもタイトルのつけ方次第で反応は変わります。
自分のWEBデザイナーの師匠も「タイトルには命をかけろ」とよく言っていました。どんなに内容が素晴らしい記事でも「タイトル」がダメだとそれだけで致命的です。
バズでも継続的なアクセスであっても、読みに来てもらわなければ何も始まりません。
ブログ記事のタイトル作りの基礎知識
まずは「タイトルづくり」の基礎を押さえておきましょう。
見込み読者が最初に接触するのがタイトル
出会う場所が、ソーシャルメディアのシェアや投稿でも、検索であっても、いきなり本文を目にすることはありません。まずは「タイトル」を読みます。
本文がどんなに素晴らしくても「タイトル」で読みたいと思われなければ、あなた(御社)の記事を読みに来てくれることはありません。
タイトルの文字数は28文字以内に大事なことを収める
SEOでよく「タイトルの文字数」について取り上げられていますね。多くは「32文字」と言われていますが、実はそれにはいろいろと注釈が必要です。
Google検索の場合は32文字も表示されません。実際にGoogle検索をしてみて、表示されているWEBページのタイトルを数えてみてください。27〜29文字程度だと思います。(全角と半角の区別はされています)
!や。でタイトルが切られることがある
Google検索の検索結果に表示されるタイトルはGoogle側でも最適化が行われています。あなた(御社)の記事で設定されているタイトルが100%そのまま表示されるわけではありません。
特に!や。が途中にあるとそこで区切られて、残りが表示されないことがあります。
大事なことは先に書く
文字数の制限、タイトルが最適化されてしまうということを踏まえても、大事な言葉や伝えるべき事は、タイトルの前半に入れましょう。
たとえ28文字以上のタイトルであったとしても、先に大事なことを伝えておけば、途中でタイトルが途切れても影響は少ないでしょう。
また!や。で区切られても問題ないようにしておけば、!や。を使うことを恐れる必要は無くなります。
読まずには居られないタイトルを作るべし!
それでは、読みに来てもらえる魅力的なタイトルづくりへ話を進めましょう。タイトルの役目は、注意を引き、興味を持ってもらい、記事を読みに来てもらうことです。
つまりタイトルを目にした人が、読みたくてウズウズしてしまうような、読まずには居られないタイトルにする必要があります。
読んだら凄く得をしそう
タイトルに限らず「人を動かす」要素の1つに「利益を得られること」がありますよね。タイトルでも、記事を読むことで「利益を得られる(得をする)」と感じれば、その人は読みに来てくれるでしょう。
例えば
平社員が給料が増えていないのに小遣いが2倍になった方法
読まないと損をするかもしれない
「得をする」の逆です。「人を動かす」要素のもう1つは「損をすること」ですね。誰でも損をすることが好きな人はいません。
記事を読めば「損をしないで済む」と感じられれば、読みに来てくれる人は多いでしょう。
例えば
誰もが感じる通勤ストレスから解放される5つの方法
常識を覆される
人は誰もがそれぞれの「常識」を持っています。そして、その常識は当人にとっては正しい(間違っていない)ことです。
その常識が覆されるようなことを聞くと、どうしても興味を持って、それがどういうことなのか確かめたくなります。確かめたくなるということは、記事で言えば読みたくなるということです。
例えば
好きな物ばかり食べている人が食事制限している人より寿命が10年!
数字が入っているタイトル
タイトルは具体的であればあるほど、効果的です。そして数字が入っているだけで具体度は高くなります。人は3,5,7という数字を意識しやすいとも言われていますので、うまく使えるとより効果的です。
「効果的なダイエット方法」よりも「効果的な5つのダイエット方法」の方が内容が絞られていますよね。広いものよりも具体的な何かのほうが読みやすいのは、WEBでは尚更でしょう。
例えば
1日5分やるだけ!3ヶ月で15キロ痩せるダイエット方法
自信がないと言えない言葉を使う
断定する言葉を入れましょう。タイトルで記事で取り上げているテーマに対して「これだ!」と言い切りましょう。「決定版」「保存版」などの言葉を使って断定感をだすのも効果的です。
断定するのは自信や肝を据える必要があります。ですが、断定できないということは、裏を返せば自信のないコンテンツを公開しているということにもなります。
でも読んでくれる人の立場に立ってみましょう。「かもしれません」と言われるよりも「○○です」と言われた方が惹かれませんか?
例えば
ソーシャルメディアで反応が悪いのは「街頭演説」しているからだ
ブログ記事のタイトル作りで最低限守るべき5原則
魅力的なタイトルとは教わったら簡単に作れるものではありません。タイトルを考えた数と実際に公開した経験が成果を分けます。記事の内容や想定している読者によっても「魅力的」の定義も変わりますよね。
WordPressを使っている方は、記事タイトルのA/Bテストができる「Title Experiments Free」を、ぜひ使って色々と試してみましょう。
最後に魅きつけるタイトルでなくても、最低限これだけは守っておくべきポイントをご紹介して終わります。
ターゲットの人が「自分と関係がある」とわかるタイトル
記事とのファーストコンタクトがWEB検索でもソーシャルメディアでも、読んでもらいたい人が、あなた(御社)の記事を目にした時に「お!これは自分に関係がありそうだ」と思えなければ、わざわざリンクをクリックして読みには来てくれません。
タイトルに「新入社員」「WEBマーケティングに1人で取り組む」「31歳独身」などペルソナの特徴を入れるだけでも、それに当てはまる人のアンテナに引っかかりやすくなります。
記事の内容がわかる
記事の内容が全くわからないタイトルでは読む気にはなりません。「今日も暑いですね」というタイトルだけを目にして読みたい!と思いますか?書いている人を知っていて、その人のことを知りたいと思っているなら読みたいと思うかもしれませんが、企業ブログではそれはほとんどないでしょう。
読みたいと判断できるには、ある程度の記事の内容がわかる必要があります。ビジネス書で書いてある内容が全くわからない本をお金を出して買いますか?買わないでしょう。
要約して内容の全てがわかる必要はありません。どんな内容なのかがイメージできればいいんです。
記事を読むと得られることがわかる
内容がわかると重なりますが、読むことで得られるメリット(用語好きの方ならベネフィット)を伝えましょう。
内容がイメージできても、「それで?」と思われたら読んでもらえません。みんな時間がないのです。豪雨のように大粒で止むことなく降り注ぐ情報を浴びているんです。そのなかで自分が時間を使ってでも読むべき必要がある情報だけを受け取りたいんです。読んだら「どうなるのか」をしっかりと伝えましょう。
抽象的ではなく具体的である
できる限り具体的にしましょう。例えばWEBマーケティングといっても、ソーシャルメディアや広告、メールなど様々な種類があります。
できる限り使う言葉は具体的にしましょう。
検索を意識した言葉選びをする
タイトルで使う言葉は「検索に使われる言葉」を使いましょう。キーワードプランナーや他のキーワードツールを使ってもいいでしょう。
検索に使われる言葉とはターゲットが使っている言葉です。キーワードツールだけではわからないことは沢山あります。自分自身で実際にその言葉を使って検索をして、どんなWEBページが表示されているのか、どんな内容なのかを確認しましょう。
企業ブログでバズってアクセスも継続する記事の作り方シリーズ
- Vol.1 あなただから書ける記事を書け!
- Vol.2 シェアする心理を理解しろ!
- Vol.3 良質なコンテンツを作れ!
- Vol.4 ブログ記事のタイトルには命をかけろ!
- Vol.5 ブログ記事の構成にこだわれ!