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コミュニティマネージャーの教科書になる1冊「コミュニティマネージャーの仕事」

出版記念セミナーに参加してきた

昨日、「コミュニティマネージャーの仕事」の出版記念セミナーに参加してきました。著者の中山さんはイケア・ジャパンのコミュニティマネージャーとしてAsk Annaの運用に携わっていらっしゃった方で、コミュニティマネージャーとして実際に活動された方の話は面白かったです。

このセミナーでは株式会社トライバルメディアハウスの池田社長も「ソーシャルメディアマーケティングのその先へ」というテーマでお話しされました。この内容が自分にはかなり面白くて、聴いていて楽しかった。話を聞きながらアドレナリンが出まくって脳内がバッキバキでパッカー!って解放されちゃいました。

脳内が飛んでたこともあって、本もむさぼるように読み切ったのですが、これが内容がかなり素晴らしいのでご紹介します!

コミュニティマネージャーの話の本

FacebookやTwitter活用の本は沢山ありますが、正直、どれも手法の話ですよね。「コミュニティマネージャーの仕事」はタイトル通りで「コミュニティマネージャー」という仕事についての本です。

企業がSMM(ソーシャルメディアマーケティング)に取組む上で必要不可欠な存在であるコミュニティマネージャー。まだまだ日本での認知レベルは高くないですが、この本を読めばコミュニティマネージャーとしての土台を持てるはず。Facebookで何を投稿するのか?Twitterで何をするのかという手法の話をするまえに絶対に一読しておくべきでしょう。

コミュニティマネージャーとは、単なるソーシャルメディアアカウント管理運用をする人ではないことが理解できるはずです。じゃあ何なのか?という話は僕なんかがここで偉そうに書くよりも本を読んでください。その方が最適!

本の内容

ザッと本の内容を目次ベースでご紹介させて頂きます。

この本の特徴として企業が組織的にソーシャルメディアを使って企業が主体となる「ブランドコミュニティ」を構築、運用していくことが軸になっています。

第1章 コミュニティマネージャーとは

まさにコミュニテーマネージャーって何?何をする仕事なのかがわかります。

第2章 コミュニティマネージャーの仕事[現場編]

「投稿」コンテンツの話ですが、マーケティング意識を持った上での「投稿」の話です。特に「効果測定・PDCA」のパートは個人的に有益でした。

第3章 コミュニティマネージャーの仕事[組織編]

組織としてどのように運用していくのか、どのように運用体制を整えるのかが書かれています。この本の見せ場ですね。

冒頭にも書いた通り、これまで「手法」に重きを置いた「コンテンツ」目線の本が多かったですが、この本は企業目線で書かれているので、現場の人には有益なはず。

第4章 コミュニティマネージャーのこれから

コミュニテーマネージャーの次の段階について書かれています。目指していくところは、どんなところなのかがイメージできます。

第5章 現役コミュニティマネージャーの本音

複数社のコミュニテーマネージャーの方の話が載っていて、面白いです。

第6章 コミュニティマネージャーSOS――こんなときどうする?

コミュニテーマネージャーの現場をわかっているからこその内容です。具体的な例が載っていて参考になります。

手法の話ではない

何度も書いてしまいますが、これまでのFacebook活用、Twitter活用の本は各プラットーフォームの使い方であったり、「なにを投稿するのか」という「手法」に重きを置いた本が多かったように思います。

「コミュニテーマネージャーの仕事」では、しっかりと企業が「マーケティング活動」としてのブランドコミュニティの運用の話が書かれており「なんのため」「なぜその投稿をするのか」ということも意識できます。何よりもやはりコミュニティマネージャーとはどんな仕事なのか、役割はなんなのかがよくわかります。

企業がソーシャルメディアアカウントを運用していく上で、担当者が立ち返れる1冊だと思います。

なによりも自分自身が企業(組織で運用できる規模)のコミュニテーマネージャーをやりたいなとウズウズし始めてきました。個人事業、零細企業レベルでも楽しいけど、組織的に取組むSMMには違った楽しさ、面白さがあるんだろうな。やってみたいな〜。