ソーシャルメディアを活用する基本認識としてソーシャルメディアでは「ファンとの会話」「コミュニティ」「口コミ」などが挙げられますね。他にもありますが、今回は割愛。
なかでもソーシャルメディアの人と人とのつながり(拡散力)を使った手法(簡単に言うと口コミ)で商品・サービスを広めることがソーシャルメディアマーケティングに取組む人たちの間で、よく話題に上がっています。
横文字で色々あって分かりづらい
今回は、口コミをしてくれる人たちのグループ分けで使われる「呼び名」についてです。
※遠藤の個人的な解釈が含まれています。
マーケティングでもビジネスでも専門家になればなるほど「名称」にこだわってしまいがちですが(正しい認識をするために、明確に区分することは良いことだと思います)、正直、名称なんてどうでもいいとも思っています。
受験のように名称の正確さを求めたところで、成果がでるわけじゃないです。SEOだろうが、上位表示だろうが、名称、呼び名なんてなんだっていいんです。
話を戻しましょう。口コミを起こしてくれる人たちを区分する際に、よく耳にする3つの言葉について1つ1つ見ていきたいと思います。
インフルエンサー
芸能人、読者モデルやスポーツ選手、著名人、アルファブロガー、トップYouTuberなど不特定多数の人(他人)の消費行動に影響を与える人物のことです。
インフルエンサーとは、人々の消費行動に影響を与える人物のことを指します。特定分野に詳しい専門家やインターネット上で強い影響力を持つ個人などが、インフルエンサーにあたります。/引用:インフルエンサー – J-marketing.net produced by JMR生活総合研究所
ちなみにインフルエンサーと聞いてインフルエンザを思い浮かべる人もいるでしょう。(自分も最初思い浮かべました)
この二つの語源は「影響」を意味するinfluentia(ラテン語)で英語ではinfluenceから来ているようです。語源は同じですが、由来は違います。インフルエンザの方はググってください。
アンバサダー
商品、サービスのファンであり、尚かつ、あなたの商品・サービスを他に人へよく薦めてくれる人です。インフルエンサーと違い影響力の有無は基準にはならない。
例えば、Apple製品が好きでパソコンを買い換えよう、買いたい人へMacを薦めている人(←遠藤自身)。私は知人、友人の消費行動に影響を与えることもありますが、影響を与える範囲、その規模はかなり小さいです。
インフルエンサーの人にアンバサダーになってもらえたら、ブランド側からすると最高ですね。
参考記事:それ、アンバサダーとは無関係じゃないの?: やまもといちろうBLOG(ブログ)
エバンジェリスト
エバンジェリストの語源はキリスト教の伝道者(evangelist)です。簡単に言えば、商品・サービスやブランドの信者となり商品・サービスを広める人
「Apple信者」なんて言葉がありますが、企業の外にいる熱烈なファンというよりも、社内の広報的な役割をになっている人を指すことが適っていますね。伝道者もキリスト教内に属している人と考えれば当たり前ですね。
自社の製品やサービス、ノウハウ等を、顧客・パートナーをはじめ世間に広くわかりやすく説明して回る役割をする人。開発者でありながら、PRの役割を担う人が多い。役職として採用している企業もある。/引用:エバンジェリストとは – はてなキーワード
参考記事:@IT Special 「難解技術を分かりやすく伝道する」マイクロソフトのエバンジェリスト 第1回
大事なのはどう巻き込むか
巻き込むという言葉が適していないかもしれませんが、名称(言葉)の理解をしただけでは意味はありません。
インフルエンサーの人にどうアプローチして、どうアクションしてもらうのか、アンバサダーの人をどうやって巻き込むのか、エバンジェリストにどう活動してもらうのかなどの施策を考えなくてはいけません。