USPとは「Unique Selling Proposition」の頭文字をとった言葉で、「独自の強み」を意味する用語です。自社の商品やサービスが持っている、顧客に対して自社だけが提案できる強みのことを指します。
USPは、アメリカのコピーライターであるロッサー・リーブスによって1960年に提唱され、広く浸透した概念です。
さまざまな情報があふれ、消費者が商品やサービスの比較をしやすくなった現代においては、USPはより明確に設定する必要があると言えるでしょう。
ロッサー・リーブスが定めたUSPの3つの基準は以下の通りです。
1:広告は顧客への提案である
USPにおいて、広告は顧客への「提案」であるとしています。広告を利用して、自社の商品やサービスでしか提供できない価値を顧客に提案します。
2:提案に独自性がある
USPは、他社が簡単に真似できないようなものでなければなりません。この「独自性」をもって顧客への提案をするので、これが何なのかを明確にする必要があるでしょう。
3:提案が強力である
USPの提案では、顧客の気持ちを揺さぶる「強い提案」が大切です。顧客がどうすれば魅力的に感じるかを考え、伝えていきましょう。