旅行に出かける時に、目的地やそこまでの移動手段、宿泊場所など「計画」なしで旅行にいくことはそうそうないですよね。もちろん「ノープラン」で旅行に行く人もいるでしょう。自分もノープランの旅行は好きです。ですが、計画があったほうがいいのか、ノープランがいいのかは旅の目的によりますよね。
企業がソーシャルメディア活用に取り組むにあったって、どう使っていくかの計画を立てるにも、なぜ取り組むのかという「目的」が不明瞭では、行き当たりばったりの取り組みになってしまいます。
御社がソーシャルメディアに取り組む目的はなんですか?
御社がFacebookやTwitter、LINE、Instagram、YouTube、ブログなどのソーシャルメディアを使う目的はなんでしょうか?
「顧客が増えた」「売上が上がった」といった「成功事例」を耳にして、なんとなく良さそうだから、とりあえずやってみたでうまくいくほど、ソーシャルメディア活用は簡単なものではなりません。
また「目的」が明確になっていないと、ソーシャルメディアの取り組みを始めたけど「何のためにやっているんだっけ?」と目的意識が弱まり、その結果、優先順位も下がり、成功も失敗もする前に途中で頓挫してしまうことにもなります。
一般的なソーシャルメディア活用の目的
一般的には以下のようなことが、ソーシャルメディア活用の目的として挙げられます。
- 売上の向上
- ブランディング
- 商品・ブランドの認知向上
- 来店数のアップ
- 顧客満足度の向上
- 新規顧客の開拓
- 求人
ここに挙げたのは、あくまでも一般的なものです。それぞれの会社が自社の「目的」を考えることは大事です。
他社のマネ(コピー&ペースト)をしても、うまくいきません。
「目的」から逆算して設計しよう
今後は「目的」を基準にした戦略や戦術などを考えていくことになります。
常にゴールから逆算した計画を持つことが重要です。手段を目的にすることがないように気をつけましょう。
とりあえず、良さそうな手段をやってみたらうまくいったという運任せの取り組みでは、継続性や再現性に欠けてしまいます。継続的に成果を出すためにも「目的から逆算した計画」を立てることが、とても重要です。
「成功」の定義を具体的に決めよう
自分たちがなぜソーシャルメディアでの取り組みをするのかを明確にするのと同じく「成功(ゴール)」の定義を決めておきましょう。
どうなったら「成功(目的を果たせた)」なのかを数値基準も含めて、具体的に決めておくことで、その目的の有効性だけでなく、施策に効果があったのかどうかの検証にも活かすことができます。
またソーシャルメディア経由の問い合わせを、全体の問い合わせに対して3割にするなど具体的にしておくことで、取り組みに関わる人たちも共通認識を持つことができます。
定義を具体的にしておくことのメリットは、とても多いので必ずやってくださいね。