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各SNSの新型コロナウイルス感染症への対応をまとめました

各SNSの 新型コロナウイルス感染症への対応 まとめ

編集部のたけのこです。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界各地に拡大し、混乱する状況が続く毎日です。

そんな中、インターネット上で多くの人が集まるSNS上では、秩序を保つために様々な対応がなされています。各SNSでの取り組みの工夫をまとめました。

Facebook

Facebookでは、各ユーザーのニュースフィードのトップに「新型コロナウイルス情報センター」へのリンクを表示し、各国の医療機関や政治家、ジャーナリストからの信頼できる情報にアクセスできるようにしています。

Facebookの新型コロナ対策

ホーム画面の一番目立つ所に表示されているので、アプリやページを開くと情報センターへすぐアクセスできます。

また、アメリカやイギリス等では、今までテロ攻撃や気象災害発生時などに使用されてきた「コミュニティヘルプ」機能が開始され、被害を受けた方々が助けを求めたり、それに対し支援を申し出ることができるようになっています。

この機能は、順次ヨーロッパやアジア地域でも使えるようになるとのことです。

Twitter

Twitterでは、検索欄で「コロナウイルス」と検索すると、各国の衛生局のTwitterアカウントへのリンクが表示されます。日本では、厚生労働省の公式アカウントへのリンクが表示されています。

Twitterの新型コロナ対策

また、検索上位には報道機関や公的機関のアカウントによるツイートが優先的に表示されるようになっています。

さらにTwitterは、新型コロナウイルス感染症の拡大に繋がりかねないツイートを削除するという、踏み込んだ対策を行なっています。

例えば、ウイルス専門家のガイドラインを否定したり、嘘の予防法や治療法をツイートしたり、専門家を装って偽情報を拡散したりという行為が禁止されます。

YouTube

YouTubeでは、「コロナウイルス」と検索すると、最上位に内閣官房ホームページへのリンクが表示され、検索上位には報道機関や自治体など公的機関のチャンネルの動画が並ぶようになっています。

YouTubeの新型コロナ対策

YouTubeでは2020年2月、新型コロナウイルス感染症に関する動画について、収益化の制限や広告非表示とする対応を取っていましたが、その後4月に規制緩和され、ポリシーを満たした動画は収益化が可能となりました。

とはいえ、「悲惨な映像」や「いたずら動画」「医学的に正しくない動画」などは引き続き制限対象となります。

また、YouTubeは、新型コロナウィルスについての動画に「内閣官房ホームページ」へのリンクを表示しています。

YouTubeの内閣官房ホームページへのリンク

Instagram

InstagramはFacebookの傘下にあり、基本的な対応指針はFacebookにならっている模様です。

「コロナウイルス」と検索すると、日本の場合、厚生労働省のWebサイトへのリンクが表示されます。また、上位にはWHOなど公的機関のアカウントが表示されます。

Instagramの新型コロナ対策

さらに、信頼できる保健機関以外の新型コロナウイルス関連アカウントは「おすすめアカウント」や「発見」に表示されないようになっており、信ぴょう性の低い情報は表示されにくい状態になっています。

Pinterest

Pinterestで「コロナウイルス」と検索すると、上記のような案内が最上位に表示されます。

Pinterestの新型コロナ対策

国際的に認められている保険機関のピンのみを検索結果に表示しています。」とあり、WHOが発信した咳エチケットに関する画像や妊娠中の方向けの案内画像などが表示され、他のユーザーのピンは表示されませんでした。

また、自宅待機中の人々が多くいることを受け、自宅での過ごし方のアイディアを表示する「Today」というタブが追加されています。

Pinterestの新型コロナ対策の表示

このタブには、料理のレシピや子どもとの工作アイディアなど、自宅でできるアクティビティや、手洗い方法や自宅勤務に関するTipsなどが集約されています。

TikTok

TikTokはコロナウイルスの特設ページを作成し「日本」と「全世界」のタブで、新型コロナウイルス感染症の感染者等推移情報を表示しています。

TikTokの新型コロナ対策

日本の情報は厚生労働省、世界の情報はWHOのデータを元にしています。日本のデータは県別に表示することができ、感染者の累計だけではなく、前日比の数値や、退院者数なども切り替えて確認することができます。

また、おすすめ動画として東京都や神奈川県など自治体公式アカウントによる動画を表示したり、感染症に関するQ&Aを表示するなどの取り組みも行なっています。

また、新型コロナウィルスに関連する投稿には「新型コロナウィルス関連情報はこちら」というリンクを表示しています。

新型コロナウィルス関連情報はこちらの表示

note

noteでは、新型コロナウイルス感染症に関するワードを検索した画面や、関連する記事のページに、一律で「新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。」から始まる注意書きの表示を行なっています。

noteの新型コロナ対策

そのほか、オフラインで中止となってしまったイベントのオンライン開催への応援や、文化活動の支援、アーティストやクリエイターの応援、新型コロナウイルス感染症対策本部の有志の会の発信サポートなどにも取り組んでいます。

それぞれのSNSが正しい情報を届けようとしている

どのSNSも、プラットフォームとして秩序を保ち、正しい情報を人々に届けるための工夫を行なっています。

まだまだしばらく落ち着かない日々が続きそうですが、適切にSNSを使い、なるべくストレスの溜まらないような日々を送っていきましょう。