FacebookやTwitter、Instagram、LINE、YouTube、いろいろなソーシャルメディアが登場し、企業がソーシャルメディアマーケティングとして取り組むことも珍しくなくなりました。
では、なぜ企業はソーシャルメディアに企業アカウントを作るのでしょうか?なぜソーシャルメディアに取り組んでいるのでしょうか?
ソーシャルメディアを使う一般的な目的
一般的には「企業のブランディング」「商品のブランディング」「広報活動」「広告出稿」といった理由でソーシャルメディア活用に取り組んでいる企業が多いようです。
そして、その結果として「問い合わせ増」「売上増」「顧客増」「評判や満足度の向上」などの効果を得ている企業が増えてきているようです。
参考調査:第7回 企業におけるソーシャルメディア活用に関する調査 – NTTコム リサーチ 調査結果
多くの消費者(お客様)と関係性を構築しやすい
営業担当の方は、日々、取引先へ足を運び、コミュニケーションをとって関係性をつくっていく、信頼関係をつくっていくということをされていると思います。
特にBtoCの場合、商品の売り手が全てのお客様と顔を合わせてコミュニケーションをとって信頼関係を作るのはなかなか難しいですよね。
ですが、これだけスマホが普及して、インターネット、ウェブが日々の生活に入り込んでいる現代において、インターネットやウェブを使えば、お客様1人1人とコミュニケーションを取ることができるようになりました。
そしてインターネットでどうやってコミュニケーションをとるのか。そこで使うのがソーシャルメディアなのです。
ソーシャルメディアで自社の公式アカウントを作り、お客様(消費者)がいるところへ出かけていく。そして「投稿」や「コメント」をして会話をすることで、関係性を作っていくことができるわけです。
人と人のつながりに乗って情報が拡散していく
1,000人のファン(お客様)を通して100,000人の人へ情報が届くのが、ソーシャルメディアです。
例えばFacebookであなたの投稿に対してお客様やファンの人が「いいね」を押してくれたり、「シェア」をしてくれたり、「コメント」してくれると、そのアクションをとってくれたお客様やファンの友達のタイムラインにあなたの投稿が表示されます。(毎回必ずではありません)
そうなると、商品やサービス、企業を知らなかった人が、あなたのお客様経由であなたの会社を知る機会になります。
さらに、投稿がその人に気に入られれば、あなたの会社の商品を購入してくれるかもしれません。
他にも様々なシチュエーションがありますが、ソーシャルメディアでは人と人とのつながりによって、あなたの会社や商品の情報が拡がり「出会い」のキッカケが広がっていきます。
シェアが購買のキッカケを生む
「口コミ」は、ソーシャルメディアやウェブが登場する前から、商品購入に強い影響を与えてきました。
友達や家族から「この商品を買った」「これ良いよ」など、レビューや評判を聞いた商品と全く知らない商品とでは、商品に対する印象が全く違いますよね。
身近な人が「良い」と言っている商品であれば、購入への抵抗も少ないでしょう。
こういった口コミは今もインターネットを介さずともありますが、ソーシャルメディアという「人と人がつながりコミュニケーションをとるためのプラットフォーム」でも当然あります。
それが「シェア(共有)」です。自分が買った商品の感想をソーシャルメディアに投稿して共有する。自分が行って良かった飲食店の写真をソーシャルメディアに投稿して共有する。
シェアされた投稿を見るというのは、友人から「評判を聞く」ことと同じです。その投稿をキッカケに商品を知り、購入に至ることは自然な流れですよね。
消費者の声が聴きやすい
ソーシャルメディアが登場する前は、メーカーと消費者が直接会話ができる場はほとんどありませんでした。
ですが、今は違います。ソーシャルメディアを通じて、企業と消費者の距離が縮まり、コミュニケーションを取ることも容易になりました。
商品の感想も、その商品に関する投稿に対してのコメントやメッセージなどで消費者から直接もらうこともあります。
また企業によっては商品開発の段階からソーシャルメディアで消費者の声を集めて、一緒に商品を開発することも行っています。
積極的に活用することで魅力は無限大に
以上のように企業がソーシャルメディア活用に取り組むことには多くのメリットがあります。
またソーシャルメディアの使い方に決まった使い方はありません。各企業が自社の商品や事業に合わせて使うことが出来ます。
もちろんメリットばかりではありませんが、ソーシャルメディアというツールを企業が使わないのはもったいないと言えるでしょう。