軸があるオウンドメディア。家でいうならば「柱」です。頑丈な柱があることで、地震があっても崩れない、安定した家になります。
軸があれば、オウンドメディア運営でも、WEBコンテンツを作るときでも、SNSでコミュニケーションをとるときにも、ブレることもズレることもなくなります。
自社の居る場所を確認する
悲しいかな。何かを認識し評価するためには、私たちは他との比較して「基準」を仕入れなければ「判断」することができません。
自分だけのオリジナルのドレッシングを作るとしましょう。そのときに、ベースとなるドレッシングを味見して、もっと甘く、もっと辛くなどと調整をしてオリジナルを作り上げていくでしょう。
自分たちにとって、最適なオウンドメディアとはどんなものなのかを判断し、オウンドメディアを作り上げていくためには「他との比較」をして「ベース(基準)」を仕入れる必要があります。
他からベースを仕入れなくても、オウンドメディアを作ることはできますが、企業には競合が居て、日々戦っているでしょう。敵を知ることは、オウンドメディアで勝利するためにも非常に重要です。
オウンドメディア運営のすべての場面で使う「評価基準」
他者の状況を仕入れただけでは、自社に合ったオウンドメディアは作れません。仮に他者のオウンドメディアをパクっても、それは御社のオウンドメディアには成り得ません。
表面的に真似をしても、成功することはないでしょう。なぜなら、そこには「背景」が抜けているからです。
御社が運営しているからこそのオウンドメディアを作ることが、他者との差別化にもつながります。そして、御社ならではのオウンドメディアを作るには、御社のオリジナルの「基準」を作るしかありません。
他者と比較して判断するのは最初の1歩を踏み出すときだけです。それ以降は自分たちの基準を元に評価し判断をしていくことで、他にはない御社だけのオウンドメディアを作り上げていくことができます。
相手は誰かをハッキリさせる
オウンドメディアは自己完結するものではありません。WEBコンテンツを受け取る相手がいなければ成り立ちません。
そのため、相手が誰であるかを抜きにオウンドメディアを作っていくことはできません。相手が誰なのか、その答え自体が「基準」の1つになるわけです。
誰になんと言われても揺るがない価値観
オウンドメディアの柱とは「価値観」でもあります。価値観は各会社ごとに違っていて良いのです。
もし外部の人から「ダサイ」「わかりづらい」など、ネガティブなことを言われたときに「揺るがない」ことが柱(価値観)の条件です。他者の声を聞くなということではありません。でも「これがうちのオウンドメディアなんだ!」と自信を持って揺るがないことは、オウンドメディアづくりにおいて、とても大事です。
一般論に従うことが、大事なのではありません。オウンドメディアを運営し、自社の利益に貢献することが大事なのです。
価値観(かちかん)とは、何が大事で何が大事でないかという判断、ものごとの優先順位づけ、ものごとの重み付けの体系のこと。/引用元:価値観 – Wikipedia
物事を評価する際に基準とする、何にどういう価値を認めるかという判断。/引用元:かちかん【価値観】の意味 – 国語辞書 – goo辞書