はじめてのWordPress入門講座【基礎知識・基本的な使い方・トラブル対応】

中小零細企業の企業ブログの記事を外部に書かせるぐらいなら企業ブログを辞めた方がいいと思う。

中小零細企業の企業ブログのブログ記事を外部に書かせるぐらいなら企業ブログを辞めた方がいいと思う。

企業ブログを開設して、WEBでの集客やブランディングを強化したいと思う中小零細企業の方に一言申し上げたい。企業ブログで公開する記事を外部に丸投げするぐらいなら企業ブログを運営しないほうがいいのではありませんか。

人出も限られているし、うまく記事も書けないし、外部のプロにお願いしたいという気持ちもよくわかります。でもちょっと待って下さい。本当に御社の記事を外部に丸投げしていいのですか?

企業ブログの記事は社内の人間が作るべき

例えば週に3記事を公開するとしましょう。毎回、外部のプロのライターさん(1記事書いてもらうのに5000円〜1万円)に依頼できる予算がありますか?

企業ブログの記事は、ネットで探した情報を流用していたのでは役立たずです。他にも書かれている内容なら、御社の視点や切り口など「御社らしい記事」でなければ意味がありません。

御社の商品・サービスに精通していて、なおかつ業界や分野にも精通しているライターさんがいて、月に12記事を発注できる予算があるのなら、企業ブログの記事を外部のライターさんに書いてもらってもギリギリ成果を出せるかもしれません。

ですが、中小零細企業でこのやり方をして成果を出すには「コンテンツマーケティング」や「インバウンドマーケティング」「ダイレクトマーケティング」の知識と経験がある編集者がいなければ実現は難しいのではないかなというのが自分の考えです。

メディア事業者ではない中小零細企業において、ただアクセス数の多いブログを運営していても意味がありません。利益に繋がる企業ブログでなければ、趣味のブログではありませんか?

自社のプレゼンテーションを外部の人間にやらせるのですか?

企業ブログの目的は何でしょうか?ブランド認知?新規顧客の獲得?信頼獲得?なんにしても御社にとって大事なプレゼンテーションの場を外部の誰かに任せてしまっていいのでしょうか?

御社を売り込むプレゼンテーションを自社の人間以外に任せるなんてことはないでしょう。

もっというならば、結婚を申し込む時に外の誰かに代行させたりしますか?好きな人と付き合って、結婚をする。それらの過程を全て外部の誰かに委託することがあるでしょうか。仮に外部(第3者)に委託したとして、それはうまくいくのでしょうか?

あなた以上に御社の商品・サービスに想いを持っている人たちがいますか?

どんな会社であっても、自分たちの商品・サービスへの想い(情熱や愛情)を一番持っているのは自社の人ではありませんか?

そして業界や分野に関して、なにかしらの想いを持っているからこそ、ビジネスを展開しているのではないでしょうか?

御社の人間以外に誰が、御社が持つ情熱や想いを語れるでしょうか。

10回に1回ぐらいならプロのライターさんに依頼してもいいとは思う

100%、インハウス(社内で)でWEBコンテンツを作らなければいけないとは思いません。

ときには外部のプロ(本物)のライターさんにWEBコンテンツの作成を依頼しても良いと思います。でも100%外部では中小零細企業、特に零細企業では実在の社員や社長と企業ブログの記事とで雰囲気が違ったり、キャラクターが違って、読んでいる方が違和感を感じることもあります。

そして、その違和感は小さくとも大きな影響を与えます。この小さな違和感を感じた人は御社を信頼したり、好意を持つことは、ほとんどないと思います。

想像してみてください。読んだ記事が不器用なりにも下手なりにも想いが伝わってくる書いている人の顔が見えてくる記事だった場合と、どこか機械的で当り障りのない無難な個性や想いを感じない記事だった場合と、あなたならどちらの記事を評価するでしょうか。

企業ブログを運営するなら記事は社内で作り上げよう

誰でも最初からうまくWEBコンテンツを作れるわけではありません。最初は誰でも下手だしダメダメです。

もし御社が企業ブログを本気のメディアとして日経新聞やハフィントンポストのようなメディア事業を目指すのなら話は違いますが、中小零細企業で自社のブランド認知や集客のために企業ブログを運営するのならば、社内の人間でWEBコンテンツを作りましょう。

想いや御社の色(独自の切り口や視点)があればライティングが下手でもいいのです。文章を書くのは技術です。鍛えればいくらでも上達するでしょう。

でも自社の商品・サービスへの愛情や業界や情熱、そしてお客様に対する想いは技術ではありません。外部の第3者が鍛えてなんとかなるものではありません。もしなんとかなるのなら、その情熱や想いは大したものではないのでしょう。

飲みに行って、自社の商品やサービス、業界について熱く語ってしまう人たちこそが、御社の企業ブログの記事を書くべき人なのです。それを忘れないで下さい。