バズる。ソーシャルメディア上で爆発的に拡散することでWEBサイトへのアクセスが急激に増えることから「バズらせたい」と考える方も多いでしょう。
また「バズる」を経験すると、それまでアクセス数が少なかった人にとって「中毒」のようになることから「麻薬」的だと表現されることもあります。
自分は「バズる」ことをメインとすると「目的」から足を踏み外しやすいので、日々バズらせることを意識していません。ですが、バズることが悪というわけではありません。バズることはWEBサイトが力をつける大きな起爆剤になります。
バズるし継続的なアクセスがある記事を作ろう
バズるとアクセスの継続を別物として水と油のように考えている方もいるかもしれません。ですがバズると継続的なアクセスは両立するはずです。バズっても一発屋のごとくアクセスがすぐになくなるのは「検索による流入」が意識して作られていないからかもしれません。
WEBマスターの手帳の場合は「継続的なアクセス」による流入が多くを占めていますが、Gunosy砲を受けたり、インフルエンサーの方にシェアされたり、Twitterで軽めのバズったりと「バズ」の恩恵も受けています。
今回は、WEBマスターの手帳的な「バズるしアクセスも継続する記事の作り方」の作り方をまとめてみます。1記事にするにはボリュームが多いのでシリーズでお届けします。全5回で完結する予定です。再現性100%とはいきませんが、御社の記事作りのお役に立てたらうれしいです。
ここでしか出会えない記事を書く
バズメディアの「コピぺ問題」は後を絶えません。他人の記事を丸パクリして自分のコンテンツのように掲載する。完全にバズ中毒に陥っていますね。裏を返せば「自力で良質なコンテンツを作ることができない」わけです。
御社の企業ブログでコピぺ記事を掲載すれば、ブランドに傷がつきます。企業としての信用も失うでしょう。
大事なことは、御社の企業ブログでしか出会うことができない(読むことができない)内容の記事を書くことです。
あなたにしか書けない「オリジナル記事」を作る
「一般論」や「正論」はオリジナルではありません。なぜなら、誰でも書けるからです。WEBで検索したらすぐにわかるようなことを語尾を変えたり、言葉を変えたところでオリジナルにはなりません。
「開封動画」はわかりやすい例です。商品が届いて中に何が入っているかなんてパンフレットやカタログを見ればわかります。福袋のような何が入っているかわからないものなら、情報として価値があります。
あなただから書けること(知っていることや論点、切り口など)を書きましょう。仮に一般論であったとしても、一般論に対しての「あなた(御社)フィルター」を通して書けば、それはあなただけの記事です。他の人には絶対に書けません。
記事をあなた(御社)の色で染める
個人で書いている記事ならまだしも、企業ブログでは「攻める」ことに消極的になりがちです。当たり障りのない記事を作ってしまいます。
でも「当たり障りがない」とは指紋がない指と同じです。指紋という凹凸があることで物を掴めるわけです。指紋がなければ引っかかることもなく滑り落ちるだけでしょう。
当たり障りのない記事など必要ありませんし、誰も求めていません。
企業ブログの指紋とは「個性」です。あなた(御社)の色をどんどん出しましょう。一般論と違っていたって良いんです。それがあなた(御社)が正しいと思うことなら堂々と書きましょう。
「個性」を作る要素は「切り口」「ネタ選び」「言い回し」「構成の型」など色々な方法で出すことができるはずです。
一次情報を元に記事を作る
プロのライターさんや編集者さんが口をそろえて言うのは「一次情報であること」です。彼らの場合は「実際に取材して調べる」ということが主です。
ですが、一次情報はそれだけではありません。あなた(御社)の経験や経験に基づく知見、行動、思考も一次情報です。
一次情報とは、新しい、オリジナルな研究成果や知見などの記録のことで、原著論文・学会抄録・学位論文・図書・各種研究報告書・特許などがあります。
二次情報とは、一次情報の所在などを一定の規則に従って並べて検索できるように加工したもので、一次情報にアクセスするための資料といえます。データベース・索引誌・抄録誌・文献目録・所蔵目録などがあります。/引用元:■図書館>文献の探し方
どんな会社にもどんな人にも「経験」という一次情報が蓄積されているはずです。それを元にコンテンツを作っていきましょう。
Vol.1のまとめ
御社の企業ブログでしか読めない、あなた(御社)だから書ける記事をあなた(御社)の色に染め上げて投稿しましょう!
企業ブログでバズってアクセスも継続する記事の作り方シリーズ
- Vol.1 あなただから書ける記事を書け!
- Vol.2 シェアする心理を理解しろ!
- Vol.3 良質なコンテンツを作れ!
- Vol.4 ブログ記事のタイトルには命をかけろ!
- Vol.5 ブログ記事の構成にこだわれ!