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開業したてのフリーランスが確定申告(青色)のために毎月&年間でやるべきこと【寄稿記事】

開業したてのフリーランスが確定申告(青色)のために毎月やるべきこと&年間を通してやっておくべきこと【寄稿記事】

開業して、各種届出書も提出したフリーランスのみなさん。会計ソフトは何にしようか、どれが簡単に操作できるのか浮足立っているみなさん。落ち着いてください。会計ソフトも重要ですが、入力する前の前提準備をまずは押さえましょう

入力資料を集める

資料がなければ、いくら会計ソフトがあったて何もできません。まずは、資料を日々、整理してください。

今回は、フリーランスの方が確定申告に向けて何を日々すべきかについてまとめます。

1.事業用の通帳を作ろう。

ぜひ開業したと同時に事業用の通帳を新たに作ってください。というのも、事業で使ったお金は経費となりますが、プライベートで使ったお金は経費とはなりません。銀行口座が一つで、事業で使ったお金もプライベートで使ったお金も混ざっていると、それだけで「これは事業用・・・これはプライベートで使ったお金・・・」と判断しなければならなくなります。

そんな手間を省くためにも、事業用とプライベート用の通帳を予め分けておけば、無駄な時間を減らすことができます。開業したら一分でも多く、本業に割くべきです。無駄な時間は少しでも減らすよう、事業用の通帳を一つ作りましょう。

 

2.領収書は一枚の封筒にまとめよう。

確定申告の時期にあわてて一年分の領収書・レシートを集めるほど無駄な時間はありません。まず、開業したら一か月ごとに1枚の封筒を用意してください。

1月に開業したのなら12月までの12個の封筒を準備します。それぞれの封筒に「平成27年1月分」「平成27年2月分」・・・と記載しておきます。あとは、レシートが財布に増えるたびにその封筒に入れるだけです。これを毎日、寝る前の日課にしてください。

ちなみに封筒に入れるのは、事業で使った経費の領収書・レシートだけですよ。プライベートで使った領収書は経費になりませんので、封筒に入れてはいけません。

 

3.売上の入金管理をしよう。

事業にもよりますが、請求書を発行するのか否かで管理の仕方は変わってきます。今回は請求書を発行する方についてお話しいたします。

毎月、請求書を発行する方は、「売上請求書ファイル」を作りましょう。紙ファイルでもバインダーでもなんでもいいです。好きなファイルを用意してください。

発行したらその請求書をファイルに綴じていきましょう。取引先が少なければ、一つのファイルで十分だと思います。月ごとに綴じていってください。

そして、入金がされたらその請求書に入金日付を書きましょう。そうすれば、回収漏れが簡単に確認できます。

4.支払請求書ファイルを作ろう。

支払期限を忘れないように、未払ボックスを作っておくといいかもしれません。そして、支払が無事に完了したら、「支払請求書ファイル」を作り、支払った請求書を月ごとに綴じていきましょう。

開業して間もないのに、支払期限を遅れるとはけしからんことなので、絶対に支払期限は忘れないようにしましょうね。

5.クレジットカード明細ファイルを作ろう。

クレジットカードで事業用の支払をする場合もあると思います。もちろんそれも経費となります。その場合は、「クレジットカード明細ファイル」を作って明細書を保管しておきましょう。

カード払いをする際、レシートももらうと思います。そのレシートは明細書にホチキスどめしておきましょう。

上記2.の領収書封筒に入れないように気を付けます。最近、カードによってはインターネット上で明細を確認するケースもあります。その場合、直近3か月分しかみることができないなんてこともあります。ですので、まめにカード明細書をダウンロードするクセをつけましょう。確定申告期限ぎりぎりに一年分を明細がほしいといっても、郵送で取り寄せだと間に合わない可能性もあります。

もちろんプライベート用の支払は経費になりませんよ。

まとめ

  1. 事業用の通帳を作る。
  2. 月ごとのレシートを入れる封筒を作る。
  3. 売上請求書のファイルを作る。
  4. 支払請求書のファイルを作る。
  5. カード明細書ファイルを作る。

在庫がある方や現金売上がある方はまた追加でまとめるものもありますが、まず開業された方は今回お伝えしたことをまとめるクセをつけてみてください。

大体最初1.2ヶ月は誰でもやりますが、大抵続きません。

こんなことが続けられないのであれば、本業だって大して続けられないと思いますので、これは忍耐力をつける作業だとおもって、というか大して大変な作業でもないので、必ず最低限これだけは続けてください

これをやらないといくら素敵な会計ソフトを購入したって、何もできませんよ。